認知症で誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の父 担当医が「あと1年」
先月22日に、父が誤嚥性肺炎で入院してから2週間が経過した。
尿が出なくなり、カテーテルを使用し始めたのは30日のこと。
その後、ブラザーが病院に呼び出され、父の病状などについて説明を受けた。
今回は、アルツハイマー型認知症の父の病状や、今後の見通しについて記録する。
誤嚥性肺炎は回復するも厳しい今後の見通し
結論から言うと、父の誤嚥性肺炎は治った。
今の病院はとても信頼できるところだが、方針として疾患が治癒した場合、歩けなかろうが寝たきりであろうが、退院しなくてはならないのだ。
母の時は寝たきりで、退院→介護施設と移った。
父はリハビリが必要なので、退院→転院となる見込みである。
転院先の病院も決まっていて、現在、病院同士で調整を図っている段階だ。
父が歩けるようになれば、帰宅し、カテーテル交換のために通院することになる。
問題は、歩けるまでに回復できなかった場合。
在宅介護はどう足掻いても無理なので、介護施設に入所してもらうことになるだろう。
介護施設は前もっての予約が必要で、空きがない場合も踏まえ、複数の施設に予約をしておくのが通例だ。
ブラザーは昨日、2つの施設を訪れ、父の現状を伝えて予約をしてきた。
今日も1ヵ所、行く予定である。
スポンサーリンク
また、担当医に告げられたことがあり、私に教えてくれた。
認知症が進んでいる患者が誤嚥性肺炎になった場合、何度も繰り返して亡くなるケースが多く、父の場合は「あと1年」と言われたとのこと。
いきなりの余命宣告であるが、患者家族の心の準備と、今後の介護の在り方について、余裕を持って考えてもらうための宣告だったと推察する。
私もすぐにネットで調べてみたが、担当医の発言は正しかった。
今回、誤嚥性肺炎を起こす前の父は、自力で歩行できたのでずっと介護度3だった。
でも、父にはもう私が誰かはわからないし、思い出すこともない。
トイレの使い方も忘れ、毎回ブラザーが付き添って行って教えている。
介護度3ではあるものの、認知症は「進んだ状態」であることも事実だ。
あとは、父のためにどうするのが最善なのかを考えなくてはならない。
その上で、私はブラザーを支えていきたい。
スポンサーリンク
あとがき
支えると言っても私にできることは限られている。
ブラザーの話をちゃんと聞き、迷っていることがあったら決断への道しるべを示す。
1番は、今以上の迷惑をかけないこと。
彼の仕事を増やさないことである。
もっと身体の自由がきいたらと思うが、嘆いたところで現状は変わらない。
リアリストらしく、常に冷静に合理的思考でありたいものだ。
それではまた。
ポチっとお願いします!
応援ありがとうございます!