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山姥の戯言日記

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鎌倉殿の13人 第26回 揺れる鎌倉 割れる北条 次の鎌倉殿は?

 

「悲しむ前に」感想 頼朝死す 大きく揺れ動く北条家の人々

 

鎌倉殿の13人 感想

 

今回の主なキャスト

 

北条義時小四郎) 小栗旬さん

 

北条頼時(太郎) 坂口健太郎さん

 

北条時連(五郎) 瀬戸康史さん

 

比奈 堀田真由さん

 

源頼朝 大泉洋さん

政子 小池栄子さん

源頼家 金子大地さん

北条時政 坂東彌十郎さん

りく 宮沢りえさん

実衣 宮澤エマさん

阿野全成 新納慎也さん

三浦義澄 佐藤B作さん

三浦義村(平六) 山本耕史さん

和田義盛 横田栄司さん

畠山重忠 中川大志さん

安達盛長 野添義弘さん

 

梶原景時 中村獅童さん

大江広元 栗原英雄さん

三善康信 小林隆さん

比企能員 佐藤二朗さん

 堀内敬子さん

千葉常胤 岡本信人さん

土肥実平 阿南健治さん

仁田忠常 高岸宏行さん

八田知家 市原隼人さん

 

公式サイト: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

公式Twitter: 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) | Twitter

公式Instagram: https://www.instagram.com/nhk_kamakuradono13/

 

鎌倉が割れるというより、そのトップに君臨する北条氏が真っ二つに割れた感のある今回。

 

「力を持つ」ということは、こうも人を変え、仲の良かった家族さえ分断してしまうものかと、せつなくもあり、悲しくもあり。

 

でも止まっているわけにはいかない。

ぶつかって弾かれようと、生きている者たちは前に進まなくてはならないのだ。

 

どうにもやるせない気持ちになった今回、詳しい感想は本文で。

 

 

 

 

頼朝の余命数日 動き出す義時と北条家の野望

 

医者の見立てによれば、頼朝は「もって あと数日」。

 

北条義時は、それまでに新たな体制を作ろうと動き出す。

内密に梶原景時畠山重忠の2人、そして比企能員と会っていた。

 

その頃、北条家では、りくが時政を焚きつけていた。

実衣の婿で、頼朝のたったひとりの兄弟となった阿野全成を、次の鎌倉殿に据えようというのだ。

早速、夫婦に会い、その気にさせる時政とりく。

 

頼朝の嫡男 頼家を鎌倉殿にするには、まず朝廷に願い出なければならない。

喪中は認められないとのことで、義時は頼朝の命がある間に、滑り込みで願い出る方針を固める。

 

三浦義村には、頼家の妻になる予定のつつじのことを話す。

もし男児が生まれたら、乳母は三浦から出してもらうことにした。

争い合う北条と比企の間に入ってもらうために。

 

次の鎌倉殿に全成をと時政に頼まれた義時だが、首を縦には振らなかった。

 

頼朝を見守りながら、全成では駄目なのかと比奈は問う。

 

「全成殿が上に立てば それこそ鎌倉は二つに割れる」

 

「北条と比企は競い合ってばかり」

 

「この先 おまえが板挟みにならないようにせねばな」

 

頼り甲斐のある夫から気遣いの言葉を貰い、比奈はわざわざ義時の傍まで行った。

 

「ご心配なく。私は北条の女子ですから」

 

義時が思わず微笑む。

非常時にあり、比奈は義時を和ませてくれる妻のようである。

 

小さな観音様と姉妹の間のヒビ

 

頼家が帰ってきた。

内密にしてきたが、噂は広がっていると義時から聞き、頼家は自分が跡取りと決まっているので公にせよと言い放つ。

発表の場に漕ぎつけたものの、内容が丁寧過ぎて、御家人たちは口々に騒ぎ出す始末であった。

 

いよいよ死が近づいた時、極楽浄土に行けるようにと、出家するのが名のある都人の習いなのだとか。

臨終出家というらしい。

 

「やらねばならぬのですか…」

 

力なくそう言いつつも、大江広元三善康信に頷き返し、そっとため息をつく義時だった。

 

臨終出家は内内の者たちだけで執り行われた。

 

頼朝の髷を落とした三好が、あるものを発見する。

それは髷に隠されていた小さな観音像。

比企尼に捨てたと言っていた観音像である。

 

頼朝はいつから髷に隠していたのだろうか。

もはや知る術もない。

 

政子は妹の実衣から、全成が鎌倉殿を継ぐ覚悟を決めたと告げられる。

そうなったら、自分は御台所として支えていくつもりだと言う実衣に、政子は厳しく鋭い言葉を投げつける。

 

「あなたに御台所が務まるものですか!」

 

ショックを通り越して、呆然と政子を見送る実衣。

この出来事は、姉妹の間に大きな亀裂を生じさせることとなる。

 

頼朝逝去 揺れる鎌倉 宿命の波に飲み込まれる政子

 

頼朝が死んだ。

政子だけに、思い出の中で見守られるようにして。

 

火葬、納骨と滞りなく進められ、話はいよいよ次の鎌倉殿は誰かということに。

 

比企能員は頼家を推し、北条時政は頼家はまだ若いとして全成を推す。

ひとまず全成に鎌倉殿を任せ、頼家が十分に成長したところで鎌倉殿を譲るという大江の折衷案は、どちらにも受け入れられなかった。

 

なおも激しく言い争う時政と比企の間に、義時が敢然と割って入った。

 

「我らの誰にも決めることはできませぬ! あとは 御台所のお裁きに委ねるしかない」

 

言い争いは静まった。

 

こうして、次の鎌倉殿を決めることになった政子。

頼朝に「政に口を出すな」ときつく言われていた彼女には、自分がそんな大きな決断を迫られるなど、思ってもみなかったことだろう。

 

義時は淡々と政子を諭す。

 

「これからは 姉上のご沙汰で事が動くことも 多々ございましょう。そういうお立場になられたのです。好むと好まざるとにかかわらず。悲しむのは 先に取っておきましょう」

 

政子は動揺していた。

 

好むと好まざるとにかかわらず……今、悲しみに浸っていることも許されない。

政子もまた、宿命という大きな波に飲み込まれていくのであった。

 

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二代鎌倉殿と北条家を二分する亀裂

 

政子は、自信なさげな我が子 頼家を説得していた。

 

「あなたは まだ若い。けれど 私と小四郎は あなたの才を信じます。鎌倉を混乱から守れるのは あなただけ。新しい鎌倉殿になるのです」 

 

頼家はようやく母の願いを承諾した。

 

だが、頼家の後ろには梶原景時がいた。

「一度は断ってみせる」との指南を、梶原は頼家に授けていたのである。

 

かくして、二代鎌倉殿は頼家に決定した。

 

広間に集まった御家人たちを前に、頼家は堂々たる意気込みを述べた。

 

比企は喜んだが、気が収まらないのは北条家の人々である。

時政とりくは、義時と政子に直接、怒りをぶつけていた。

 

義時は苦しそうに声を絞り出す。

 

「北条を思う気持ちは 私とて同じ。しかし 父上は 北条あっての鎌倉とお考えですか。私は逆。鎌倉あっての北条。鎌倉が栄えてこそ 北条も栄えるのです」

 

残念ながら、義時の思いは時政には通じなかった。

 

りくも時政も去り、政子は全成の前まで行って懇願した。

 

「頼家を助けてやってください。鎌倉のために」

 

「はい」

 

「だまされちゃ駄目よ」

 

実衣の突然の言葉に驚く義時と政子。

 

「実衣…」

 

「結局 姉上は 私が御台所になるのがお嫌だったのでしょう?」

 

「何を言っているの」

 

「そうに決まってる。私が自分に取って代わるのが許せなかったの。悲しい。そんな人ではなかったのに。力を持つと人は変わってしまうのね」

 

実衣の被害妄想も多少はあるが、政子にも非はある。

 

これで姉妹の決裂も決定的となってしまった。

 

実衣も戸惑う全成を連れ、政子と義時の前を去っていく。

 

北条家が二つに割れた日であった。

 

政子の覚悟と願い 鎌倉を見捨てないで

 

義時は、頼朝の火葬場跡にひとり佇み、涙に暮れていた。

 

そこへ愛息 頼時が現れる。

頼時は、和田義盛が頼朝は馬に振り落とされたと噂しているのを聞いていた。

武家の棟梁として情けないとまで言われていた頼朝。

 

それで気になって調べていたのであろう。

頼朝の衣の肩の辺りが汚れており、つまり馬から落ちた時、手をついていないということがわかった。

そこから考えると、頼朝は先に気を失い、馬から落ちたと思われると父に報告を。

 

「よくぞ見抜いた」と息子を褒めつつも、義時の表情から憂いが消えることはなかった。

 

時を移し、義時は政子のもとを訪れていた。

 

いきなり鎌倉を去ると言い出す義時に、政子は慌てる。

 

頼朝に身をささげてきたが、頼朝がいなくなった今、もう鎌倉にいる意味はないと告げる義時。

 

「頼朝様に 憂いなく旅立っていただくことが 私の最後の仕事と思っておりました」

  

政所は文官の者たち、侍所は梶原や和田に任せる、義村もいる、それぞれが私欲に走らず、頼家を支えればこの先も安泰……と続ける。

北条もしかりだと。

 

「五郎(時連)もいれば 息子 太郎(頼時)もいる。皆で 父上を支えていくのです。そして 鎌倉の中心には 姉上が。誰とでも隔てなく接することのできる 姉上がいる」

 

自分は伊豆へ帰り、米の勘定でもすると言う義時。

 

「姉上。これからの鎌倉に 私は要らぬ男です」

 

そんな勝手なことを言われて、政子が納得するはずもなかった。

 

「あなた 卑怯よ! 私に全て押しつけて 自分だけ逃げるなんて。あなたに言われて腹をくくったんですから 少しは責任を持ちなさい!」

 

政子にすれば当然至極の言いようである。

頼朝を支えてきたように、これからは自分を支えてくれと懇願する。

 

そして義時の手に、小さな観音様を握らせた。

 

「姉上…」

 

「鎌倉を見捨てないで。頼朝様を 頼家を」

 

見つめ合う姉と弟のシーンで「つづく」。

 

次回予告

 

次回は 第27回「鎌倉殿と十三人」

※10日は放送休止、次回放送は17日

 

頼家「父を超える」

義時「13名でございます」

義時「鎌倉殿の 新しい鎌倉を 皆で築いてまいりましょう」

頼時「鎌倉殿は 何をどうすればいいか わからないんだと思います」

政子「ただ一つ お願いがあるのですが」

比企「珍しく 意見が合ったな」

りく「フフフ 面白くなってきました」

後鳥羽上皇「繋がった」

 

間違っていたらごめんなさい。

 

頼家、調子こいてない? 大丈夫?

おお、やっと「13人」が来る~。

でも多過ぎて1回では覚えられなさそう。

政子の言い方がいい感じで落ち着いている。

頼時、頼家を頼んだぞ!

比企が珍しく意見が合ったのなら、相手は時政か。

りくはもうちょっと大人しくしていてほしいのだが。

後鳥羽上皇の年齢がわけわからなくなったよ…。

 

このターニングポイントで1週空くなんて待ちきれない!

でも大人しく待っていよう。

 

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あとがき

 

義時と政子に喰ってかかる時政は悲しかった。

ちょっと前までは、頼朝がああなって「政子が可哀そうだ」と嘆いていたのに。

りくの存在であそこまで変わってしまうとは。

 

実衣は実衣でどうしちゃったんだという感じ。

政子に何かきつく言われても、前はあんな被害妄想とは無縁だった。

欲が絡んで目が曇っているのだろうか。

実の姉妹ってその辺が複雑そうなイメージ。

 

しかし義時の「伊豆に帰ります」宣言には驚いた。

あそこで姉上を放っちゃいかんだろう。

 

まあ、予告で活躍していたからいいけども。

 

頼家、時連、頼時パートが何か楽しそうだった。

 

掴みどころのない源頼朝を演じられた大泉洋さん、大変お疲れ様でした。

今までにないコミカルな部分もあり、とても楽しかったです。

ありがとうございました。

 

17日が待ち遠しい限り。

 

それではまた。

 

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