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山姥の戯言日記

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鎌倉殿の13人 第30回 比企能員の陰謀 阿野全成華々しく散る

 

「全成の確率」感想 頼朝の最後の兄弟 阿野全成の最期

 

鎌倉殿の13人 感想

 

今回の主なキャスト

 

北条義時小四郎) 小栗旬さん

 

政子 小池栄子さん

 

北条泰時(太郎) 坂口健太郎さん

 

北条時連(五郎) 瀬戸康史さん

 

比奈 堀田真由さん

 

源頼家 金子大地さん

北条時政 坂東彌十郎さん

りく 宮沢りえさん

実衣 宮澤エマさん

阿野全成 新納慎也さん

三浦義村(平六) 山本耕史さん

和田義盛 横田栄司さん

畠山重忠 中川大志さん

善児 梶原善さん

 

大江広元 栗原英雄さん

三善康信 小林隆さん

比企能員 佐藤二朗さん

仁田忠常 高岸宏行さん

八田知家 市原隼人さん

平知康 矢柴俊博さん

 

公式サイト: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

公式Twitter: 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) | Twitter

公式Instagram: https://www.instagram.com/nhk_kamakuradono13/

 

 

何とも、大きく心を揺さぶられる回となった。

 

オープニングは北条時連と平知康の場面。

 

偶然、平知康は床下に置かれた人形を見つける。

阿野全成が回収し損ねた人形のひとつだ。

 

いよいよ頼家への呪詛が明るみに出、全成は窮地に追いやられることになる。

 

詳しい感想は本文で。

 

 

流星群の夜

流星群の夜

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呪詛発覚! 阿野全成 絶体絶命の危機

 

頼家が病に倒れ、御所の床下からは呪詛の人形が発見され、比企能員は真っ先に全成を疑う。

全成の邸の捜索では、同じ形の人形が見つかった。

 

全成は罪を認めなかったが、北条の関与を疑う比企に、乱暴な取り調べを受けていた。

 

北条義時は妹の実衣の身を案じ、政子に身柄を預ける。

 

政子と実衣、まだわだかまりの残る微妙な関係だった。

でもそこは血の繋がった者同士。

 

「大丈夫。あなたは私が守ります」

 

政子の心強い言葉に涙があふれる実衣。

2人らしい会話が続き、笑顔も見せ、もう以前の姉妹に戻っていた。

 

一方で義時は、三浦義村和田義盛に、全成の嘆願の署名を集めるよう相談を持ちかける。

 

そして後日、義時と政子は全成に罪がない旨を、病の癒えた頼家に訴えていた。

大江広元が、全成の許しを乞う御家人たちの申し状を差し出す。

 

ところが比企能員は、全成の罪は明白、そそのかした妻の実衣も罰するべきと発言し、妹は関わりないという政子とぶつかる。

 

義時は政子に代わり、北条だの比企だのと争っているうちは先に進まぬと諭す。

それに対し、鎌倉は比企が守る、それで十分と言い放つ能員。

 

義時の反論は続く。

ひとりの御家人に力が集まることがないよう、頼朝は終生、苦慮した。

誰かが飛び抜けた力を持つと、必ず政が乱れるからだと。

 

頼家は苛立ち、半ば諦めたように沙汰を申し渡した。

 

叔母の実衣は母の政子に免じて許され、全成は流罪に。

 

死罪でなかったことに、ひとまずホッとする。

 

しかし、頼家も義時も、古井戸で全成が頼家を助けたことを忘れたのだろうか。

殺す気があるのなら、全成はあの場に出て行かなかったはずだ。

 

なんともモヤモヤの残る沙汰の場面であった。

 

束の間の再会 夫婦 今生の別れ

 

実衣が全成との面会を許された。

 

涙し、牢の中で抱き締め合う2人。

 

全成の流刑地常陸国八田知家が治める領地と決まった。

刑期は半年ほどで、次の正月は一緒に過ごせると微笑む全成。

 

その傷だらけの顔を見て、父 時政が許せないと実衣は怒りを表す。

でも全成は、呪詛をかけたのだから、罪を償う、それだけのことと微笑んでみせる。

 

「誰も 恨んではいけないよ」

 

穏やかな全成の心に触れ、実衣が浄化されたような笑顔で頷いた。

 

そして後ろを向き、赤い髪飾りを全成に見せる。

 

「お前は 本当に赤がよく似合うな」

 

笑い合う2人。

 

束の間の再会は、今生の別れでもあった。

 

比企能員の罠! 阿野全成 華々しく散る

 

自分が鎌倉殿の代になり、頼家は所領の再分配を手掛けていた。

 

分配する土地は、元々所領を多く持つ御家人から召し上げたものだ。

喜ぶのは所領が少なかった御家人たちばかりで、他から文句が出るのは当然のこと。

 

比企能員はそんな現状を、頼家に伝えるために訪れた。

 

伝えた上で、再分配は自分に任せてほしいと申し出た比企だったが、頼家は、任せてはおけぬと。

手本となり、所領を全て差し出せと無茶な命令を言い渡す。

 

比企はその場では頷いてみせたが、すぐに常陸国に幽閉されている全成のもとへ。

実衣の名を使い、巧みに口実をでっち上げ、頼家の呪詛の人形を全成に渡した。

 

ところが、事はたちまちに常陸国で露見する。

 

八田知家の知らせを聞き、怒り心頭の頼家。

自ら首をはねるつもりで「連れ戻せ!」と命じたが、都合の悪い比企が慌てて止めた。

 

こうして、八田が全成討伐のため、常陸国へと向かうことになったのである。

 

処刑の時が訪れた。

 

呪文を唱え続ける全成。

 

辺りは暗くなり、急に風雨が強くなる。

 

異様な雰囲気の中、全成の首に刀が振り下ろされようとする。

 

傍らの木に雷が落ちた。

 

太刀筋が外れ、全成はまだ生きている。

 

全身で、実衣の名を叫ぶ全成。

 

また呪文が繰り返される。

 

八田が進み出、全成の首に刀を当てる。

 

悪禅師、全成、覚悟。

 

全成は斬首された。

 

八田が鎌倉を出てから事を知った義時は、実衣の求めに応じ、全成の最期を語って聞かせた。

気丈に聞き終え、笑顔で涙する実衣。

 

実衣は夫の力を信じていた。

ずっと昔から。

 

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北条義時vs比企能員 その時 頼家は…!

 

義時は賭けに出た。

 

善児を置いて逃げられないようにし、比企能員と対峙する。

 

全成に呪詛の人形を渡した者がいると切り出すが、比企はとぼけるばかり。

 

だが、今、頼家に1番死んでほしいと願っているのは比企だと核心を突かれ、比企はとうとう本音を明かす。

一幡(頼家とせつの子)が鎌倉殿になれば自分は外祖父。

朝廷と渡り合い、都で暮らし、武士の頂に立つ……それが夢であると。

 

「比企殿には 鎌倉から出ていってもらいます。必ず」

 

「強気に出たな」

 

「ようやくわかったのです。このようなことを二度と起こさぬために 何をなすべきか。鎌倉殿のもとで 悪い根を断ち切る。この私が!」

 

そして、この会話を聞かせるために、義時は密かに頼家を呼んでいた。

 

ところが、声をかけても頼家は現れない。

義時が扉を開けてみると、そこには誰もいなかった。

 

比企が、詰めが甘いなどと嘲るが、事態はそれどころではなかったのである。

 

義時の弟、時連改め時房が、頼家が倒れたとの知らせを持って戻ってきたのだ。

 

心配そうに走り出す義時の横顔で「つづく」。

 

次回予告

 

次回は 第31回「諦めの悪い男」

 

比企「鎌倉は この比企が芯となって動かす」

時政「許せねえ!」

泰時「義母上の気持ちを考えてあげてください」

??「鎌倉殿が助かる見込みは 百に一つじゃ」

りく「私は 我が夫の器を信じています」

政子「一つだけお願い」

義時「これしか道はありませんでした」

比奈「人は変わるもの。それでいいのではないですか」

 

間違っていたらごめんなさい。

 

とうとう戦か?

鎌倉殿は危ないのね。

政子、頑張って。

義時、自信持って。

時政とりくは少しおとなしくしていて。

比奈の台詞が意味深。

 

北条と比企激突は避けられないのね。

 

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あとがき

 

比企能員を演じる佐藤二朗さんが巧過ぎて、能員が憎たらしいったらありゃしない。

これで次回、北条とぶつかるとしても、遠慮なく北条の肩が持てるというもの。

 

しかし、北条でもりくと時政はいかん。

義時の「悪い根を断ち切る」っていうのは、そういうことだよね。

比企夫婦と中身は変わらないもんなぁ。

 

今回は何と言っても全成殿!

確率的には2分の1どころか、90%はいったのではなかろうか。

 

最後に頼家が倒れたと聞いて、ゾクッときてしまった。

 

実衣の名を絶叫する全成は、初めて感じる熱さがあり、とても印象に残った。

 

新納慎也さん、お疲れ様でした。

とても楽しませていただきました。

 

さて、次回も波乱の予感でいっぱいである。

 

それではまた。

 

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