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山姥の戯言日記

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鎌倉殿の13人 第28回 梶原景時失脚! 善児は義時のもとに?

 

「名刀の主」感想 頼家略奪愛? 梶原景時の失脚!

 

鎌倉殿の13人 感想

 

今回の主なキャスト

 

北条義時小四郎) 小栗旬さん

 

政子 小池栄子さん

 

北条頼時(太郎) 坂口健太郎さん

 

北条時連(五郎) 瀬戸康史さん

 

比奈 堀田真由さん

 

源頼家 金子大地さん

つつじ 北香那さん

せつ 山谷花純さん

北条時政 坂東彌十郎さん

りく 宮沢りえさん

実衣 宮澤エマさん

阿野全成 新納慎也さん

三浦義澄 佐藤B作さん

三浦義村(平六) 山本耕史さん

和田義盛 横田栄司さん

畠山重忠 中川大志さん

安達盛長 野添義弘さん

安達景盛 新名基浩さん

ゆう 大部恵理子さん

 

梶原景時 中村獅童さん

大江広元 栗原英雄さん

三善康信 小林隆さん

比企能員 佐藤二朗さん

 堀内敬子さん

千葉常胤 岡本信人さん

土肥実平 阿南健治さん

仁田忠常 高岸宏行さん

八田知家 市原隼人さん

結城朝光 高橋侃さん

善児 梶原善さん

 

後鳥羽上皇 尾上松也さん

土御門通親 関智一さん

 

公式サイト: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

公式Twitter: 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) | Twitter

公式Instagram: https://www.instagram.com/nhk_kamakuradono13/

 

 

オープニングは御家人13人衆の訴訟沙汰評議の場から。

 

北条時政比企能員は実情もよく知らず、それぞれ贔屓の者の肩を持ち、言い争うばかり。

 

八田知家の口から新事実が飛び出し、埒が明かない評議を梶原景時が止める。

よしみがあるだけで贔屓をする時政と比企に怒り、評議は再度、当人たちの聞き取りを行ってからやり直すことになった。

 

先が思いやられる13人衆の評議であった。

 

最初から波乱となった今回の幕開け、詳しい感想は本文で。

 

 

流星群の夜

流星群の夜

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鎌倉殿の暴挙! 御家人の妻を横取り?

 

御家人たちへの不信感をますます募らせる源頼家

そんな頼家を政子は心配していた。

 

頼家はといえば、つつじもせつも放ったらかしで、安達盛長の息子 景盛の妻ゆうに夢中になっていた。

 

そして、こともあろうに安達親子を呼び出し、ゆうを譲れと命じる。

 

いくら鎌倉殿でも、こんな非道なやり方がまかり通るわけがない。

 

安達盛長が、首を撥ねられても応じないと言うと、近習たちに今すぐ安達親子の首をはねよと頼家は言い渡した。

うろたえる近習たち。

 

ここで止めに入ったのが、成り行きを見ていた梶原景時だ。

「人の道に反しています」との進言を撥ねつけられた北条頼時が、梶原景時のもとへ走っていたのだ。

 

梶原だけではなかった。

頼家は、その場に現われた人物に驚愕する。

義時に伴われた政子だった。

 

母に厳しくいさめられた頼家だったが、義時も黙ってはいなかった。

 

「藤九郎殿安達盛長ほど 頼朝様や鎌倉殿に 忠義の心を持つお方を 私は知りませぬ。こんなことで首をはねるなど 許されることではございませぬ!」

 

甥に対する叔父の気迫のこもった叱咤である。

 

頼家は憤然としながらも諦めるしかなかった。

 

しかし、御家人不信だからといって、なんという仕打ちをする鎌倉殿であろうか。

頼家は父と同じことをしているに過ぎないと思っているようで、その勘違いぶりにも開いた口が塞がらない。

 

乳父母の比企さえ信用していないとは、比企の育て方にも問題があったように思われる。

 

何にせよ、こんな主君では鎌倉を守れないことははっきりした。

 

御家人たちの反撃! 嫌われ過ぎな梶原景時

 

実衣に琵琶を指南している結城朝光という御家人がいる。

 

実は頼家が鎌倉殿であることに不満を漏らし、梶原景時から謹慎を言い渡されていた。

 

安達親子の件で御家人たちの反発が強まり、梶原は彼らへの牽制と見せしめのため、結城を死罪にすると言い出した。

謀反の罪で首をはね、不満を持つ他の御家人たちを一掃しようという魂胆だ。

 

問題は結城1人のものではなくなった。

 

義時は自分が表立って梶原と対立するのはよくないと考え、宿老ではない三浦義村に相談を持ち込む。

三浦が考えた手段は、御家人たちが名を連ねた訴状を鎌倉殿に送り、梶原を処罰してもらうろいうもの。

 

「あまり大ごとにするな。4~5人集めればよい」

 

釘を刺した義時だったが、その思いはあっさりと裏切られる。

 

梶原を嫌う者が予想以上に多く、67名もの署名があっという間に集まってしまったのだ。(※時政の署名はりくによって切り取られ、最終的には66名)

 

義時帝での夕食時、比奈は義時が同じ目に遭うことを心配する。

 

「肝に銘じておかねばな」

 

「太郎殿(頼時)。鎌倉殿の傍を離れてはいけませんよ。小四郎殿(義時)に不都合なことがあったら すぐに知らせるのです」

 

もぐもぐしながら頷く頼時。

 

「それにしても 坂東武者は 内輪で争うのが好きですね」

 

「これで終わりにしたいものだ」

 

「新たな始まりでなければいいんですけど」

 

なかなか鋭いことを言う。

先見の明もあり、比奈はとても聡明な女性のようだ。

 

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梶原景時の思い違いと後鳥羽上皇からの文

 

鎌倉殿の沙汰が下る時が来た。

 

政子は梶原に、行くことはない、自分が頼家と話をすると申し出るが、梶原は強縮して断った。

 

「鎌倉殿は賢いお方。某(それがし)を手放すようなことは 決してございませぬ」

 

強がりで言っているのだと思った。

全開で既に頼家の心は梶原さえも拒絶していたから。

 

でも本気で言っていたのだと、後々の展開で明らかになる。

 

そして運命の鎌倉殿ご沙汰の場面へ。

 

まず、梶原が訴えていた結城の謀反の件は、調べにより、謀反の疑いなしという結末を迎えた。

 

次に梶原の処罰を求める66名の訴訟の沙汰。

 

「この梶原平三景時 恥じ入るところは ただの一点もござらぬ」

 

そう申し開きした梶原。

 

頼家が下した沙汰はこうだ。

 

「父は御家人たちをまとめるため 上総介広常を斬った。お前を許せば この66人のお御家人が黙ってはいまい。梶原平三景時。役目を解き 謹慎を申しつける」

 

後に梶原は、義時に敗因をこう語る。

 

「某の過ちは 己を過信したこと。鎌倉殿と御家人たち どちらも意のままに操れると思い込み どちらからも疎まれた」

 

なかなか冷静で的を射た分析だが、梶原は更に過ちを重ねる。

 

後鳥羽上皇からの文を義時に見せたのだ。

 

内容は梶原に京へ来るよう誘うものだった。

 

義時は強く、行かないようにと忠告するが、鎌倉に絶望し、涙を流す梶原は首を縦に振らなかった。

 

後日、頼家は上皇からの文の件で、激しく梶原を叱責した。

 

「京から誘いがあったそうだな。わしに伝えなかったということは その気があるということ。そう考えて間違いないな」

 

「結構にございます」

 

「『忠臣は二君に仕えず』。お前は自分が忠臣でないことを認めたわけだ。この鎌倉に忠義を誓わぬ者は要らぬ! 奥州外ヶ浜に流罪とする」

 

お役御免と謹慎から流罪へ。

 

これで梶原は本格的に失脚した。

 

その末路や如何に。

 

梶原景時との決別 置き土産は善児

 

正治2年(1200年)正月、事件は起きた。

 

梶原一党が比企能員の邸に押し込み、頼家の長男である一幡を人質に取ったのである。

 

報せを受け、ただちに比企邸に向かう義時。

 

梶原たちは無事に京に入るため、人質として一幡を連れて行き、京に着いたら送り返すつもりだったらしい。

それが途中で一幡に泣かれ、比企の者たちに気づかれてしまったのだ。

 

上皇が梶原を京に誘った件を、頼家に知らせたのは義時かと訊かれ、義時は梶原に静かにうなずいた。

更に、何ゆえかと問われ、義時は淡々と答える。

 

「行けば 鎌倉殿は 決してあなたを許さない。必ず討ち取ろうとされる。それは 朝廷との争いの火種になる。鎌倉を守るのが私の役目」

 

義時に上皇からの文をひけらかしたことを後悔する梶原。

 

「刀は 斬り手によって 名刀にもなれば なまくらにもなる」

 

初めて義時に会った時の台詞を繰り返し、梶原はこう続けた。

 

「なまくらで終わりたくはなかった」

 

その後、一幡はせつに返された。

 

京ではなく、流罪地の外が浜に向かうという梶原。

置き土産と言って、善児を義時に託して去った。

 

義時は息子の頼時に兵を整えるように命じる。

 

「わからぬのか。梶原殿は 華々しく戦で死ぬおつもり。武士らしくな」

 

急いで去る頼時を見送り、ため息をこぼした義時の後ろ姿で「つづく」。

 

次回予告

 

次回は 第29回「ままならぬ玉」

 

頼家「これからは好きにやらせてもらう」

政子「信じてないけど 信じたいのです」

善児「見ました?」

??「いたぞ!」

義時「比企と争う時は 終わったのです」

頼家?「鎌倉から放り出せ」

時政「次郎!」

 

間違えていたらごめんなさい。

 

わけがわからないけど、いろんな人の危機。

ままならぬ玉って早口言葉みたい。

りくのことかな?

頼家はまた好き勝手やりそう。

鎌倉から放り出されるのは誰かな。

善児を本当に使うの? 義時が?

次郎って三浦義澄のことだっけ。

何が起こるんだろう。

 

鎌倉どうなっちゃうの? という事態は続きそう。

 

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あとがき

 

人望がないと、こうもあっさり蹴落とされるものか。

そう思いつつ、梶原景時中心に語らせていただいた。

 

頼家の人でなしっぷりもよかったけど、今回は景時の回だった。

 

善児を託された義時が、どう使っていくかも見ものである。

 

この辺の歴史は本当に疎いので、毎回が楽しみだ。

 

それではまた。

 

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