今週のお題「SFといえば」レイ・ブラッドベリ『火星年代記』
私が好きなSF作家といえばレイ・ブラッドベリ(1920/8/22~2012/6/5)だ。
作家名は知らなくても『火星年代記』や『華氏451度』をご存知の方は多いのではなかろうか。
彼の代表作と称されるこの2作品はドラマ化、映画化もされている。
今回は彼の作品の魅力を語ってみよう。
詩人でもあるレイ・ブラッドベリの表現力の魅力
レイ・ブラッドベリは詩人でもある。
彼が綴る言葉の魅力は、翻訳本でも衰えることはない。
注意する点があるとするなら、約100年前に生まれた作家であるということ。
『火星年代記』は最初に出版された1950年版と、ブラッドベリ自らが改定した1997年改訂版の2種類が存在する。
なぜなら1950年版では作品の年代設定が1999年からとなっており、早過ぎたためだ。
改訂版はすべての年代設定を31年繰り下げており、物語は2030年から始まる。
kindle版で電子書籍化されているので、興味のある方は是非ご覧いただきたい。
表現が豊かで美しく、緻密な文章は、読む者を即座に物語の世界へと引き込む。
『火星年代記』あらすじ
人類は火星へ火星へと寄せ波のように押し寄せ、やがて地球人の村ができ、町ができ、哀れな火星人たちは、その廃墟からしだいに姿を消していった……抒情と幻想の詩人が、オムニバス中・短篇によって紡ぎあげた、SF文学史上に燦然と輝く永遠の記念碑。新たな序文と二短篇を加えた〔新版〕を底本とする電子書籍版登場。
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B009DELIMS?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1
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ドラマ化された『火星年代記』
1979年アメリカでテレビドラマ化された『火星年代記』は、1980年、日本でもスペシャルドラマとして放送された。
映像で楽しみたいという方は、こちらをどうぞ。
その他の電子書籍化作品
試し読みでもブラッドベリの詩的表現に触れることができるので、興味がおありの方は是非、覗いてみていただきたい。
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あとがき
他の作品にも触れたかったが、今回は『火星年代記』に絞った。
そうしないと超長編ブログになってしまう。
『火星年代記』はあらすじでも紹介されているように、短編・中編のオムニバスとなっているので、それぞれ区切りをつけて読むこともできる。
SFの詩人 レイ・ブラッドベリを知らずして、SFを語ることなかれ。
と、私は心の中で思っている。
思っているだけなのでご容赦願いたい。
それではまた。
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