私がハマった作家さんたち
こんにちは。
いつ寝るかわからないのでこんな時間に更新してみる山姥です。
久々に朝焼けを撮りました。

もうちょっと赤が濃かったんですけど、それでもまあ綺麗に撮れた方です。
近頃は本屋に行かなくてもネットでいろいろ紹介をしていて、どうしても目に入りますね。
母の病状が激化する前、私は凄く本が好きで、自由にできるお金はほとんど本につぎ込んでいました。
小さい頃は父が買ってくれたのか、家に世界名作劇場シリーズみたいな子供向けの本があって、小公女とか十五少年漂流記とかを読んで、学校の図書館では名探偵ホームズシリーズなどを読み、宇宙が好きだったのでSFも読みだして、金田一耕助シリーズや戦争と平和、罪と罰、車輪の下なんてのも読みました。
読書感想文コンクールで市の賞をとったのは、車輪の下だったかな?
なんて、さり気なく自慢しておきます。
中学生時代は現実逃避しかなくて、ひたすらSF小説。
なかなかハマるものがない中で出会ったレイ・ブラッドベリ。
その世界観と美しい文体が好きで、できるなら今でも読み返したいほど。
翻訳されたものだけど、元が美しくなければあんな世界にはならない。
短編も面白くて読み漁ったもんです。
せつなくて無情なバッドエンドが多かったけど、だからこそ美しくて愛しくなる。
表現は悪いけど、リアリティのある毒で麻薬のように麻痺させる優しくて綺麗な世界。
昔、ブラッドベリがテレビに出てるのを見たんですが、コントでよくある研究室が爆発した後の博士みたいな髪型で、ギャップが面白かったのを憶えてます。
私のSF熱はブラッドベリで完結したので、それからは様々なジャンルをインスピレーションで選んで読む形になりました。
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そして出会ったのが池波正太郎。
一番好きだったのは雲霧仁左衛門。
池波氏の本はほとんど読んだんじゃないかなあ。
しかもまだ20代半ばの頃。
いろんな本を経て次に出会ったのは北方謙三。
ハードボイルドです。
他のハードボイルド作家のものも読みましたが、ハマったのは北方謙三だけ。
時期は池波氏と被ってたから、やはり20代半ばから30代前半です。
ハードボイルドって男だけの世界のイメージだけどそうじゃなかった。
はっきりと私の世界観が変わりました。
単純にかっこよさに憧れただけじゃありません。
憐憫、諦念、信念、穏やかな愛情。
ハードボイルドの底にそんな川が静かに流れてるんです。
あー、久々に熱くなってしまった。最初に書きたかったのは別のことなのに。
まだ18か19だったもんなあ。
自分の心が見えるものを探してたのに諦めが早過ぎたんだろうなあ。
アドラーよ、出会うのが遅かった。
もうあなたの理論は私には届かない。
私には受け取る術がない。
無知で意気地のない女だと笑ってくれ。
戯言日記に相応しく、今回は戯言を延々と垂れ流しました。

読書に夢中だった頃の私。
あ、でも本を踏んだことなんて一度もありませんよ。念のため。

こっちはオマケです。
ちょっと話しかけられたくらいじゃ集中力は途切れません。
なんか作家さんの話になると自分に酔いしれてしまうんですよね。
昔からの悪い癖です。作家さんにも迷惑でしょう。
とか言って、またいつかやるけどねー。
誰にも伝わりそうにないアドラーショックの山姥がお届けしました。
次回は少しはマシなこと書きます。
それではまた。