途中で病院から電話が来て急転直下な経過報告
アルツハイマー型認知症の父が、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)で救急車のお世話になったのは22日のことだった。
当初の見込みは入院1週間。
ところが入院9日目を迎えた今日も、いまだ入院中である。
今回は父の入院の経過について記したい。
誤飲性肺炎とブラザー 尿道カテーテル
父が入院してからは、ブラザーが着替えや身の回りの物を持って行った初日に会って以降、家族でも面会ができない状態である。
これは容態に関わらず、入院患者をコロナなどの感染から守るためである。
肺炎となれば猶更のこと。
父の様子は、必要なものを持って行った際などに、担当者と面会して教えてもらう形だ。
父はまだ普通の食事がとれず、柔らかいもの主体の特別食をとっている。
だが少ししか食べないらしい。
加えて、まだ「座位を保てない」様子だというのだ。
身体に力が入らないということだ。
約10日を経てもそんな状態なら、すっかり痩せてしまっているだろう。
それに肺炎が治ったとしても、心配が残るのが歩行だ。
すぐには歩けない状態である可能性が高い。
でも病院では肺炎が治った時点で退院させるだろう。
そこでケアマネさんとも相談し、肺炎が治った後は、リハビリができる病院への転院を考えている。
或いは、介護施設か。
どちらにせよ、退院→自宅は無理だろうというのが、病院関係者含む専門家の見解である。
高齢者の栄養管理について、病院で定期的に講習会を行っており、父の世話をしているブラザーも、今度(たぶん明日)受けることになっている。
うちでは父が口にするものは、可能な範囲で全てにとろみをつけるようにしている。
誤嚥を防ぐためであり、水にももちろん、とろみをつける。
それでも防げなかった誤嚥。
素材や調理法によっても、誤嚥を起こしやすいか、そうでないかが違いそうである。
プラザーは母の時と同じ気持ちらしく、できるだけ在宅介護をしたい様子だ。
介護ベッドのレンタル、車いす、スロープの取り付けなどを時々話題に出す。
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と、書いているうちに病院から電話があった。
内容は、尿が出ないのでカテーテルを使用したいという、家族の承諾を得るためのものだ。
父は以前、前立腺がんをやっており、それに関係する数値も高いとのこと。
ブラザーは大変ショックを受けている。
尿が出なくなるほど弱っていることと、カテーテルを使わねばならないという事実にだ。
高齢者は特に、カテーテルを使用したらもう外せなくなる。
定期的な交換で通院もしなくてはならない(退院した場合)。
母もそうだったので、それが如何に大変なことであるか、彼は熟知しているのだ。
でも、それはまだ先の話。
今は誤飲性肺炎の回復だけを考え、後のことはその時になってから考えようということになった。
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あとがき
救急車で運ばれた日は、1週間で帰ってくると思っていた。
でも今は先が見えない。
どういう方向に進んでも、私はブラザーを全力で支えるのみである。
それではまた。
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