病院から介護施設に引っ越し 父は眠ったまま?
裏庭のシュウメイギク 2022年10月11日撮影
昨日はアルツハイマー型認知症の父が退院し、介護施設に入所する日だった。
病院から介護施設への引っ越しは、スムーズに行われたようである。
ブラザーから報告を受けた内容には、いい意味で驚くこともあった。
今回はそんな父の様子を記録したい。
最近の父の様子 リハビリは意外と進んでいた
まずは、病院での最近の父の様子である。
かなり回復し、自分で食事ができるまでになっているという。
ただし、自分で食べると掻っ込んでしまうことがあり、看護は必要なのだとか。
本当に悪い癖だ。
何度言っても直らなかった。
あと、車椅子に移る練習もしていたようだし、歩行訓練もしていたようだ。
手押し車(シルバーカー)は嫌がって、手すりでしていたらしい。
父らしいプライドの高さというか何というか。
1番楽しんでいたのは、軽いボールでのキャッチボールだという。
さすが元野球選手である(ノンプロ止まりだが)。
ここまでを一気に聞き、私の声も思わず弾んだ。
食べ物を掻っ込む癖以外は、明るい情報ばかり。
特に最近の様子を聞いていなかったので、驚くと同時に嬉しくなった。
でも落ち着いて考えてみると、父が自分で食べられるようになったということは、入院の原因となった誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)と常に隣り合わせということになる。
悲観し過ぎもよくないが、能天気に喜んでばかりもいられない。
父のことは普段からフラットな気持ちで考えるようにしよう。
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眠っている間にお引越し 目覚めなかった父
病院でお風呂に入れてもらい、ブラザーが赴いた時間は1番眠い時間帯だったらしい。
昨日、ブラザーは眠っている父としか会っていないのだ。
介護施設に到着しても、まだ眠っていたという。
入浴すると、心地よく疲れて眠くなるのだろう。
うちでもよく寝ていたので、気持ちはわからないではない。
まあ、目が覚めてガラリと環境が変わっていたところで、動じるほどの軽い認知症ではないので大丈夫かとは思う。
父が入所した介護施設は面会OK
今回、1番驚いたのがこれだ。
時間内なら、いつでも面会OKだという。
差し入れも自由。
母が入った施設では一切なかったことだ。
ブラザーが少し無理をしてでも、そこに決めたかった理由がわかる。
もちろん、コロナ感染が再び拡大したり、インフルエンザが流行したりすれば、それなりの制限は設けられるだろう。
でも今はない。
その事実ひとつが、どれだけ家族の心にゆとりをもたらすことか。
それに、そこでは入所者の看取りまでしてくれることになっており、父にとっては終の棲家(ついのすみか)となる。
担当医の見立て通り、それが1年なのか、もっと短いのか、もっと長いのかはわからない。
ただひたすらに、父が残りの人生を穏やかに過ごせるように願うばかりである。
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あとがき
父が誤嚥性肺炎で救急車で運ばれたのは6月22日のこと。
それから約3ヵ月半が経過したことになる。
梅雨から夏、秋へと季節は移ろい、庭には晩秋に咲く花が早くも咲き誇っている。
長かった気もするし、あっという間だったようにも思える不思議な感覚だ。
とりあえず、ブラザーはホッとしている。
私は…まだ実感するものが何もない。
実感することを拒否しているようにも思える。
何はともあれ、ひと区切りである。
私もなるべく心穏やかに過ごしたい。
それではまた。
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