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山姥の戯言日記

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『青天を衝け』第34回 岩崎弥太郎と渋沢栄一と渋沢千代

 

「栄一と伝説の商人」感想 栄一vs.岩崎弥太郎 千代と養育院

 

青天を衝け 感想 感想ブログ 34回 吉沢亮 高良健吾 橋本愛 大島優子

 

今回の主要キャスト

 

渋沢栄一 吉沢亮さん

渋沢喜作 高良健吾さん

 

渋沢千代 橋本愛さん

渋沢うた 小野莉奈さん

渋沢こと 森美理愛さん

渋沢篤二 齋藤絢永さん

渋沢よし 成海璃子さん

大内くに 仁村紗和さん

渋沢ふみ 山本理楽さん

 

隈重信 大倉孝二さん

伊藤博文 山崎育三郎さん

岩倉具視 山内圭哉さん

前島密 三浦誠己さん

 

ハリー・バークス イアン・ムーアさん

アーネスト・サトウ カイル・カードさん

 

岩崎弥太郎 中村芝翫さん

五代友厚 ディーン・フジオカさん

佐々木勇之助 長村航希さん

福地源一郎 犬飼貴丈さん

大倉喜八郎 岡部たかしさん

益田孝 安井順平さん

やす 木村佳乃さん

伊藤兼子 大島優子さん

 

徳川家康 北大路欣也さん

 

公式Instagramhttps://www.instagram.com/nhk_seiten/

公式Twitter【公式】大河ドラマ「青天を衝け」 (@nhk_seiten) | Twitter

 

徳川家康様が思い出にならなくてよかった。

どういうタイミングでお出ましになるのだろうか。

今回は徳川慶喜(草彅剛さん)の出演がなかったから?

謎は深まるばかり。

 

内容は岩崎弥太郎がグイグイ前面に出てきて見応えがあった。

 

それに千代のシーンも多く、興味深いものだった。

 

では、詳しい感想は本文で。

 

 

 

 

 

渋沢栄一大隈重信前島密

 

明治11年1878年)、渋沢栄一38歳の年である。

 

大久保、西郷亡き後、大蔵省を仕切っていたのは大隈重信

オープニングからピリピリしたシーンだが、前島密がいて嬉しくなった。

 

大隈の政策に文句を言う栄一。

大隈はまたしても感情的になり、栄一を威嚇する。

 

「せからしか! まだ官(かん)に盾つく気か!」

 

国費の9割を戦費に使ってしまったのだから、窮地に追い込まれた大隈が安易な決断を下すのも理解はできる。

他に策はなかったのだろうが、大隈は思い切り栄一の地雷を踏んだ。

 

「官に盾つく? 八百万の神で国を作るとおっしゃっていた あなたが……見損ないましたよ!」

 

相変わらずな2人だが、関係性はずっとこのままなのだろうか。

 

大隈の政策で、景気は一時的に回復するものの……。

 

大蔵省はピンチが続きそうである。

 

栄一のところには、自分も銀行を設立して儲けたいという人々が各地から殺到していた。

儲けのためではなく、国益のために銀行を作るのだと説教しつつも、お土産はしっかり受け取っている。

ああいうお土産ならアリですな。

 

それにしても前島密、いつの間にやら大出世していた。

 

岩崎弥太郎に対し、栄一のことを次のように評する。

 

「私ほどではないが なかなかのやり手です」

 

大隈とは違い、素直に栄一の手腕を買っている。

以前から自信家の側面も見られたので、嫌味なく、すんなり聞くことができた。

 

大隈と栄一は険悪、前島と栄一は良好な関係性。

今後の展開が楽しみである。

 

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不平等条約と東京商法会議所

 

徳川家康様が、日本の外交を心配なさっていた。

問題は、将軍 家定時代に5ヵ国と結んだ修好通商条約である。

 

 

大隈と伊藤博文は、イギリス公使のバークスに不平等だと迫っていたが、日本政府には民の声を聞く仕組みがなく、民の声など知り得ないだろうと返り討ちにあう。

 

 

伊藤から相談を受けた栄一は「おかしれぇ」と快諾。

渋沢喜作や益田孝、福地源一郎らと『東京商法会議所』設立の運びとなった。

 

 

栄一が委員を推薦する商人に岩崎弥太郎の名があったものの、本人は会議を欠席していた。

岩崎に対しては否定的な声が上がる。

しかし栄一は、強い組織になるためには、強い者と手を組まねばと説得。

 

一方で岩崎は、五代友厚と会っていた。

商法会議所から連絡が来たが、有象無象の集まり。

どうしたものかと相談をする。

 

ここで五代から栄一へのアシストが。

五代が会議所のことを知らなかったとは思えないが、先を越されたと悔しがってみせ、大阪にも早く商法会議所を作らねばと意気込んだ。

 

「さすがは 渋沢君じゃ」

 

五代ほどの実業家に認められていると知り、岩崎はますます栄一に興味を抱いた様子。

 

五代友厚も、やはり栄一のかけがえのない友の1人である。

 

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渋沢栄一 vs. 岩崎弥太郎

 

栄一は岩崎に呼ばれ、接待を受けていた。

きれいどころの芸者がたくさんの宴席である。

実業家の貫禄がついてきた栄一は、余裕で楽しんでいるようだった。

 

だが意気投合して話していたのも束の間。

実業はどうあるべきかという岩崎の問いから、2人の論戦が始まる。

 

本当に才覚のある者だけが力を握るべきという岩崎に対し、力や利益を得るのが才覚のある者だけではならない、事業は国利民福を目指すものと譲らない栄一。

 

見応えのある対決は熱を帯び……。

 

「いいや! 才覚のあるもんが 強うあってこそ国利じゃ~!」

 

岩崎さん、絶叫である。

 

カリスマ性、貫禄、くせ者レベルのすべてがMAXの彼を相手にしても、栄一の理念が揺らぐことはなかった。

議論はここまでとばかりに、とうとう席を立つ。

 

「私とあなたは 考えが根本から違う! 帰らせていただく」

 

なんと凛々しい振る舞いか。

 

 

考えてみれば、栄一ももう若造ではないのだ。

国を牽引しているような大商人相手でも、才覚は引けを取らず、度胸も据わっている。

いつの間にやら、栄一も魑魅魍魎(ちみもうりょう)の1人となっていた。

 

それにしても廊下で会ったやす

話をしっかりと盗み聞きしていたようだが、やはり憎めない。

栄一を逃がしてやるという、粋な計らいを見せた。

 

予告を観た時は、死ぬ人の台詞みたいだと思ったが、まだまだ死にそうにない。

 

やすのシーンはまだ続いた。

三味線の稽古をつけに芸者置屋に行くと、芸者志願のある女性が待っていたのだ。

 

初登場のこの方である。

 

大島優子さん、見違えた。

すっかり大人の美しい女性になったね。

彼女が演じるからには大事な役なのだろう。

今後に期待大である。

 

渋沢栄一と渋沢千代と東京養育院

 

場面は前後するが、養育院の前に、千代が書生たちを叱るシーンがあった。

声を荒げはしないものの、いつもより少し張った声で、淡々と道理を説いて聞かせる姿は、毅然としていて芯の強さを感じさせた。

凛々しいのは夫だけではなかったのである。

 

国利眼福とも言うべき麗しい夫婦が、揃って養育院を訪れた。

以前、栄一から話を聞き、千代が連れて行ってほしいと願ったためだ。

 

栄一は男たちの話を聞きに行き、千代は分かれて子どもたちを見に行くことに。

 

千代が通されたのは女の子たちの部屋だった。

そこへ世話役の女性が、寄付された着物を持ってくるのだが、どれも着古していらなくなったもので、中には糸がほつれて裂けてしまっている着物まで混じっている。

ほころびのある着物を手にしてしまった子は、しょんぼりとうつむいてしまった。

 

つかさず千代は声をかけ、その子の着物を繕い始めた。

嬉しそうに千代の手元を見つめる女の子。

他の子も興味を持ち、やがて全員が千代の前に集まり、皆で針仕事をすることになる。

 

初めは無表情だった子たちが、徐々に目を輝かせていく描写が綺麗だった。

 

針で指を怪我してしまった子の、痛みに耐える演技も抜群。

 

「痛かったら泣いてもいいんだよ」

 

傷口を押さえながら千代が言うと、女の子は世話役の女性の顔を見た。

「泣いてはいけない」と日頃から厳しくされていることに勘づく千代。

今度は皆に聞こえるように、はっきりと言い直した。

 

「いいかい? 痛かったら泣いてもいいんだ。誰だって 大人だって子どもだって 血が出れば痛いんだから。ね?」

 

女の子と一緒に私も号泣(心の中で)。

千代は絶対に菩薩様に違いない。

しかし、子どもが泣くことも許されないとは、それでいいのか? 養育院。

 

その後、栄一と千代は皆の食事の用意を手伝っていた。

これからは毎月2人で訪れようと提案する栄一に、千代は笑顔で同意した。

 

 

解説では娘のうたを連れて度々訪れたとあるが、ドラマでは大内くにと娘のふくの姿もあった。(ように見えた)

 

今回は栄一の強さ、千代の強さ、そして夫婦の強さが浮き彫りになった回である。

 

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世界最小!米国で話題の【JUUL】が日本初上陸! 

 

アメリカの前様? グラント将軍が来日予定!

 

岩倉具視伊藤博文が、栄一のもとを訪れた。

同席するのは喜作と福地源一郎である。

 

まずはアメリカのグラント将軍が来日する旨を伊藤が明かす。

岩倉使節団が渡米した頃の大統領であり、南北戦争で活躍したことで世界の名士となっているという。

前大統領で将軍……と聞き、喜作は「アメリカの前様(慶喜)みてえなものか?」と発言するが、福地によって即否定される。

確かに、かなり立場が違うだろうと私も思う。

 

政府はこの機にかけていた。

日本が一等国として認められ、不平等条約改正の糸口を見つけようというのだ。

それには、皇室や政府だけでなく、民の歓迎も不可欠だと。

 

そこで、ダブル渋沢と福地に、民ならではで盛大な「お・も・て・な・し」を要求してきたのだ。

喜作と福地は難色を示すが、栄一は違った。

 

「陛下や政府がいかに立派でも 民も相応に立派でなければ 日本は世界から 一等国と認められない」

 

「ですが!」

 

「官と民が一つとなって 前大統領を歓迎することができれば 必ずや認められる」

 

「新しい日本の力を 外国に示しましょう!」

 

栄一はノリノリである

こうなれば喜作は従うし、福地も協力せずにはいられないだろう。

 

「時代は変わりますのやなぁ……」

 

岩倉の複雑そうなつぶやきを残し、場面は渋沢邸へと移る。

どちらかと言うと栄一の方の渋沢邸である。

 

帰りを待っていた千代やよしが、自分たちも、おもてなしをすると聞き、驚きの声を上げる。

異人を見たこともないよしは、特に不安を口にし、千代に励まされる。

 

「およしちゃん 頑張んべぇ。おなごの私たちが 大事な仕事をいただいたんだい」

 

「でも 握り飯や煮ぼうとうを出して 『はいどうぞ』ってわけにいがねぇんだんべ?」

 

「そうだいね。何から用意すればいいのやら……」

 

千代とよしのやり取りを、夫2人は穏やかな笑顔で見つめる。

少し英語ができるといううたも、まだ不安そう。

 

「民の力を見せつけてやんべぇ!」

 

力強く意気込む栄一を、笑顔で見つめた千代のショットで「つづく」。

 

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次回予告とあとがき

 

次回は 第35回「栄一、もてなす」

 

千代たち「ヘローォ」

栄一「遠い異国の地で まことのもてなしというのは 結局は人のあったけぇ心なんじゃねぇかと思う」

伊藤?アメリカ一国の 大統領でもないもんをもてなしたところで 何も変わらんのじゃなかろうか」

グラント「接待する側のあなたに ひとつ お願いがある(英語)」

千代「ぐるぐるいたします!」

栄一「ぐるぐる?」

千代たち「きゃ~」「アハハハ!」

 

女性陣、最後は女子会的な雰囲気になっていた。

千代の「ぐるぐる」が気になる~。

台詞はなかったけど岩崎が大隈さんに迫っていたぞ。

次回の岩崎はどう出るか。

というか、伊藤の台詞が合っているとしたら、言い出しっぺが何を言う~という感じになるな。

舞踏会での大隈さんの謎の動きは何じゃ?

さて、グラント将軍の願いとは何だろうね。

楽しい回になりそうだ。

 

次回予告に関しては以上。

 

今回は、栄一と千代がメインのように、私の目には映った。

もちろん、インパクトで言えば、タイトルになっている岩崎弥太郎が1番である。

 

そして、楚々とした娘に育ったうたが2番。

紹介を忘れていたので、ここで。

 

とても可愛らしくて賢そうなお嬢さんである。

栄一の自慢の娘なんだろうなぁ。

 

吉沢亮さんとド迫力の論戦を演じられた、中村芝翫さんのインタビューはこちら。

 

なんと15歳の時に、大河ドラマ徳川昭武役を演じたことがおありとか。

すごい繋がりである。

 

吉沢亮さんのお話も出てくるので、是非ご覧いただきたい。

 

今回も面白かった。

次回も期待。

 

それではまた。

 

前回の感想記事

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次回の感想記事

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