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鎌倉殿の13人 第41回 感想 和田義盛の壮絶な最期 鎌倉殿と義時に亀裂

 

鎌倉殿の13人「義盛、お前に罪はない」大江広元は強かった

 

鎌倉殿の13人 感想 感想ブログ

 

今回の主なキャスト

 

北条義時小四郎) 小栗旬さん

 

政子 小池栄子さん

 

北条泰時(太郎) 坂口健太郎さん

 

のえ 菊地凛子さん

 

北条時房(五郎) 瀬戸康史さん

 

源実朝(鎌倉殿) 柿澤勇人さん

千世 加藤小夏さん

実衣 宮澤エマさん

阿野時元 森優作さん

 福地桃子さん

北条朝時 西本たけるさん

平盛綱 きづきさん

トウ 山本千尋さん

 

三浦義村(平六) 山本耕史さん

和田義盛 横田栄司さん

巴御前 秋元才加さん

八田知家 市原隼人さん

大江広元 栗原英雄さん

三善康信 小林隆さん

二階堂行政 野仲イサオさん

源仲章 生田斗真さん

 

後鳥羽上皇 尾上松也さん

藤原兼子 シルビア・グラブさん

慈円 山寺宏一さん

 

歩き巫女 大竹しのぶさん

 

語り 長澤まさみさん

 

公式サイト: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

公式Twitter: 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) | Twitter

公式Instagram: https://www.instagram.com/nhk_kamakuradono13/

 

 

 

 

 

北条 和田 三浦 いよいよ戦に向けて動き出す

 

戦はしないと鎌倉殿に約束し帰ってきた和田義盛は、味方が既に出陣したと知り大慌て。

 

だが後戻りできない状況であると覚り、覚悟を決める。

敵は北条義時

決して鎌倉殿に弓引くものではないと。

 

また、従兄弟の三浦義村が義時につくことも許してしまう。

ここぞという時に寝返られるより、早いうちに裏切ってもらった方がマシだと言って。

 

和田義盛、どこまでも心根の優しい男である。

 

起請文の問題は「吐き出す」という荒い手法でなかったことにし、三浦や八田知家らは義時の元に向かった。

 

義時は三浦を信じ、南門を三浦、北門を時房、そして西門を息子の泰時に守らせることに。

 

「鎌倉の行く末は この一戦にかかっている」

 

北条が転覆するか留まるか、確かにこれからの鎌倉を左右する一戦には違いなかった。

 

義時の妻と子 傷心の鎌倉殿 「和田の乱」の幕開け

 

それぞれが皆、慌ただしく動く中、義時は足早に妻 のえの元を訪れた。

 

間もなく敵が攻めてくる、どちらがいいか決めてくれ、と義時。

 

「私と一緒に御所へ行き 鎌倉殿と共に八幡宮へ逃げるか。二階堂の館へ戻って そこで匿ってもらうか」

 

「離れ離れは嫌です!」

 

「敵の目当ては 鎌倉殿だ。一緒にいるとかなり危険だが 構わぬな?」

 

「二階堂に戻ります!」

 

あまりにテンポが良過ぎて笑ってしまった。

 

一方で、鎌倉殿は和田が挙兵したことにショックを受けていた。

 

「戦にはならぬのではなかったのか。小四郎」

 

「義盛に 謀られました」

 

「何故 義盛は……無念だ」

 

鎌倉殿ががっくりと肩を落としていた頃、義時の息子の泰時は、酒の酔いが抜けず、まだ邸で寝っ転がっていた。

かなり酒に弱いらしい。

妻の初に頭から水を浴びせられ、ようやく正気に戻る始末。

 

鎌倉殿や政子たちが西門から八幡宮へと逃れる。

 

和田義盛が攻めてきたのは、三浦義村が守る南門だった。

 

鎌倉最大の戦、「和田の乱」の始まりである。

 

強過ぎる大江広元 追い詰められる和田勢

 

南門を皮切りに、御所内での両軍の激突は熾烈を極めた。

 

泰時が守る西門にも和田勢が押し寄せるが、頼もしくなった泰時は目覚ましい活躍を見せる。

 

活躍といえば、この人を忘れてはいけない。

大江広元だ。

 

いきなり無双の大立ち回りを目にし、度肝を抜かれた人も多いはず。

私もそのひとりである。

 

何でも家柄からいって強くても不思議ではなく、しかも、あの毛利元就の先祖だというのだ。

 

策略に長けた文官としか思っていなかったので、驚いたの何のって。

頭脳明晰な上に腕っぷしも強い文武両道の人だったとは。

和田勢に奇襲を受けた邸から、無事に逃げてきたのも頷ける。

 

さて、戦は深夜までに及び、和田勢は一旦、由比ヶ浜まで兵を退いた。

 

西相模の御家人たちが、和田に加勢するために鎌倉に向かっている。

その情報を掴んだ義時と大江は、鎌倉殿に「我らに味方するように」との御教書を書かせようと説得。

鎌倉殿は強引な義時に押し切られてしまう。

 

戦は泰時の機転もあり、和田を追い詰めるところまできていた。

 

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和田義盛の最期 非情な義時 鎌倉殿の慟哭

 

もはや勝利は確実なものとなった。

 

義時は鎌倉殿に、陣頭に立ち、和田に降伏を呼びかけてくれるようにと申し出る。

 

「命だけは取らぬと 約束してくれ」

 

義時が返事をするシーンはなかったが、当り前のように頷いてみせたのだろう。

 

戦場に姿を現した鎌倉殿は、和田に降参するよう声をかけた。

 

鎌倉殿を目の前にし、和田は心情をぶつけるように叫ぶ。

 

「俺は……俺は ウリンが憎くて こんなことをやったんじゃねえんだ!」

 

「わかっている。義盛、お前に 罪はない。これからも 私に力を貸してくれ」

 

鎌倉殿の言葉はまだ続いていたが、義時に目配せされた三浦義村が動く。

配下の者に指示しているような三浦に、泰時が気づき振り返って見ていた。

 

お前が必要だと言われた和田は、感極まってむせび泣く。

 

味方に降参する旨を告げ、和田は誇らしげに言い放った。

 

「これほどまでに鎌倉殿と心の通じ合った御家人が ほかにいたか」

 

横から鎌倉殿を睨む義時の目が怖い。

 

「我こそが 鎌倉随一の忠臣じゃ! みんな 胸を張れ!」

 

ここでもう一度、三浦の顔を見る義時。

三浦の号令で、背中を向けている和田に、一斉に矢が放たれる。

 

「小~四~郎~!」

 

皆が呆然と見守る中、怒りの形相で振り返った和田に、また矢が放たれた。

 

「ウリン……」

 

「義盛!」

 

和田に駆け寄ろうとする鎌倉殿を、泰時が後ろから抱え込んで止める。

 

「おわかりか!」

 

和田がゆっくりと倒れ、義時の高らかな声が戦場に響いた。

 

「これが 鎌倉殿に取り入ろうとする者の末路にござる!」

 

兵たちは和田の残党に襲いかかっている。

 

泰時に引きずられるようにして戻ってきた鎌倉殿を、義時は冷たく見下ろした。

 

八幡宮へお戻ししろ」

 

短く泰時に命じ、戦場を後にする義時。

 

鎌倉殿は慟哭し、泰時は父の背を睨む。

 

スロー映像になって消える寸前、義時は今にも泣きだしそうに顔を歪めていた。

 

まだ心の底からブラックになり切れていないということか。

 

鎌倉殿と義時の間に生じた亀裂

 

「私は こたびのことで考えを改めた」

 

若き鎌倉殿が義時に語る。

 

「万事 西のお方にお考えを伺っていく」

 

上皇様に ですか」

 

「心を許せる者は この鎌倉に おらぬ」

 

「朝廷に近づき過ぎることを 頼朝様は自ら戒めておられました」

 

「私は 父上や兄上のように 強くない。だから 強きお人にお力をお借りする」

 

そうすれば、鎌倉で血が流れることもない…と、話を結んだ。

鎌倉殿の決意は固いようである。

 

政所別当に加え、侍所別当に就任した義時。

 

そんな弟に政子は問う。

 

「あなたの望んでいた通りになったではないですか。小四郎」

 

「フッ」

 

「何がおかしい」

 

「望みがかなった…とんでもない。鎌倉殿は 頼家様どころか 頼朝様をも超えようとされています」

 

義時の言う通り、鎌倉殿は父も兄も成し得なかった安寧の世をつくる決心をしていた。

 

そして和田義盛が討ち死にしてから18日後、関東で大きな地震が発生する。

鎌倉殿は後鳥羽上皇に、次のような歌を贈った。

 

――山は裂け 海は浅せなむ 世なりとも

   君にふた心 我があらめやも

 

「ふた心はない… か」

 

上皇が呟くと、藤原兼子も応じた。

 

「ちぎれるほどに 尻尾を振っておりまする」

 

「しかし 北条義時が むごい同士討ちをした途端に この大地震

 

僧の慈円が割って入る。

 

「天はお怒りです。鎌倉の安寧は まだまだ先のようですな」

 

不穏な音楽とともに慈円の台詞が流れ、後鳥羽上皇の背中越しショットで「つづく」。

 

次回予告

 

次回は 第42回「夢のゆくえ」

 

??「大きな船をつくりましょう」

実朝「あの船に乗って かの国へ渡ってみたいと思っている」

義時「この船は 坂東のためにはならぬ」

上皇「さらばじゃ」

丹後局「まだ そんな甘えたことを言ってるのですか」

実朝「父上がつくられた この鎌倉を 源氏の手に取り戻す」

 

間違えていたらごめんなさい。

 

夢を語っているのは鎌倉殿だから、鎌倉殿の夢の話かな。

義時と鎌倉殿の対決姿勢が浮き彫りに。

上皇慈円を見限るのかしら。

丹後局、まだお元気だったのね。

でも何故鎌倉に?

親子はまた喧嘩をしていた。

 

義時と鎌倉殿の対決が楽しみである。

 

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あとがき

 

今回は、鎌倉殿の心情を思い、やるせなさを感じた回だった。

 

政治の実権を我が手に…という気持ちがわかり過ぎて、義時の存在感が一瞬だけ薄くなるほど。

本当に一瞬だけなんだけど、鎌倉殿に肩入れし過ぎかも。

 

義時は真っ黒になり切れていないところが、苦しそうでセクシーである。

 

あれ、変なこと言い出しちゃった。

ここらで締めて、また次回に期待しよう。

 

横田栄司さん、秋元才加さん、大変お疲れ様でした。

 

それではまた。

 

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