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鎌倉殿の13人 第19回 頼朝と義経 引き裂かれた兄弟

 

「果たせぬ凱旋」感想 法皇の陰謀 哀しき武将 源義経

 

鎌倉殿の13人 感想

 

今回の主なキャスト

 

北条小四郎義時 小栗旬さん

 

八重 新垣結衣さん

 

源九郎義経 菅田将暉さん

 

源頼朝 大泉洋さん

政子 小池栄子さん

大姫 落井実結子さん

北条時政 坂東彌十郎さん

りく 宮沢りえさん

実衣 宮澤エマさん

阿野全成 新納慎也さん

三浦義澄 佐藤B作さん

三浦平六義村 山本耕史さん

和田義盛 横田栄司さん

畠山重忠 中川大志さん

安達盛長 野添義弘さん

源範頼 迫田孝也さん

 

静御前 石橋静河さん

 三浦透子さん

 

梶原景時 中村獅童さん

大江広元 栗原英雄さん

三善康信 小林隆さん

比企能員 佐藤二朗さん

 

文覚 市川猿之助さん

源行家 杉本哲太さん

土佐房昌俊 村上和成さん

 

藤原秀衡 田中泯さん

藤原国衡 平山祐介さん

藤原泰衡 山本浩司さん

 

後白河法皇 西田敏行さん

丹後局 鈴木京香さん

九条兼実 田中直樹さん

 

公式サイト: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

公式Twitter: 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) | Twitter

公式Instagram: https://www.instagram.com/nhk_kamakuradono13/

 

 

源氏の疫病神 源行家が、京の源義経邸を訪れる。

 

鎌倉へ攻め入り、頼朝の首を取れと行家は言う。

頼朝は必ず攻めてくる、あれは我らを身内とは思っていない、先手を打つのだと。

 

兄上とは戦いたくないと言う義経に、行家はなおも食い下がる。

 

この時点では、義経が行家の言うことを聞くことはなかった。

 

しかし……前回、梶原景時によって引き裂かれた兄弟は、後白河法皇の策で、その別離を決定的なものとされる。

 

詳しい感想は本文で。

 

 

t.co

 

 

兄弟の仲を引き裂く男その2 後白河法皇

 

北条義時大江広元を前に、源頼朝は語った。

 

「わしとて このままでいいとは思っておらぬ。九郎に会って 戦の労をねぎらってやりたい。あいつが己の非を認めて 素直にわびてくれれば いつでも許してやる」

 

そこまで言うなら、なぜ腰越から追い返したと言いたくなるが、頼朝も気性の激しい男である。

根底には、弟を思いやる気持ちが生きていたのだと思っておこう。

 

どこかの受領になれば、検非違使は兼任できない。

 

そこで頼朝は、義経を伊予守(いよのかみ)に推挙することにした。

 

京ではそのことを知った義経が、鎌倉へ帰れると無邪気に大喜び。

 

だが、一枚上手だったのが後白河法皇である。

 

頼朝の推挙を認め、義経を伊予守に任命したが、検非違使の任は解かず、兼任という形にしてしまったのだ。

未曽有のことらしい。

 

義経法皇に反論して説得できるはずなどない。

 

それなのに、鎌倉では頼朝が九郎に裏切られたと激怒する。

 

外で八重と遭遇した頼朝は、義経についての考えを尋ねた。

 

「子どもたちは 最後は仲直りします。相手を信じる気持ちが勝るから。それができぬのなら 子どもたちの方が利口です」

 

相変わらずズバッと言う八重さん。

小気味いい。

 

八重の言う通りになっていたら、どんなによかったか。

歴史は大きく変わってしまうけれど。

 

義経をめぐる鎌倉と法皇の攻防

 

兄弟を心配する身近な人物がもう1人いた。

頼朝の妻 政子である。

 

「このままでは 九郎殿と鎌倉殿は いずれ必ずぶつかります」

 

頼朝は、心の内では義経をいとおしく思っているから、力になりたいと政子は言う。

 

時政や兄弟たちが揃う中、有益な発言をしたのは実衣の夫 阿野全成だった。

 

10月に父 義朝の菩提を弔うため、勝長寿院で供養を行うことが決まっている、そこに義経を呼ぶのはどうかと。

 

政子や義時は賛同する。

 

「よい考えではないですか!」

 

「確かに それなら 法皇様もお許しになられましょう」

 

義時はすぐさま頼朝のもとに向かった。

 

父の菩提を弔うのに、義経がいないのはいかがなものかと提案すると、頼朝も、義経が顔を出せば亡き父も喜ぶだろうと応じる。

 

だが大江広元は、義経の後ろには法皇がいると言い、京から来たばかりの三善康信に発言を促す。

 

法皇様には 鎌倉殿が九郎殿とぶつかることを むしろ望んでおられる節がございます」

 

「何故に」

 

「それが昔から あのお方のやり方と申しますか。大きな力が生まれると 必ず それにあらがう力を作ろうとなさるのです」

 

法皇に盾つくのはなかなか難しいと、大江が結ぶ。

 

そこへ、文覚が頼朝を訪ねてくる。

また真贋の怪しいしゃれこうべを持って。

 

以前のように追い払うかと思いきや、頼朝はなんと、そのしゃれこうべを父と認めて頭を下げた。

義時はすぐに頼朝の考えを察する。

 

「鎌倉殿 このことを九郎殿にお伝えします。必ずや供養にお越しになるはず!」

 

笑顔でうなずく頼朝だった。

 

時を移し、義時は京の義経邸を訪れていた。

 

「もちろん父上の供養だ。行きたくないわけがないだろう」

 

「鎌倉殿も九郎殿に会いたいのです。ひざを突き合わせてお話になれば わだかまりは解けると信じております。義朝様のしゃれこうべ その目でご覧になってください」

 

「供養のあとは?」

 

「無論 鎌倉に残り 鎌倉殿にお仕えを」

 

無言で義時を見つめる義経

その表情には迷いが見えたようだった。

 

翌日、義経邸には行家の姿があった。

 

鎌倉へ行けばその日のうちに首をはねられる、頼朝の邪魔になった者は皆どうなった、己の身を守るためなら一族とて容赦しない…と一方的にまくし立てる行家。

頼朝はそういう男だ、なぜ、それがわからないのかと義経に迫る。

 

目を閉じて聞いていた義経は、目を開けるなり立ち上がった。

 

「これから院御所へ行って 法皇様にお許しを頂いてまいります」

 

兄を信じる決意の言葉である。

行ってはならんと止める行家だったが、義経が足を止めることはなかった。

 

場は院御所。

 

供養に参列したいとの義経の願いを、後白河法皇はあっさりと許した。

 

しかし…法皇が簡単に引き下がるわけもなく。

重篤な急病という仮病の芝居を打って、結局は義経を京から離れられないようにしたのである。

 

哀れ、義経は、こうして兄に会う機会を潰されたのであった。

 

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夜討ち 挙兵 そして都落ち 哀れな武将 源義経

 

この頃、京の武士の間では、鎌倉を恐れ、義経を見限ろうとする者たちが出始めている……とのナレーション。

 

画面には土佐坊昌俊(とさのぼうしょうしゅん)ら、屈強の兵たちが映し出される。

 

…まではよかったが、なんと義経正室 里が引き込み役で登場。

里が仕組んだ夜討ちなんてあり得るのだろうか。

私の答えは否。

 

今回も来たね、乱暴な展開。

 

でもまあドラマだから、ドラマに話を戻そう。

 

邸内の異変に気づいた義経は、静を連れて隠れる。

逃げようと庭に出た瞬間、放たれた矢が飛んできた。

 

ここからは義経の強さが炸裂する。

危うい場面には武蔵坊弁慶が現れ、義経は弁慶の刀を抜いて敵に飛びかかった。

誰よりも動きは速く、闇の中でも躍動感あふれる戦いっぷり。

 

やがて戦いは終わり、義経は邸内で静に傷の手当てを受けていた。

駆けつけていた叔父の行家が、まだ息の荒い義経に語りかける。

 

「間違いない。鎌倉が送ってきた刺客だ」

 

「兄上が 私を殺そうと?」

 

「ほかに そなたの命を狙う者がどこにいる」

 

「血を分けた兄弟ではないか!」

 

「頼朝は おぬしが怖いのだ。源氏の棟梁の座を奪われるのが」

 

あまりのショックに、私はどうすれば…と行家に助言を乞う義経

 

いずれまた、鎌倉の息のかかった連中がやってくると行家は言う。

 

「その前に手を打つ。挙兵するのだ」

 

「挙兵…」

 

「明日 共に院御所へ伺い 法皇様に頼朝追討の宣旨を頂く」

 

「兄上を 討つ…」

 

「事は もう そこまで来ているのだ 九郎。腹をくくれ!」

 

義経は一層息を荒くし、その場に泣き崩れた。

 

静への嫉妬に狂った妻が仕組んだ夜討ちとも知らず、泣き叫ぶ義経は哀れな男でしかなかった。

 

翌日、義経は頼朝追討の宣旨を法皇より授かる。

 

この知らせは早馬で鎌倉にもたらされた。

頼朝と義時らの間に沈鬱な空気が漂う。

 

「九郎殿…なぜ…」

 

「とんだ無駄足であったな」

 

すっと視線を上げると、頼朝は重々しく宣言した。

 

「これより 全軍で京に攻め上る」

 

場は、御家人たちを集めた軍議の場へと移る。

 

三浦義澄、土肥実平らは義経の強さに怖気づき、戦をすることに反対する。

 

梶原景時だけは違った。

それほど義経を恐れる皆に驚き、自分が総大将として戦い、義経の軍勢を破ってみせると頼朝に願い出た。

 

頼朝は喜ぶが、後に続く者がいない。

義時にジトーっとした目で見つめられ、三浦義村が渋々立ち上がる。

皆を鼓舞するよう弁を振るうと、今度は畠山重忠が立ち上がり、士気の上がった坂東武者たちは続々と後に続いた。

 

解散後、こっそり礼を言いに来た義時に、戦にはならないと義村は語った。

京での義経人気は高いが、肩を持っているのは戦に出なかった連中、戦に出て命拾いした兵が、また無謀な大将につくとは思えないと。

 

頼朝出陣の報は全国を駆け巡り、奥州の藤原秀衡も知ることとなった。

 

長男の国衡が、義経と頼朝が戦っている間に鎌倉を攻め落とそうと提案する。

だが、秀衡の思案はほかにあった。

 

「頼朝の大軍を前に 九郎に勝機はあるのか…早まったな 九郎」

 

秀衡と藤村の読み通り、義経のもとには兵は集まらなかった。

 

義経は京を離れ、静とも別れる決心をする。

妻の里を連れて行くのは比企の娘だからであり、いざという時の人質になると言って。

 

「いつか必ず迎えに行く。もし鎌倉のやつらに捕まったら 私との関りについて 決して口にするな。生きたければ 黙っていろ。よいな」

 

聞き分けよく、はいと返事をする静であった。

 

場は院御所へと移る。

公家たちを前に、後白河法皇は愚痴をこぼしていた。

 

「頼朝と義経 どちらかが力を持ってしまってはいかんのだ。わしが望んでいるのは つばぜり合い。何で 九郎義経 姿を消してしまったのかの」

 

「頼朝は 京に向かって 軍を進めておるようです」

 

九条兼実が報告すると、法皇はとんでもないことを言い出す。

 

「頼朝追討の宣旨は取り消しじゃ。改めて 頼朝に 義経追討の宣旨を与えなさい」

 

ざわつく公家たち。

 

「もう一度 お願いいたします」

 

「だから 義経追討の宣旨を 頼朝に与えよと言うておる」

 

「もう一度」

 

「だから より…頼朝に よっ…う?…義経追討の宣旨を与えろと言うとるんじゃ!」

 

まるでコントのようで面白かったが、法皇の言うことがコロコロ変わること、公家たちでさえ戸惑い、呆れていることが表されたシーンとなった。

 

義経失踪の知らせを受け、頼朝は鎌倉へと引き返していったのであった。

 

北条時政 京都守護に就任

 

北条時政・義時親子を呼び出した頼朝は、時政に京へ行くよう命じていた。

 

「九郎を捜し出して 捕らえてこい」

 

「九郎殿を…」

 

法皇様の お力をお借りしてな」

 

法皇様の?」

 

「お前に 法皇様と鎌倉との橋渡しをしてもらいたいのよ」

 

「無理でございま…」

 

「同感です! 父には やや荷が重いかと」

 

「舅(しゅうと)殿には いざという時の胆力がある。法皇様と渡り合えるのは 舅殿だけじゃ」

 

こうして時政と視聴者に若干の不安を与えつつ、時政は鎌倉武士初の京都守護に就任、軍勢を率いて上洛の運びとなった。

 

シーンは早くも院御所、時政・義時親子、後白河法皇への挨拶の場面である。

 

和やかな雰囲気で2人を迎える法皇たち。

 

「頼朝は息災か」

 

「はい。元気でやっております」

 

「鎌倉殿は 追討の宣旨を出されたこと 大層 心を痛められておられます」

 

これには法皇、あれは義経に脅されて無理やりとか、全部義経のせいなんだなどと言い、笑ってごまかそうとする。

 

「されど 我が主は疑うております。法皇様は 日本一の大天狗。お言葉を信じてよいものかと」

 

「天狗…」

 

さすがに笑顔の消えた法皇だったが、親子の連係プレーは続いた。

 

「父上」

 

義経ならびに行家を捕らえるため 法皇様に 少々お力添えをお願いせねばなりませぬ。小四郎

 

「ここ畿内をはじめ 西国諸国を我らが治めとうございます」

 

それぞれに国地頭を置き、自分たちの手で米や兵を集めると続ける。

 

「これ全て 法皇様をお支えするためにございます」

 

「我が主の願い お聞き届けくださいますよう 何卒 お願い申し上げまする」

 

一言も発せず、ただ呆然と聞いているだけの法皇だった。

 

北条時政・義時親子 義経とのせつない密会

 

その夜、時政と義時が酒を酌み交わしていると、外に人の気配が。

 

親子はそれぞれ刀を手にし、戸口へ向かう。

 

「誰だ?」

 

戸を開けた義時が呼びかけた。

だが、返事は思わぬ方向から返ってきた。

 

「私だ」

 

声の主は義経

義経がひっそりと座っているのは、先ほどまで親子がいた場所。

 

「捕まえたければ捕まえるがいい。逃げるのにも飽きた」

 

義時と顔を見合わせた時政は、高らかに言い放った。

九郎義経は九州に逃げ落ちたと聞いている、このような場所にいるはずがない、偽物であろうと。

 

義経が顔を上げると、時政は笑顔を見せた。

 

親子は横並びに座り、義経と対面する形で話が進む。

 

「兄上のこと 今から なんとかならぬか」

 

「ご存じないようですが 法皇様は 九郎殿追討の宣旨を出されました」

 

「はぁ……祈るような思いで ここへ来てみたが 無駄だったか」

 

「申し訳ありません」

 

「平家を滅ぼしたのは つい こないだではないか。私の 何がいけなかった」

 

「九郎殿は 人をお信じになり過ぎるのです」

 

「策にたけた者は かえって だまされやすいものだ」

 

この後はどうするのかと義時に尋ねられ、義経は奥州にでも帰ろうかと答える。

 

義時は止めた。

義経が奥州に入れば、必ずそこに戦の火種が生まれると言って。

 

「戦は もう 終わりにしましょう」

 

「戦のない世で 私のような者は どうやって生きていけばよいのだ」

 

「あれだけ平家を振り回したお方です。あれだけの知恵があれば どこでも生きていけます」

 

スッと立ち上がり、2人に背を向けると、義経は政子への言伝を頼んだ。

政子の膝のあたたかさを生涯忘れないと伝えてくれと。

 

「あなたはおっしゃった」

 

戸を開けて出て行こうとする背中に、時政が語りかける。

 

「経験もないのに 自信もなかったら 何もできないと。では 自信をつけるには 何がいるか。経験でござるよ。まだまだこれからじゃ」

 

時政に振り向いた義経は笑顔だった。

 

笑顔のまま、視線を義時に映し、別れの言葉を口にする。

 

「さらばだ」

 

雪が舞い落ちる闇の中に、義経は姿を消した。

 

「まるで 平家を滅ぼすためだけに 生まれてこられたようなお方じゃな」

 

「九郎殿は まっすぐ過ぎたのです。羨ましいほどに」

 

中央に義経が消えた闇、左右に親子の背中で「つづく」。

 

次回予告

 

次回は 第20回「帰ってきた義経

 

静御前「うちは静御前でございます!」

頼朝「この日本から 鎌倉の敵を一掃する」

義時「必ず戻ってまいります」

政子「女子の覚悟です」

??「うわあーっ」

秀衡「ようやった 九郎」

義時「もう後には引けませぬ」

 

間違っていたらごめんなさい。

 

最後の義時がものすごくカッコよかった。

静御前は自己申告で捕まっちゃうのかな。

頼朝も平家みたいなこと言ってる。

政子の台詞は静御前を見て言っているんだよね?

義経と秀衡の再会嬉しい。

さあ、次回はどこまで描く?

 

予告に関しては以上。

 

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あとがき

 

前回は梶原景時に引き裂かれ、とどめの今回は後白河法皇に引き裂かれてしまった頼朝と義経

 

あの夜討ちに、本当に鎌倉方は関与していなかったのだろうか。

そんなことを考え始めると、ドラマから離れてしまうのでやめておこう。

 

このドラマの頼朝は、義経を許す気持ちが充分にあった。

それだけでも義経ファンとしては報われた気がする。

本当に勝手な感想ではあるが。

 

義時の「日本一の大天狗」は痛快そのもの。

 

次回にも期待したい。

 

それではまた。

 

前回の感想記事

www.yamauba.work

 

次回の感想記事

www.yamauba.work

 

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