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山姥の戯言日記

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鎌倉殿の13人 第12回 頼朝浮気がバレる 義時は自己嫌悪の嵐

 

「亀の前事件」感想 政子激怒す 全て裏目の義時

 

 

今回の主なキャスト

 

北条小四郎義時 小栗旬さん

 

源頼朝 大泉洋さん

政子 小池栄子さん

北条時政 坂東彌十郎さん

りく 宮沢りえさん

牧宗親 山崎一さん

実衣 宮澤エマさん

阿野全成 新納慎也さん

三浦義澄 佐藤B作さん

三浦平六義村 山本耕史さん

和田義盛 横田栄司さん

畠山重忠 中川大志さん

安達盛長 野添義弘さん

 江口のりこさん

 

源九郎義経 菅田将暉さん

源範頼 迫田孝也さん

 

八重 新垣結衣さん

 

上総広常 佐藤浩市さん

下総常胤 岡本信人さん

梶原平三景時 中村獅童さん

比企能員 佐藤二朗さん

 堀内敬子さん

比企尼 草笛光子さん

 

大江広元 栗原英雄さん

 

公式サイト: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

公式Twitter: 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) | Twitter

公式Instagram: https://www.instagram.com/nhk_kamakuradono13/

 

何ともかんともな泥仕合を見ているかのようだった今回。

時政は単純に間に入って大変な役回りではなく、事を大きくした張本人だった。

 

すべて裏目に出てしまう様が、気の毒ながらも面白かった。

 

では、詳しい感想は本文で。

 

 

 

江間小四郎義時誕生 北条家の跡取りは?

 

北条義時の妹 実衣が、源頼朝の弟 阿野全成と夫婦になった。

 

頼朝と北条家一同が集った食事の席で、義時は江間の領主となり、名前も江間小四郎義時になったと明かされる。

またしても知らなかったのは実衣だけのようだった。

 

誰が北条家を継ぐのかという話になり、りくは将来自分が産む男児だと主張するが、政子は否定的な応じ方。

軽々に話すことではないと気まずい雰囲気を頼朝が一蹴し、話は打ち切られる。

義時は北条を継ぐ気がないようだ。

 

政子とりくの間に早くも火種が芽生えたシーンである。

 

上総広常と源九郎義経の不満

 

政子の出産にまつわる行事の、御家人たちの役割りが頼朝より沙汰された。

 

上総広常は何かにつけチクッとケチをつけるが、乳母がまた比企に任されたことが特に気に食わない様子。

だが頼朝に取りなされ口をつぐむ。

 

次に不満をあらわにしたのは、安産祈願の神馬奉納の馬引き役に任ぜられた九郎義経

そんなことをするためにここにいるのではないと、はっきり断った。

これが頼朝の怒りを買い、馬引き役は義時に変更される。

 

「見てのとおりじゃ。あの者たちを束ねるのも骨が折れる」

 

京から下ってきた文官 大江広元に率直にこぼし、自分の傍で「鎌倉に足りないものは何か」見極めてほしいと頼朝は頼んだ。

 

その大江が注目していたのは上総と義経

確かに問題児の2人ではある。

 

義経は平家と戦えないことで鬱々としていた。

でも、政子のお腹の子に「いい子が生まれますように」と声をかける優しい面もあるのだ。

 

政子不在の鎌倉に不穏な空気が漂う

 

政子は出産のため比企家に移り、男子を産んだ。

 

 

そんな中、頼朝の「隠れ家」に案内された義時。

何のことはない、頼朝が亀に与えた邸だった。

 

政子が鎌倉におらず、頼朝は気が大きくなっていたのかもしれない。

実衣の夫となった全成に亀の話を聞かせていた。

誰にも言ってはいけないと前置きし、全成は実衣に教えてしまうが、実衣が黙っていられるわけがない。

 

こうして亀の件は、頼朝→全成→実衣→範頼→政時りく夫婦へと伝わって行ったのであった。

 

 

北条義時と八重は似た者同士?

 

義時の助言を受け、父亡き後、江間で暮らすことになった八重。

 

派手にふられたにも関わらず、相変わらず八重を気にかける様は、一途、お人好しを通り越え、実衣が言ったように執念深ささえ感じる。

 

執念深さという点では八重も同じだ。

亀のことを知りショックを受けていたのに、まだ頼朝への恋心は消えない。

少しでも側にいて役に立ちたいと望んでいる。

 

似た者同士ではないか。

 

気持ちが向いている方向は今はバラバラでも、いつか互いに向けられるようになるのかもしれない。

でないと、2人とも報われないことになる。

 

それもいいが、ここまで来ると義時が報われて欲しいと思ってしまう。

 

頑張れ、義時!

 

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政子の逆襲 義時のせいで大ごとに!

 

政時は政子に教える気はなかったが、りくは違った。

見舞いに行き、つい口を滑らせた風を装い、政子に頼朝の浮気を告げたのである。

 

 

義時が呼び出され、政子に厳しく責められた。

そして亀の名前どころか住まいまで教えてしまう。

 

りくは政子に提案する。

京には後妻打ち(うわなりうち)といって、前妻が後妻の家を壊しても構わないという慣わしがあるのだそうな。

頼朝が京を真似て側室を持つつもりなら、後妻打ちで形だけ少し壊し、肝を冷やしてもらおうというのだ。

 

政子は乗った。

 

だが夫に頼むというりくに「父上は巻き込みたくない」とし、政子はりくの兄 牧宗親を指名する。

 

 

りくが牧に話を通している頃、義時と三浦義村は亀を非難させに行っていた。

後妻打ちのことは知らないが、政子が報復してくる前にと慌てて。

 

「自分が嫌になる。俺は何をやってるんだ…」

 

小声で絞り出す義時。

だが自己嫌悪している時間はなかった。

 

次に義時が向かったのは義経のもとだった。

亀の邸の前に立ち、朝まで番をしてほしいと頼んだのである。

もちろん亀とは言わず、事情も知らせず、ただ「鎌倉殿のため」だけで押し切った。

 

義経が番をしていれば何も起きないだろうという義時の浅知恵である。

 

そして、これが見事に裏目に出る。

 

松明を持ち、番をしていた義経は、現れた牧宗親から頼朝の浮気を知らされる。

激怒している政子に命じられてきたと話す牧を、義経は通す。

すると、よせばいいのに手伝ってくれとの牧の声がけが。

 

義経武蔵坊弁慶に命じた。

 

「派手に行け」

 

義経主従に火がついてしまった。

派手な破壊音とともに門は壊され、更に中へと一同は入っていく。

やり過ぎだと倒れそうになりながら訴える牧を残して。

 

こうして事態は大ごとになってしまったのである。

 

頼朝の決断は… 牧宗親の災難 

 

頼朝はすぐに牧が犯人だと見破り、義時に調べを命じた。

 

また、後妻打ちには目撃者がいて、火を放ったのは義経だと知れる。

 

全てが頼朝の知るところとなり、義時は政子に御所に来てくれるよう頼んだ。

怒り心頭の頼朝を静めるにはそれしかないと言って。

 

「九郎殿も絡んでおられるのです」

 

「どうして?」

 

「私のせいなんです。ああ 自分が嫌になる!」

 

涙しながら嘆く義時だったが、義経と牧を呼び出し、頼朝が直接詮議を始めた。

 

牧は罪を認めながらも義経たちがやり過ぎたことを責め、義経は言い逃れをせずに潔く認める。

何故あの場にいたのか、義時が説明するのも遮った。

義経が義時を庇った形になる。

 

頼朝は、政子のためにやったのだろうと理解を示しつつも、御家人衆に示しがつかないとして、義経に謹慎を命じた。

次に牧に顔を向ける頼朝。

 

「お前のせいで わしはかわいい弟を罰するはめになった。なぜ 九郎を巻き込んだ。なぜ 火を放つのを止めなかった!」

 

自分は悪くないと叫ぶ牧に…

 

「いいや お前が悪い! 断じて許さん!」

 

迫力のある声で黙らせ、梶原景時にその場で牧の髷を切らせた。

なかなか怖い頼朝だった。

 

泣き崩れた牧はそのままりくのもとへ。

 

 

りくと政子の言い分 北条時政がまさかの宣言 

 

りくと時政は御所に来ていた。

そもそも女癖が悪い頼朝が原因だと言い、りくは「下がれ」と言われても下がろうとしない。

 

頼朝は、源氏の棟梁たる者、側室の1人や2人いたところで文句を言われる筋合いはないと開き直っていた。

 

「夫がそんな物言いとは。懸命に御台たろうと励んでいる政子が哀れでなりませぬ!」

 

と、そこへ政子が現れ、義母に礼を言う。

りくの横に座る政子。

 

「女子同士でつまらぬ争いをしてしまったこと 恥ずかしく思います……肝心なのは夫の裏切り!」

 

咎めるべきは 夫のふしだら!」

 

息の合った最強タッグである。

 

「病がちな我が子を放って そばめと会っていたなんて 許せることではございませぬ!」

 

「今すぐ御台に 頭をお下げください!」

 

「さあ!」

 

たじろいだ頼朝は逆ギレする。

いくらお前たちでも許さないと喚く頼朝に次いで、声を荒げたのは時政だった。

 

源頼朝が何だってんだ! わしの大事な身内に ようも そんな口を叩いてくれたな! いくら鎌倉殿でも許せねえ!」

 

一同、面食らってポカーンとしている。

でもカッコいいぞ、時政殿。

 

「言っちまった……」

 

我に返った時政は、観念したように、でもどこか吹っ切れたように微笑む。

 

「どうやら ここまでのようだ。小四郎 わしは降りた。伊豆へ帰る」

 

 

慌てて時政を追う、りくと政子と義時。

 

果たして泥仕合の行方は?

 

上総広常に愚痴る義時 大江広元が気になったこと

 

亀は上総の邸に匿われていた。

引きとり手を探している最中らしい。

 

夜遅くに訪れた義時は、父のように全てを放り出して伊豆へ帰りたいと上総にこぼす。

 

同じ頃、御所では頼朝と大江広元が話をしていた。

 

「小四郎殿は 決して手放してはなりません。まだ若く しくじりもありますが あの者は鎌倉殿に忠義を尽くします」

 

「わしもそう思う」

 

「ご安心を。鎌倉は安泰でございます……ただ ひとつ気になったのが……」

 

「言ってくれ」

 

義時、買われてるね。

やっぱり見てる人はちゃんと見てるんだね。

今回はしくじりっぱなしだったけどね。

 

で、気になることって何? 何なの?

というところで「つづく」。

 

次回予告

 

次回は 第13回「幼なじみの絆」

 

行家「義仲 そなたこそが源氏の嫡流

??「このままでは皆の心は 鎌倉殿から離れていきます」

八重「私 つらいです」

上総「鎌倉は真っ二つに割れちまうぞ」

行家「ハハハハハハ」

八重「小四郎殿」

義時「私は好きなのです。八重さんの笑っている姿が」

 

間違ってたらごめんなさい。

 

義時の恋物語は継続中の模様。

幼なじみって木曽義仲巴御前もだけど、義時と八重もだね。

行家叔父は今度は義仲を担ぐのか。

というか先にこれがないとね。

伊豆に帰った面々は予告に出ていないのが気になる。

鎌倉が真っ二つってどう割れるんだろう。

頼朝派か政子派か? 政子っていうより北条か?

 

時政殿、機嫌直して戻ってきてね。

 

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あとがき

 

いや~今回の感想は難儀した。

見てる分には面白いけど、文章にするのはうんざりする展開。

やること全部裏目に出て、義時は気の毒だったし。

毎回泣いてるね。

 

あと、改めて大泉洋さんの声がいいなと思った。

逆ギレの場面では必死だけど嫌な響きはないし、牧の髷を切れと命じた声の冷徹さはカッコよかったし。

 

しかし女の争いといっても、方や絶対的な御台所なわけだから、政子vs.亀になるはずもなく、夫の頼朝が相手になるんだよね。

今回の終わり方だと次回の関係修復みたいな展開は読みにくい。

どう決着をつけるか。

 

その辺に注目しつつ、放送を楽しみに待とう。

それではまた。

 

前回の感想記事

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