「許されざる嘘」感想 陰謀渦巻く鎌倉御所 善児再び
今回の主なキャスト
北条小四郎義時 小栗旬さん
政子 小池栄子さん
りく 宮沢りえさん
実衣 宮澤エマさん
三浦義澄 佐藤B作さん
安達盛長 野添義弘さん
亀 江口のりこさん
義円 成河さん
上総広常 佐藤浩市さん
下総常胤 岡本信人さん
梶原平三景時 中村獅童さん
八重 新垣結衣さん
伊東祐親 浅野和之さん
伊東祐清 竹財輝之介さん
善児 梶原善さん
公式サイト: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
公式Twitter: 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) | Twitter
公式Instagram: https://www.instagram.com/nhk_kamakuradono13/
自信満々の北条義時が八重にふられるシーンから始まった今回。
八重の「お断りします!」がきっぱりしていて男前だった。
波乱を感じさせる第11回、詳しい感想は本文で。
鎌倉の御所完成 関東独自の政治の始まり
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) 2022年3月20日
治承4年(1180)12月12日条
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鎌倉に源頼朝が暮らす新たな御所(大倉御所)が完成しました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/hQHwFZ5uXC
鎌倉に源頼朝の御所が完成した。
御所には家人たちが集い、頼朝から所領を与えられ、改めて主従の契りを交わした。
義時が宣言をする。
「これより 佐殿は鎌倉殿。ご一同はその家人 御家人でございます」
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) 2022年3月20日
治承4年(1180)12月12日条
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源頼朝が大倉御所に入ると、御家人たちが侍所に参上。頼朝を鎌倉の主(あるじ)と認め、主従の契りを交わしました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/3N9GOBRjTR
まさに、関東に独自政権が芽生えた瞬間である。
一方、同じ日、京では平家に盾ついた寺々を平清盛が襲わせ、南都の地は火に包まれた。
手段を選ばぬと豪語した清盛の蛮行である。
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) 2022年3月20日
治承4年(1180)12月28日条
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平清盛の五男・重衡が南都を焼き払い、東大寺、興福寺の堂塔をはじめ、仏像や経論が灰となりました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/sEludF2yVa
場は鎌倉に戻る。
梶原景時が初めて御所に姿を現した。
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) 2022年3月20日
治承5年(1181)1月11日条
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梶原景時が初めて源頼朝の御前に参上しました。頼朝は景時のことを非常に気に入ったそうです。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/FrDtGCgVox
頼朝の信頼は厚く、梶原は侍所別当の和田義盛のもとで所司の任に着くことになった。
鎌倉での政治が本格的に始動する。
平清盛死す 「頼朝を殺せ」
平清盛が死んだ。
「頼朝を殺せ」「あやつの首を我が墓前に供えよ」との遺言を残して。
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) 2022年3月20日
治承5年(1181)閏2月4日条
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平清盛が亡くなりました。自らの死に際し清盛は、葬儀や仏事をどのように行うのかだけではなく、子孫らはひたすら東国を帰服させる計略を立てて実行せよ、と遺言を残したそうです。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/hl9H7etkRj
清盛を失った平家は政権を後白河法皇に返上する。
だが戦をやめるつもりはなく、改めて頼朝追討の院宣を法王に要求。
清盛の遺言が、一族を破滅へと導いていく。
清盛の死を知った頼朝は、清盛を討つことはかなわなかったが、平家は必ず我が手で滅ぼすと誓いを新たにする。
そこへ、今こそ平家を討つ時と、叔父の源行家が訪ねてくる。
飢饉で戦に出られない頼朝は、会わずに追い返した。
帰りしな、頼朝の兄弟たちに同じく決起を促すが、行家に従う者はなかった。
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源義経の陰謀 兄 義円をそそのかす
育ちが違うと兄弟でもここまで違うものか。
或いは、義経の性格が特殊なのか。
義経は快く思っていなかったすぐ上の兄、義円を言葉巧みにそそのかす。
疑うことを知らない義円は、まんまとその術中にはまってしまう。
行家と行動を共にすることになったのだ。
翌朝、出立する前に、義円は頼朝への文を義経に託す。
見送った義経は、その場で文を破り捨てた。
燃やせばいいものを……と思っていたら、頼朝から呼び出された義経。
義円がいない理由を追求される。
のらりくらりとかわしていた義経だったが、義円の文を突きつけられる。
梶原景時がすべてを目撃していたのだ。
頼朝に叱責され、義経は謹慎を命じられる。
「心を磨いてくれ 九郎」
励まされるように背中を抱かれても、項垂れるしかない義経であった。
義円が鎌倉に戻ることはなかった。
平家方と戦になり行家軍は大敗、功を焦った義円は討ち取られてしまう。
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) 2022年3月20日
治承5年(1181)3月10日条
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源行家と義円が墨俣川に陣を張り、平清盛の五男・重衡率いる平家軍と対峙(たいじ)しました。しかし、平家軍の前に敗れ、義円は討ち取られました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/8hHd2cN1jz
義経のブラックさを、更に闇深くした出来事だった。
政子懐妊 男子を望む頼朝は 善児再び
政子が2度目の解任。
男子を産んでもらおうと頼朝たちはあれこれ策を練る。
そのひとつが恩赦だった。
前の戦で捕らえられた者たちを解き放つ。
その中には伊東祐親、祐清親子も含まれていた。
全成が言うには、祐親が善児に殺させた千鶴丸が成仏しない限り、男子には恵まれないということ。
千鶴丸は祐親が生きているうちは成仏できないという話だった。
聞き終えた頼朝は決断する。
ちょうど盗人の罪で捕らえられていた善児に目をつける梶原景時。
描かれていないところで取り引き、密談、はかりごとがあったのは明らかだ。
伊東親子は善児の手によって殺された。
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) 2022年3月20日
養和2年(1182)2月14日条
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政子が懐妊し、源頼朝の嫡男誕生の期待が膨らむ中、三浦義澄に預けられていた伊東祐親が自害しました。御所にいた義澄は走って館に戻りましたが、その時にはすでに死体は片付けられていたそうです。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/27W81pgiJR
表向きは自害ということだが、義時は納得せず頼朝のもとへ。
「鎌倉殿がお命じになられたのではないのですか?」
「伊藤祐親は 意地を通したのだ。あっぱれなことよ」
「一度 口にされたことは必ず守られる。恐ろしいお方です」
「口が過ぎるぞ 小四郎」
「人を許す心が 徳となるのではないのですか。それゆえ 望みのお子を授かるのでは!」
「生まれてみればわかることだ」
「爺様は もう 帰ってはきません!」
叫ぶように頼朝に怒りをぶつける義時。
第11回「許されざる嘘」をご覧いただきありがとうございました。
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) 2022年3月20日
見逃した方、もう一度見たい方は ぜひ #NHKプラス でご覧ください。
▼配信ページはこちらhttps://t.co/JDgB1esDQ2
※配信期限 : 3/27(日) 午後8:44 まで
※要ログイン#鎌倉殿の13人#小栗旬 pic.twitter.com/OBjmHmjZS1
このことがわだかまりにならなければいいのだが。
転じて全成と実衣の場面。
千鶴丸はまだ成仏していない、(直接)殺した者が生きている限り、と告げる全成。
張本人の善児は、去ろうとして梶原景時に呼び止められていた。
「わしに仕えよ」
言うと思った~!
善児が感情のない声で「へえ」と返事をしたところで「つづく」。
次回予告
次回は 第12回「亀の前事件」。
全成?「兄上には 御台所とは別に思い人がおられる」
八重「おそばにいたいのです」
りく「咎めるべきは 夫のふしだら!」
頼朝?「恐ろし過ぎる…」
義村「頼朝を超える」
政子「このままでは 腹の虫が おさまりません」
頼朝「ここまでするか?」
義時「私のせいなんです!」
亀の前事件って……とうとう亀のことが政子に知れるのね。
それでまるまる1回やっちゃうんだ。
部分的にしか知らないから楽しみだけど。
また義時が間に入って可哀そうなことに。
が、頑張れ義時!
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あとがき
黒い回だったなぁという印象だ。
頼朝も義経も景時も…でも、景時が善児を手に入れたら最強すぎないか?
暗躍しやすくはなるよね。
何気に義経と景時の今後も匂わせていたし。
そんな中にあって義時がまだ真っ白なんだよね。
どの辺から変わっていくのかな。
まだ先の話か。
それにしても義円が不憫で不憫で。
史実ではどうなんだろうね。
世話になった叔父に恩を感じて、自ら同行したのかもしれない。
弟に騙されて、なんて悲惨過ぎるもの。
それから伊東親子暗殺の件。
もとはと言えば祐親が悪いんであって、自業自得なんだけど、善児に殺されるっていうのが大いなる皮肉よね。
で、善児を拾った景時。
あ~言いたいこといっぱいあるけどネタバレっぽいことはやめておこう。
次回を楽しみに待つ。
それではまた。
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