「幼なじみの絆」感想 終わり良ければ総て良し? な回
今回の主なキャスト
北条小四郎義時 小栗旬さん
八重 新垣結衣さん
政子 小池栄子さん
りく 宮沢りえさん
実衣 宮澤エマさん
三浦義澄 佐藤B作さん
三浦平六義村 山本耕史さん
安達盛長 野添義弘さん
亀 江口のりこさん
上総広常 佐藤浩市さん
下総常胤 岡本信人さん
梶原平三景時 中村獅童さん
道 堀内敬子さん
里 三浦透子さん
文覚 市川猿之助さん
木曽義高 市川染五郎さん
今井兼平 町田悠宇さん
公式サイト: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
公式Twitter: 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) | Twitter
公式Instagram: https://www.instagram.com/nhk_kamakuradono13/
前回の後始末、源頼朝はどうするのかと思って観ていたが、まさか北条義時と八重の回になろうとは予想だにしていなかった。
詳しい感想は本文で。
頑固な北条時政とうさんくさい源行家
源頼朝が時政を悪くは思っていない、自分が悪いと認めたものの、時政の伊豆へ帰る決意は変わらない。
荷物をまとめて本当に伊豆へ帰ってしまった。
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) 2022年4月3日
寿永元年(1182)11月14日条
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愛妻・りく(牧の方)の兄である宗親を源頼朝が処罰したことを不満に思った北条時政は、鎌倉を去り、所領である伊豆へと帰っていきました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/FlYVbjxnaE
頼朝への怒りは共感できるところ。
一方、頼朝のもとへは叔父の行家が訪れていた。
行家はなんと所領を無心する。
嘘をついてまで無理を通そうとする行家を、頼朝はけんもほろろに追い返した。
「金輪際 この鎌倉に足を踏み入れないでいただきたい! さらばでござる」
「よいのか。木曽のところに行っても」
「はあ?」
「わしが義仲と組んだらどうなるか」
「痛くもかゆくもなし!」
その場はきっぱり言い切った頼朝だが、後からいささか事情が変わってくる。
大江広元が言うには、行家は公家に顔が広く、木曽義仲と組めば力になるという。
そして義仲が信濃に留まっているのは、北陸からの兵糧を押さえ、平家を干上がらせるつもりだろうというのだ。
義仲に手柄を奪われてしまうと焦る頼朝。
実は奥州の藤原秀衡が会津まで南下してきた噂があり、真偽のほどを確かめられずにいた。
秀衡の動きがはっきりしない限り、頼朝は鎌倉を離れるわけにはいかないのである。
京に、平清盛を呪い殺した男がいると聞き、頼朝はすぐさま呼び寄せるよう命じた。
その男が文覚とも知らずに。
源頼朝と坂東武者たち 真っ二つに割れるかも?
甲斐の武田信義が鎌倉を訪れた。
行家の入れ知恵で義仲が平家に近づこうとしており、いずれ手を組んで鎌倉に攻め入るつもりとの噂を吹き込むためだ。
信義が帰った後、義時は武田一門の姫の輿入れを断られた腹いせだと一蹴。
比企能員も木曽は同じ源氏、攻めてくるとは思えないとの見解だった。
大江広元は義仲に真偽を確かめるのがよいと言い、信濃に軍勢を送る提案をする。
噂が偽りなら人質を出すよう迫り、もし拒んだら噂は真実として、そのまま義仲の首を取ってしまえと。
軍勢を送るとなると、坂東武者たちからは非難の声が多数出た。
- 平家討伐ならいいが今度のは源氏同士のいさかい
- なぜ坂東武者がつきあわねばならぬのか
- 鎌倉殿のためなら何でもするといわけではない
- 軍勢は形だけだと言うが戦にならない保証はあるのか
- 鎌倉殿のためなら何でもするというわけではない(2回目)
- このままでは皆の心が鎌倉殿から離れていく
- そばめにうつつを抜かし舅にも愛想を尽かされるようでは、坂東武者の主とは言えない(言い過ぎとの意見あり)
だいたいこんな感じである。
やはり坂東武者を束ねるのは大変だ。
「好き勝手言いおって」と文句を言うにとどめ、頼朝は軍勢ではなく、使者を信濃に送ることにする。
頼朝批判をした者たちを、梶原景時がしっかりリストにまとめていたのが怖い。
いや、さすがと褒めるべきか……悩みどころである。
上総広常は義時と酒を酌み交わしながら、大きな懸念を口にする。
「下手をすると 鎌倉は真っ二つに割れちまうぞ」
だがその際、自分がどちらに着くかは明言しなかった。
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戦をしないと耐えられない源義経 甘い罠にハマる
義時が邸に帰ると、待っていたのは源九郎義経。
範頼(蒲の冠者)が木曽へ行くと知り、自分も連れて行けと迫る。
子どものように駄々をこねる義経に、義時は折れてしまう。
翌日、比企の館に呼ばれた義経と範頼。
待たされている間、義経は木曽行きを嬉しそうに範頼に報告する。
比企の用件とは、2人に娘たちを会わせることだった。
範頼は鎌倉殿の許しも得ずに、こんなことは困ると拒否して帰ってしまうが、義経は里という娘の顔に目が釘付けになる。
そして翌朝、木曽へ行く義時たちの前に義経は現れず、一行は義経不在のまま出立した。
義経は里が起こす声で目覚めた。
寝ぼけて二度寝をしようとするが、ガバッと起き上がり、建物の外へ飛び出す。
クッソー! と叫ぶが後の祭り。
それにしても漁師小屋のような……随分とカジュアルなデートだった様子。
木曽義仲登場
客人のために川魚を釣ってきた木曽義仲、なかなかのナイスガイである。
話を聞いてみると、粗野なイメージ一切なしのクールガイでもあった。
義仲は平家と通じていない証として、嫡男 義高を人質に差し出した。
人質なんか行家でいいのに、と言わんばかりの義時と三浦義村に、こう言って。
「どんな男かは関わりない。俺は 自分を頼ってきた者を 追い出すようなまねはできぬということだ」
カッコいいね。
でもその美学が仇になることもある。
巴御前は役者さんがちょっと若いかなと思ったけど、凛とした物腰が素敵でしっかりとハマっていた。
義高はメイクが気になるものの、それ以外はすべて素晴らしい。
健気な台詞も合っていた。
何だろ……ここだけハードボイルドな感じだった。
北条政子と亀の前
亀の家に颯爽と現れた頼朝だったが、座敷には政子の姿が……驚くよね。
そりゃ二度見するわ。
頼朝退散後、2人の女のシーンが始まる。
亀は頼朝にもタメ口だったけど、政子にもタメ口と一貫している。
育ちも影響しているとは思う。
でもここまでくると度胸だとも思う。
人として肝が据わっているのだ。
対して政子はいいとこのお嬢さんで、人としては未成熟。
小さな豪族の行き遅れでも、育ちの良さは隠せない。
未成熟も行き遅れも悪いことじゃないけど、亀のような頭の切れる女と対峙すると幼稚に見えてしまうのは否めない。
幼稚であると同時にお人好しな政子。
説教される筋合いじゃないのに、黙って説教を聞いている。
忠告される筋合いもないのに、自らアドバイスを求めていたし。
本人同士がいいならいいけどね。
役者さんが巧いせいか、亀がそんなに嫌な女にはなっていなかった。
でも言いたい。
亀、何様よ?
あ~スッキリした。
北条義時と八重
時政曰く「色恋がわかっていない」義時は、八重がいる江間の邸に足しげく通っていた。
それは義時の勝手だからいいんだけど、八重の気持ちの変化についていけなかった。
たぶん、丁寧に描いたのだろう。
丁寧過ぎて、私などには理解できなかったのだろう。
最終的に2人がうまくいったようなので、めでたいし嬉しい。
でも理解できなかったので感想も書けないのだ。
誠に申し訳ない。
義時と八重の恋愛は私には難し過ぎた。
で、義時が嬉し泣きしているシーンで「つづく」。
次回予告
次回は 第14回「都の義仲」。
頼朝「わしと木曽殿で 平家を討つ」
義仲「これは正義の戦である!」
頼朝?「義仲に先を越された」
義高「父は 源氏同士の戦を望んでおりません」
上総?「わしらの手で 坂東を治める」
義澄?「北条も討つつもりか」
八重「小四郎殿にしかできない お働きがあるはずです」
?ばかりでごめんなさい。
主人公の台詞がない予告…1つは入れようよ。
義仲に先を越されたのか、頼朝が遅れをとったのか。
坂東武者に不穏な動きが…北条は討たないでくれ。
というか、上総広常の声に聞こえたんだけど当たってたらショック。
善児を飼っている梶原に気をつけて~。
義時はまた仕事で悩むんだね。
頑張れ、義時!
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あとがき
前回のラスト!
大江広元が「気になることが……」と言った続きが今回は明かされなかった。
楽しみにしてたのに。
忘れないうちにお願いしたい。
今回の感想は絶不調。
本当に理解できなかったのだ、義時と八重の恋愛が。
こんな怖いことは初めてかもしれない。
私だけだったらどうしよう。
もう途中から喋り言葉になっちゃうし、本当に嫌。
次回はこんなことがないといいな。
タイトルだと義仲中心のようだから大丈夫そうだけど。
楽しみに待とう。
それではまた。
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