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山姥の戯言日記

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『青天を衝け』第25回 篤太夫帰国 岡田健史さんの演技が光る!

 

「篤太夫、帰国する」感想 平九郎の運命 岡田健史さん好演!

 

青天を衝け 吉沢亮 高良健吾 岡村健史 草彅剛 橋本愛

 

今回の主要キャスト

 

渋沢篤太夫(栄一) 吉沢亮さん

渋沢成一郎(喜作) 高良健吾さん

渋沢平九郎 岡村健史さん

 

徳川慶喜 草彅剛さん

 

徳川昭武(民部公子) 板垣李光人さん

静寛院宮(和宮 深川麻衣さん

天璋院 上白石萌音さん

小栗忠順(ただまさ) 武田真治さん

川路聖謨としあきら) 平田満さん

永井尚志 中村靖日さん

板倉勝静 永井秀樹さん

杉浦愛蔵 志尊淳さん

田辺太一  岡本聡さん

福地源一郎 犬飼貴丈さん

山髙信離 山本浩司さん

菊池平八郎 町田悠宇さん

井坂泉太郎 林雄大さん

川村恵十郎 波岡一喜さん

須永虎之助 萩原護さん

土方歳三 町田啓太さん

 

三野村利左衛門 イッセー尾形さん

岩倉具視 山内圭哉さん

西郷吉之助 博多華丸さん

やす 木村佳乃さん

    

渋沢千代 橋本愛さん

渋沢うた 三井絢月さん

渋沢市郎右衛門 小林薫さん

渋沢ゑい 和久井映見さん

渋沢てい 藤野涼子さん

尾高惇忠(じゅんちゅう) 田辺誠一さん

尾高長七郎 満島真之介さん

 

徳川家康 北大路欣也さん

 

 

なんてこった……嫌な予感が現実に。

まだ呆然としている。

 

さて、久方ぶりにご登場の徳川家康様。

時代は明治になったものの、あちこちで内戦は続き、新政府はグラグラとして頼りなく、そんな時に渋沢篤太夫は帰国したのだと解説を。

混迷する不安な政治情勢の中に、篤太夫は飛び込むことになる。

 

今回は、太夫が日本にいなかった間の情報を聞くという形で進んだ。

涙の理由はやはり……詳しい感想は本文で。

 

 

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帰国した篤太夫 慶喜と旧幕府の「今」を知る

 

時代は明治となり、すっかり変わってしまった日本に帰国した篤太夫

向かえたのは先に帰国していた友の杉浦愛蔵だった。

 

その晩、外国方だった田辺太一福地源一郎、そして愛蔵から説明を受ける。

 

旧幕府軍が戦に大敗し、徳川慶喜が兵を残して江戸に帰ったこと、朝敵の汚名を着せられたことなど、パリで知った情報はすべて事実だった。

その後、慶喜はあくまで恭順を示し、上野の寛永寺で謹慎

 

勘定奉行だった小栗忠順は斬首となった。

 

病床の川路聖謨は、江戸城に官軍が入る日に自決していた。

 

「徳川、万歳」

 

忠臣としてはあまりに無念な最期だったろう。

久々のやすの出演を楽しみにしていたが、まさかこんな悲しいシーンだったとは。

 

静寛院宮(和宮)と天璋院 命がけで戦を止めた女たち

 

 慶喜が大阪から逃げ帰り、謹慎するまでの間の出来事である。

 

前の将軍  家茂の妃だった静寛院宮は岩倉具視天璋院は西郷吉之助に宛て、それぞれ文で徳川家存続を願い出ていた。

徳川家がなくなれば、自分たちも死を選ぶしかないとして。

 

こうして無血開城へと繋がるのだが、本ドラマではさらっと流された。

 

この成り行きでは当然ながら、2人とも慶喜を軽蔑している様子である。

最後まで徳川に尽くした女たち。

 

太夫と直接の縁がないため出番は少なかったが、心の中に深く印象づけられた

 

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平九郎の運命と篤太夫の涙

 

翌朝、川村恵十郎須永虎之助(伝蔵)の2人から、篤太夫渋沢成一郎たちのことを聞かされていた。

 

成一郎は伏見の戦で肩を撃たれ、大阪城に戻ると慶喜はおらず、城は燃え、残った兵たちの世話をしてから江戸へ戻ったのだと。

怪我は大事ないらしいが、成一郎のはたらきは誠に天晴れである。

 

その後、上野に集まっていた慶喜を守ろうとする家臣たちに乞われ、成一郎は彰義隊(しょうぎたい)の頭取となった。

彰義隊に見立て養子の渋沢平九郎も加わっていたことを、篤太夫は初めて知る。

ちなみに尾高惇忠も加わっていた。

 

ところが慶喜は、江戸を出て水戸に移ることを決める。

 

「上様のご無念は 必ずや我らが晴らしまする!」

 

カゴに乗る慶喜に、そう声をかける成一郎。

しかし慶喜は無表情のままだった。

 

それから彰義隊は分裂し、成一郎たちは振武軍(しんぶぐん)と名乗って秩父の山に移る。

 

虎之助の説明を聞く篤太夫の目は鋭くなっていた。

 

ここで前回差し込まれたシーンになる。

暗闇の山中を移動する成一郎、淳忠、平九郎たち。

彼らを囲むようにして、いくつもの銃口が獲物を狙う。

 

銃声とともに戦いが始まった。

次々と銃弾に倒れる仲間たち。

鉄砲の数からして不利と見た成一郎は、すぐに「下がれ」と味方に命じる。

 

銃声が響き、刀で斬り合う混乱の中、成一郎たち数名は岩の囲いの中に逃げ込んだ。

 

「囲まれたか?」

 

淳忠の言葉に、耳を澄ます一同。

不気味なまでの静寂に耐えられなくなったのか、平九郎の側にいた2人が刀を振り上げ、飛び出して行った。

途端に銃弾を浴びて倒れる2人。

 

平九郎は身を乗り出して助けようとするが、淳忠たちに止められる。

そして皆が潜む岩の陰を狙い、敵の一斉攻撃が始まった。

 

虎之助を睨みけるようにして話を聞き続ける篤太夫

 

「皆 懸命に戦ったが……我が振武軍は あっという間に負けた!」

 

悔しさのあまり、叫ぶように訴える虎之助。

 

明るくなり、逃げ延びた成一郎たち。

 

「平九郎は?」

 

「平九郎はどうした?」

 

過去と現在、成一郎と篤太夫の問いが重なる。

 

そこで成一郎たちは、やっと平九郎がいないことに気づいたのだ。

慌てて名を呼び、平九郎を探し始める虎之助、成一郎、淳忠。

 

「言え! 平九郎はどうした!」

  

虎之助に掴みかかる篤太夫

 

はぐれたのだろうか。

山中の荒れ寺のような場所に、満身創痍の平九郎の姿があった。

横たわっている仲間のむくろに手を合わせながら、平九郎は背後に集まった敵に吹っかける。

中に60人の仲間がいて、自分が声を出せばお前ら(敵)は皆殺しに遭うと。

 

敵は狙い通りに動き、平九郎の前後に分かれた。

背後には仲間の存在を確認しに行った鉄砲隊。

 

奥の襖が一斉に蹴破られた瞬間、平九郎は牙をむいた。

前方にいる敵に突っ込んだせいで、鉄砲隊は動き回る平九郎を撃つことができない。

敵を翻弄し、平九郎は逃げ延びた。

 

徳川に恩があると言う老夫婦の家で手当てをしてもらっていた平九郎。

迷惑がかかるからと、すぐに出て行こうとする。

その際、お蚕様が目に止まり、自分の村でもお蚕様を大事にしていたと懐かしむ。

 

ここで予告にあった篤太夫の落涙シーン。

恵十郎が、平九郎はふるさとを目指したらしいと言うと、うつむいたまま頷く篤太夫の目から、大きな涙の雫がこぼれ落ちた。

 

闇の中、山中で疲れ果てた平九郎は、岩を背にして座り込む。

辺りには、平九郎を探すいくつもの敵の声が飛び交う。

懐のお守りを取り出し、ジッと見つめる平九郎。

 

「おてい……」

 

どうしても、ていの元に帰りたかったのだ。

動かねばよいものを、お守りをもらった時の気持ちが甦り、平九郎は岩陰から出てしまう。

すぐに見つかり斬り合いになるが、もう余力などなかった。

かろうじて接近した敵は斬ったものの、銃弾がかすめる中、平九郎は岩場をよじ登る。

もう前に進むことしか考えられなかったのか。

 

岩の上に追い詰められる形になり、振り向けば大勢の敵が集結している。

 

「ここまでか……」

 

荒い息遣いで呟き、平九郎は刀を掲げて立ち上がった。

 

「御旗本 渋沢篤太夫……」

 

武士らしく名乗りを上げようとするが、数発の銃弾がその身体を貫く。

 

吐血しつつ、命を振り絞った叫びが闇を裂いた。

 

「御旗本 渋沢篤太夫が嫡男 渋沢平九郎!」

 

涙が止まらない篤太夫

 

割腹しようと刀を持ち直した瞬間、異様なほどの数の銃弾が平九郎に浴びせられた。

それでもしっかりと己の腹に刀を突きさした平九郎。

 

「花と散らん……」

  

それが彼の最期の言葉だった。

 

 

見事に渋沢平九郎を演じた岡田健史さんのインタビューを是非ご覧いただきたい。

岡田健史さんのひたむきさに感動した。

 

さて、ドラマでは、名札もない首が晒され、犬がくわえて行ったが、おそらく(平九郎だろう)……と口にする恵十郎。

生まれた時から武士の彼は当たり前のように言う。

でもその情報、今言うか? と思った。

 

「平九郎! うぅーっ!」 

 

取り乱し、頭をかきむしる篤太夫

この反応こそ現代人が共感できるもの。

 

 

しかし恵十郎は「取り乱すな」と言い、淳忠と成一郎が無事だったことを伝え、虎之助は成一郎が今、函館で闘っていることを告げた。

 

 

平九郎の死は、篤太夫の心に一生消えないであろう傷を残した。

 

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土方ともう一人の渋沢 函館で闘い続ける成一郎

 

函館には幕府の大目付だった永井尚志、老中だった板倉勝静らが率いる旧幕府軍と、土方歳三率いる生き残った新選組、成一郎のように各地から合流した徳川兵たちがいた。

 

土方と成一郎はかなり打ち解けた様子である。

 

「さぁて 行くとするか もう一人の渋沢よ」

 

「おう」 

 

何なの? このバディ感。

栄一と喜作はずーっとバディだと信じて疑わなかった私は、少し妬いてしまった。

 

場面はまた篤太夫たちに戻り、虎之助はアニキ(篤太夫)が行くなら俺も一緒にと言いかけるが、篤太夫は食い気味に怒鳴りつける。

 

「俺は行かねぇ!」

 

この時の篤太夫は凄まじい目をしていた。

やがて、静かな声で慶喜が今どうしているか、恵十郎に尋ねる。

慶喜は水戸から駿府へ移って謹慎しているとのこと。

 

やりきれない悔しさが篤太夫の心を大きく揺さぶる。

 

太夫は成一郎に文を書いた。

  • 成一郎が函館に行ったことは遺憾千万
  • 主もなく、残された烏合の衆がどれだけ集まろうと勝てるわけがない
  • もはや生きて会うことはかなわぬだろう
  • 潔く死を遂げろ

 

「フン あいつらしい」

  

笑顔で読み終える成一郎だった。

そしてまた踏み出す。

戦に向かって。

 

血洗島に栄一帰国の知らせ

 

渋沢市郎右衛門が息子からの文を持って帰ってきた。

文には、横浜に無事到着し、仕事が片づいたら帰ると書いてあった。

 

心配していたゑいは喜び、千代も心からの安堵の表情を見せる。。

その千代を見て、さり気なく外へ出て行ってしまうてい

無理もない。

 

市郎右衛門は尾高の家を心配するが、ゑいは娘が気がかりでならない様子。

 

千代は文を持って、すぐに実家の尾高家を訪れた。

淳忠と長七郎、兄2人に報告をする千代、

 

しかし長七郎の反応は薄かった。

髪はボサボサ、髭も剃らず、目の下のくまは濃く、目には生気がまるでない。

 

千代は長七郎に礼を言う。

横浜焼き討ち計画を長七郎が止めてくれたから、夫は命を捨てずに済んだ。

今の彼があるのは兄のおかげだと。

 

いいや、お千代と長七郎は返す。

 

「俺は死に損なったのみ」

 

「このまま生きても 母さまやあにぃに迷惑かけるだけだ」

 

「俺たちは 何のために生まれてきたんだんべなぁ」

 

メンヘラが言いそうなポイントをなかなかいい感じで突いている。

しかも最後の問いは、人類が抱える壮大なテーマでもある。

 

それにしても、このままでは尾高家が不幸過ぎる。

養子に出したとはいえ、末っ子の死はかなり堪えるだろう。

淳忠には平九郎を連れ出した責任もあることだし。 

 

どうにか長七郎を元気にしてやってほしい。

毎回言ってる気がするけど。

 

太夫を側に置きたい昭武

 

太夫はスナイドル銃を土産に、小石川の水戸藩邸を訪れていた。

徳川昭武と会うためである。

 

 

こんなに黒字だったとはちょっとビックリ。

しかも新政府に搾取されずに、篤太夫が管理できたとは。

 

さて、昭武は天皇に拝謁し、水戸に戻り次第、函館に軍を出すよう命じられていた。

幕府の元忠臣たちと戦うことになるのだ。

 

再び、私を支えてくれと篤太夫に頼む昭武。

今度は「ははっ」と返事をしたものの、その前に主君の意志を確かめたいと申し出る篤太夫

昭武も兄に会いたいが、朝敵に会うわけにはいかず、文を兄に届けてほしいという。

そして、必ず兄の返事を届けてほしいと。

 

昭武は何が何でも篤太夫を側に置きたいようだ。

 

でも、その前に篤太夫慶喜に会う。

 

この先どうなるのか。

史実を知らないドラマは本当に楽しい。

 

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三井組 番頭 三野村利左エ門 初登場!

 

またクセのありそうな登場人物が現れた。

 

 

かなり面白そうなキャラクターだ。

今回は顔見せ程度の出演だったけど、栄一との絡みも多そう。

期待しよう。

 

成一郎から篤太夫に文が届いた。

  • 命に代えて徳川と上様をお守りする所存
  • お前は上様の本当の心根をわかっていない
  • 徳川の家臣として、朝敵の汚名を雪ぐことなく、この先どうして生きていけよう
  • もう会うこともないだろう
  • さらばだ、篤太夫

 

この後に、また土方とのバディ的なシーンが。

 

青春か!

さすがに土方がどうなるかは知っているけど、成一郎がわからない。

生きて帰ってきたら、長七郎2号みたいになってしまうんか?

 

今までと違った顔つきで、篤太夫が6年ぶりに帰郷する道中で「つづく」。

 

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次回予告とあとがき

 

次回は 第26回「篤太夫、再会する」。 

 

太夫「とっさま!」

ゑい「毎日 指折り数えて待ってたんだよ」

てい「何だい 自分だけ帰ってきて」

太夫「合わせる顔がねえのは俺だ」

長七郎「生き残った者には なすべき定めがあると お前が言ったんだ」

市郎右衛門「お前の父親だと 胸を張っていられる」

太夫「新しい世のためにできることは きっとある」

慶喜「礼を申す」

太夫「上様!」

  

血洗島に帰って、駿府にも行くようだ。

ていの気持ちもわかる。

しかし直接ぶつけられるなら、きっと大丈夫。

長七郎、小奇麗になって男前に戻ってたけど、また何か言い出すのか。

太夫、何とかしてくれ。

淳忠あにぃは、どう迎えてくれるのだろうか。

というか、尾高のやへ様は息災?

慶喜は強情だからね、篤太夫のことも拒絶するように振る舞うのかな。

太夫と千代の美しい夫婦がたくさん見られそう。

 

予告に関しては以上。

 

前回の予告で、篤太夫の台詞を市郎右衛門と書いてしまった。

私は念のため字幕放送でも見ていて、吉沢亮さんの台詞は黄色の文字なのに、普通の色の文字で表示されたの。

まあ、ちょこちょこある間違いね。

 

それより、渋沢平九郎様があんな壮絶な最期を迎えていたとは驚きだった。

その前に小栗、川路両氏の最期もあったけど、ぶっ飛んじゃったよ。

ただね、平九郎に撃ちこむ銃弾の数多過ぎ。

せっかくいいシーンなのに、いくら何でも撃ち過ぎ。

エンターテイメントにしても、平九郎はゾンビじゃないから。

気になったのは、そこだけかな。

 

それにしても岡村健史さんの演技には恐れ入った。

素晴らしいの一言。

 

岡田健史さん、平田満さん、武田真治さん、本当にお疲れさまでした。

楽しませていただいたことに感謝します。

 

さあ、次回までまたしばらく待つことになるけど、楽しみに待っていよう。

それではまた。

 

前回の感想記事

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次回の感想記事

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