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山姥の戯言日記

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『青天を衝け』第26回 栄一の苦しみ 家族や慶喜との再会 長七郎は…

 

第26回「篤太夫、再会する」感想 生きている限り…それぞれの再会

 

青天を衝け 吉沢亮 高良健吾 橋本愛 満島真之介 草彅剛

 

今回の主要キャスト

 

渋沢篤太夫(栄一) 吉沢亮さん

渋沢成一郎(喜作) 高良健吾さん

 

徳川慶喜 草彅剛さん

 

渋沢千代 橋本愛さん

渋沢うた 山﨑千聖さん

渋沢市郎右衛門 小林薫さん

渋沢ゑい 和久井映見さん

渋沢てい 藤野涼子さん

𠮷岡なか 村上絵里さん

渋沢よし 成海璃子さん

渋沢宗助 平泉成さん

渋沢まさ 朝加真由美さん

尾高惇忠(じゅんちゅう) 田辺誠一さん

尾高長七郎 満島真之介さん

須永虎之助(伝蔵) 萩原護さん

 

大久保一翁 木場勝己さん

高松凌雲 細田善彦さん

土方歳三 町田啓太さん

 

徳川家康 北大路欣也さん

 

渋沢篤太夫が帰郷し、血洗島が物語の舞台となった今回。

新たな悲しい事実が判明し、私も篤太夫同様にショックを受けた。

 

嫁いだ姉の吉岡なかも久々の登場。

 

それでは早速、今回の感想を。

 

 

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栄一が見た長七郎の夢

 

まずは徳川家康様がご登場。

血洗島を支配していた岡部藩はもうないと仰った。

大名たちは新政府軍に恭順したのだ。

 

小難しい話はやめ、渋沢篤太夫を見守ろうとのお言葉から物語は始まる。

 

今回は血洗島メインの回なので、ここからは「栄一」と表記しよう。

 

栄一が藍の畑を分け入って道に出ると、そこには尾高長七郎がいた。

あの象徴的な木の下に、昔のように腰かけて、長七郎は栄一に微笑んでいる。

 

変わり果てた日本の現状に、愚痴を並べ立てる栄一。

平九郎は命を落とし、喜作は今も遠い地で戦っている。

 

「相変わらず よく喋るのう 栄一」

 

長七郎の声はどこまでも深い優しい響きだった。

 

「お前は生きておる。生き残った者には なすべき定めがあると お前が言ったんだ」

 

そこで目を覚ます栄一。

故郷近くの宿で、長七郎の夢を見たのだ。

 

予告で観た長七郎は、栄一の夢。

なんとなく不安になる出だしであった。

 

栄一 家族たちと再会を果たす

 

栄一が帰ってくる日、渋沢家は朝から皆そわそわとして落ち着かない。

「落ち着け」と声をかける渋沢市郎右衛門も帯のつけ方が変なことになっている。

 

いよいよ我が家が見える場所まで来た栄一は、しみじみと呟く。

 

「国破れて山河あり……」

 

人間社会がどう変化しようと、広大な自然は泰然としてそこにある。

栄一は自分の家も含めて、そう表現したように聞こえた。

 

すぐ側に栄一が来ていると知らされ、市郎右衛門と千代うたが出迎えに来た。

 

感動的な妻子との再会シーン。

村の者も市郎右衛門も微笑ましく見つめていた。

 

 

ていの悲しみと長七郎の衝撃の事実

 

家の中に入ると、母のゑい、姉のなか、妹のていが、栄一に深々と頭を下げて迎えた。

でもすぐに普段通りの口調に戻って、今度は栄一に文句を言う。

 

伯父の宗助と伯母のまさもやって来た。

宗助が「無事に帰ってきて、なんとめでてぇことか」と言った時だった。

 

「何がめでてぇもんか」

 

それは、ていの小さな呟きだった。

 

「何だい 自分だけ帰ってきて」

 

平九郎が死んだのは、栄一が見立て養子にしたせいだと、ていは兄を激しく責める。

 

父の市郎右衛門が言うように、兄は言われずともわかっていただろう。

それでも、言わずにはいられなかった。

 

心の奥に押し込めておくよりも、思いを直接ぶつけることができて、ていにとってはよかったと思う。

悲しみが癒されることはなくとも、前に進む区切りにはなったのではないだろうか。

 

家に上がる前に、尾高の家に行ってくると言った栄一に、市郎右衛門は衝撃の事実を告げた。

 

「先月 長七郎が亡くなった」

 

……………………え? とショックを受けて固まってしまった。

栄一もだけど、私も。

 

その後、ドラマでは死因に触れなかったので調べたら、病死だった。

少しばかりホッとした。

 

それにしても、栄一がパリへ行く直前、喜作(渋沢成一郎とともに面会したのが、今生の別れになろうとは。

 

夢で栄一の頭を撫で、明るく微笑む長七郎の顔を思い返す栄一。

悲しみはいかばかりであったことか。

 

宴会の最中、ていは栄一に話しかけたり、得意のお喋りで場をわかせる栄一を見て笑顔になったり。

その様子を見て安堵する千代だった。

 

2人の妻 自分を責めていた千代と喜作を案じるよし

 

賑やかな宴は朝まで続いたらしく、栄一は千代に労いの言葉をかける。

やっと2人で話せる時間を持てた。

 

千代は、今までずっと胸に秘めていたのだろう。

平九郎の死は自分のせいだと、武家として忠義を尽くすよう言い聞かせた自分のせいだと涙を流す。

 

千代のせいではないと否定し、抱き締める栄一。

栄一も自分のせいだと吐露するが、千代は泣き止まない。

2人とも、一生その思いを背負って生きることになるのだろう。

 

あの木の下に、長七郎の墓があった。

栄一と千代、栄一と一緒に帰郷した伝蔵(須永虎之助)が手を合わせていた。

 

そこに現れた喜作の妻よし

 

栄一の家で喜作のその後を聞く。

数日前に栄一が聞いた話によると、旧幕府軍五稜郭を攻め落としたということだった。

よしの表情がパッと明るくなる。

 

よしは、喜作はもう生きて帰る気はないのだと思っていたのだ。

きっと喜作は奮起していて、函館に新しい国を造ると信じるよし。

泣き笑いで、自分もしっかりしないと、と気を持ち直したよしに、栄一は何も言わなかった。

いや、言えなかったのだろう。

 

旧幕府軍に明るい未来はないということを。

 

函館の土方歳三 高松凌雲と『もう1人の渋沢』

 

土方歳三が怪我人を連れてきた場所には、喜作の他に、栄一とともにパリへ行った医師の高松凌雲の姿があった。

 

忙しく多くの怪我人の手当てをし、五稜郭で開かれる祝賀会には参加しないと言い放つ凌雲。

敵の負傷兵まで治療していることを指摘され、こう返した。

 

「怪我人に敵も味方もない。富豪も貧乏人もない」

 

「私はそれを もう1人の渋沢と パリで学んだ」

 

それが西洋式かと割り切る土方と、なんとなく複雑そうな『もう1人の渋沢』。

 

それにしても高松凌雲の実行力よ。

栄一より一足先に帰国したとはいえ、もう野戦病院でパリで学んだことを実行しているとは。

 

この先もずっと2人の渋沢の友人であってほしい。

 

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惇忠と栄一 それぞれの苦しみと長七郎が遺したもの

 

尾高の家を栄一が訪れると、そこには憔悴し切った尾高惇忠がいた。

話をしようとせず、外へ出て行こうとする惇忠を栄一が止める。

 

惇忠は深い苦しみの中にいた。

2人の弟に先立たれ、自分だけがおめおめと生き残り、人に合わせる顔がないと。

 

栄一は惇忠が生きていてくれてよかったと言い、初めて己の胸中を明かす。

 

「合わせる顔がねぇのは俺だ。パリまで行って ようやくわかったんだ」

 

銃や刀を手に戦をするのではない。

畑を耕し、藍を売り、歌を詠み、皆で励んで働くことこそ、己の戦い方だったのだと。

亡き平九郎にも、家族にも申し訳ないと、嗚咽混じりに惇忠に訴える。

 

「俺は この恥を胸に刻んで いま一度 前に進みたい。生きている限り……」

 

泣き崩れる栄一。

惇忠の前で、やっと自分の苦しみも吐き出すことができたのだ。

 

惇忠も心を動かされた様子で栄一を見つめる。

 

栄一が見た長七郎の夢には続きがあった。

 

「さぁ 前を向け 栄一! 俺たちが かつて悲憤慷慨していた この世は崩れたぞ。崩しっぱなしでどうする。この先こそが お主の励み時だろう」

 

夢の中の長七郎の言葉で、栄一は前に進む決心をしたのであった。

 

 

市郎右衛門とゑいの愛情深さ

 

栄一は今後の身の振り方について、自分の考えを市郎右衛門に伝えていた。

まず、主であった徳川慶喜に挨拶に伺い、それから一身の方針を定めたいと。

ここでは慶喜の弟 昭武との約束は口にしなかった。

 

市郎右衛門は、「それでこそ俺の栄一だ」と満足気。

家を出る時、道理を踏み外さず、まことを貫いてくれと父に言われた栄一は、その言葉をきちんと守った生き方をしてきた。

 

「おかげで俺は お前の父親だと 胸を張っていられる」

 

親バカの自覚がある市郎右衛門だが、しっかりと子の思いを受けとめて対話できる姿こそ、理想の父親像ではないか。

しかも、理想の父親っぷりを発揮するのは、栄一が相手の場合にとどまらない。

 

家を出る時、父から百両を持たされた栄一が、せめてもの土産として父に金子(きんす)を差し出した。

受け取った市郎右衛門は、俺のものだから好き勝手に使わせてもらうと言い、見守っていた千代の前に行くと、その金子を差し出したのである。

 

「お千代。お前は6年もの間 つらいことにも耐え忍んで 実にまめやかに この家のために尽くしてくれた」

 

普段は恥ずかしくて言えないが、嬉しく思っていたと。

褒美と思って受け取ってくれと言うのだ。

 

戸惑い、受け取れないと言おうとする千代に対し、今度はゑいが加勢する。

 

「いいんだよ。ずっと寂しかったんだんべぇ。なんにも ちっとも不服も言わねぇで よく耐えてくれたね」

 

涙する千代。

 

金子よりも何よりも、義父と義母のその言葉こそ、千代はもらえて嬉しかったに違いない。

相手が目下、年下であろうと、理解と感謝の言葉は絶対に必要だ。

人としての在り方を教えられた気分で観ていた。

 

そして栄一と妻子2人のシーン。

栄一は、自分は誤ってばかりだが、1番の誤りは千代とうたと離れていたことだと口にする。

これからどうなるか、何になるかはわからないが、今度こそ一緒に暮らそうと。

 

千代が花のように美しい笑顔を見せる。

うたも大喜び。

 

こうして、栄一は慶喜のいる駿府に旅立った。

 

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徳川慶喜との再会

 

今回より登場の新キャストがこちら。

 

何やらすごい大物である。

 

大久保一翁と面会した栄一は、パリでの余り金として、1万両を慶喜のために納め、昭武の直書を持参した旨を告げる。

昭武からは、必ず返事を水戸へ届けるよう命じられてきたことも。

 

数日後、慶喜がいる宝台院に呼ばれた栄一。

いよいよ再会の時を迎えるが、あまりに質素に変わり果てた慶喜の姿に唖然とする。

 

どうしてこのようなことになったのかと尋ねようとした栄一に、慶喜は愚痴を聞きに来たのではない、昭武のパリでの様子を聞かせてくれるというので会っているのだと釘をさす。

抑揚のない穏やかな声で。

 

栄一は慶喜の望みに応え、手振り身振りや笑い声もまじえて、昭武の様子を細かく伝える。

愉快そうに眺め、時折、笑顔も見せる慶喜

 

最後にはパリでの栄一の苦労を労い、昭武を無事に帰国させたことに礼を言い、しっかりと頭を下げた。

恐縮してひれ伏す栄一を残し、慶喜は部屋を去ろうとする。

 

「上様!」

 

涙声で呼ばれ、足を止める慶喜

 

「いや もう何も申し上げますまい。しかし……しかし……どんなに ご無念だったことでございましょう」

 

慶喜は顔色一つ変えず、無言のまま去って行った。

 

改めて頭を下げ、涙する栄一が顔を上げたところで「つづく」。

 

 

次回予告とあとがき

 

次回は 第27回「篤太夫駿府で励む」

 

五代「駿府藩に渋沢篤太夫というものあり」

大久保利通「渋沢?」

三野村利左衛門「渋沢か……」

大隈重信「4万両の利は蓄えた?」

太夫「西洋でいうところの『コンパニー』を始めさせていただきたい」

萩原四郎兵衛「おもろい」

慶喜「やはり おかしろき男だ」

土方「生きて日の本で行く末を見届けろ!」

よし「あの人は 何で まだ戦ってるんだい……」

大久保一翁「徳川のために……駿府を救ってくれい」

 

自信のある人だけ太字にした。

後はほぼ当てずっぽうである。

 

というか新キャスト一気に出過ぎ。

駿府で励むって……昭武は?

妻子同居はどうなるの?

慶喜が笑ってる~。

喜作、生きて帰ってきて!

なんかもう、すごく明治になってるぞ。

川村恵十郎殿もおられるなら、是非、鵜飼勝三郎殿もカムバーック!

 

次回予告に関しては以上。

 

さて、今回は、とにかく尾高長七郎の死が衝撃的で、あまりにも残念過ぎた。

しか~し、夢で会うという演出は素晴らしく効果的だった!

生きて元気な姿に戻ることがかなわなかった長七郎の、昔のまんまの笑顔を、最後に視聴者に見せてくれた。

栄一と喜作の憧れだった姿を。

弟分を励ます兄貴分の姿を。

 

迫真の演技に魅了されてばかりだった。

満島真之介さん、お疲れさまでした!

 

千代は……橋本愛さんはやっぱり美しい。

美形夫婦を観ていたいので、栄一は駿府に千代とうたを呼んであげてほしい。

そして吉沢亮さんと草彅剛さんのシーンもたくさん観たい。

我ながら、わがままな視聴者だな。

 

今回は栄一が苦しい胸の内を吐き出せてよかった。

 

それではまた。

 

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