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山姥の戯言日記

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『青天を衝け』第18回 慶喜を笑顔にした篤太夫

 

「一橋の懐(ふところ)」感想 耕雲斎の最期 奮闘する篤太夫

 

青天を衝け 吉沢亮 高良健吾 草彅剛 津田寛治

 

今回の主要キャスト

 

渋沢篤太夫(栄一) 吉沢亮さん

渋沢誠一郎(喜作) 高良健吾さん

 

徳川慶喜 草彅剛さん

徳川昭武 板垣李光人

黒川嘉兵衛 みのすけさん

原市之進 尾上寛之さん

猪飼勝三郎 遠山俊也さん

川村恵十郎 波岡一喜さん

伝蔵 萩原護さん

 

武田耕雲斎 津田寛治さん

藤田小四郎 藤原季節さん

 

阪谷朗廬 山崎一さん

 

徳川家茂 磯村勇斗さん

和宮 深川麻衣さん

天璋院 上白石萌音さん

小栗忠順 武田真治さん

栗本鋤雲 池田万作さん

永井尚志 中村靖日さん

田沼意尊 田中美英さん

   

渋沢千代 橋本愛さん

渋沢市郎右衛門 小林薫さん

渋沢ゑい 和久井映見さん

渋沢てい 藤野涼子さん

尾高やへ 手塚理美さん

尾高惇忠(じゅんちゅう) 田辺誠一さん

尾高きせ 手塚真生さん

尾高長七郎 満島真之介さん

尾高平九郎 岡村健史さん

  

徳川家康 北大路欣也さん

 

初見の感想1発目は 吉沢亮さんと草彅剛さんの絡みが多かった。

単純に嬉しい。

 

2発目は、わかっていたけど 津田寛治さん名優。

 

では落ち着いて今回の感想を。

 

 

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非業の最期 武田耕雲斎役の津田寛治さん白熱の名演技

 

私の目には、津田寛治さんが武田耕雲斎と同一化したように映った。

 

前回の感想記事では散々にに文句を言ったが、渋沢成一郎が届けた徳川慶喜の文によって、ようやく己を取り戻す。

藤田小四郎は京へは来るな、水戸へ落ちよとの文に憤り、慶喜を罵倒する。

 

「違う! わからぬのか!」

 

耕雲斎は、自分たちの所業が慶喜を苦しめ、追い詰めていたことに気づいたのだ。

だが時すでに遅し。

 

「もはや これまでじゃ…」 

 

水戸藩にとっても失うにはあまりにも惜しい人物。

 

不貞腐れているだけの小四郎も対照的でいい。

成一郎が栄一の名を出すと、

 

「ハハハッ…あいつが言ったんだ! 東湖の子であるこの俺が このままでよいのかと!」

 

気持ちはわからないではないが、どこまでも青臭い小四郎の台詞であった。 

 

一方、京の二条城では慶喜が、謂わば水戸の内紛ゆえ、耕雲斎らの身柄を引き取りたいと発言するが、幕府 天狗党征伐提督の田沼意尊に一蹴されていた。

それでは済まぬ、公儀で公平に裁くとまで言われては、従うしかない慶喜だった。

 

これは仕方がない。

実際に藩内の紛争の域を超えているし、慶喜は将軍に仕える身。

庇えるのもそれが精いっぱいである。

 

公平な裁きとやらは、幕府に歯向かう者たちへの見せしめのように、とても惨い(むごい)ものだった。

 

ニシン蔵に大勢で監禁され、後日、全員が首をはねられたのだ。

 

無残に衰えた姿の耕雲斎が斬首される時。

 

「烈公…今 おそばに…」

 

弱弱しくかすれた声で言い、微笑んだまま首を下げた。

活き活きしていた頃の耕雲斎とはまるで別人。

でも慶喜の父、徳川斉昭(烈公)の代から仕えた重鎮であり、斉昭への忠誠心は少しも変わなかった。

 

見事に演じ切られた津田寛治さんを称賛したい。

  

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太夫と成一郎 それぞれの覚悟

 

太夫は小十人並という役職に就いていた。

 

慶喜が成一郎に文を託しつつ、結果的に形だけとなった天狗党討伐の出陣の折り、篤太夫も黒川嘉兵衛の配下として随行した。

 

初登場の慶喜の弟 徳川昭武も出陣したのだが、一瞬、女の子に見えてしまった。

 

  

別のドラマでお見かけした方だと思うが、そのドラマが思い出せず。

板垣李光人さん、凛々しくも可愛らしい容貌である。

 

太夫に話を戻そう。

成一郎に天狗党全員斬首の件を聞き、ショックを受ける篤太夫

 

幕府に侮られたと成一郎は言う。

慶喜に耕雲斎らを預けては、後に配下とし、力を持つものと疑われたのだ。

つまり、それほど一橋は兵が足りていないということ。

 

太夫は自分が小四郎を焚きつけたせいだと言いかけるが、成一郎の一喝が篤太夫の罪悪感を蹴散らした。

 

「うぬぼれるんでねぇ! おめえなんかが言わずとも 水戸は立ち上がった!」

 

成一郎は己の目で天狗党の面々を見て、「攘夷の成れの果て」と感じたと。

攘夷はもういい、この先は殿を、一橋を守ると力強く宣言する。

 

なんだか成一郎の男っぷりは上がってるし、一気に武士らしくなったように見えた。

高良健吾さん、こんなに凄みのある役者さんだったとは。

 

太夫は悩み、次のような展開になる。

 

この拝謁でのやり取りは至って簡潔。

太夫の提言はすぐ慶喜に認められ、篤太夫は軍制御用掛 歩兵取立御用掛に任命される。

解説は、またこちらにお願いしよう。

 

伝蔵の言う通り、似合わない豪華なカゴで備中の一橋領へ向かった篤太夫

 

領内の子弟を集めてもらい、得意のスピーチを繰り広げるが、手ごたえはまったくなし。

焦る篤太夫と伝蔵のやり取りが面白い。

農民だっただけに農民の気持ちがわかり過ぎる2人。

 

ゆっくりいこうと決め、篤太夫は寺戸村の漢学者 阪谷朗廬の塾で、地元の子弟たちと一緒に学び始めた。

しかし篤太夫の「攘夷」も頑固よのう。

阪谷先生、もっと言ってやって。

 

太夫、剣術そこそこ強かったのね。

ってことは、やっぱり成一郎はかなり強いんだなってことがわかった。

畑仕事や漁にも一緒に出たりして、村人たちともだいぶ打ち解けた様子。

 

そして、とうとう仕官したいと申し出る者たちが現れた。

 

そこからの流れは見事だったねえ。

太夫は最初から何かおかしいと睨んでたんだ。

まず庄屋たちを集めて真実を聞き出し、いよいよ代官と再会。

太夫の話術にかかりゃ、あの程度の脅しは朝飯前ってもんだろう。

 

翌日、陣屋にはあふれんばかりの仕官の志願者たちが殺到。

 

「どこの国も 代官というのは厄介だのう」

 

呆れ顔の篤太夫であった。

 

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小栗忠順初登場! 将軍 徳川家茂 運命の長州征伐へ

 

徳川家康の登場はドラマが中盤に差しかかった辺り。

 

天狗党の処刑で攘夷の火は消えたが、外様が逆に外国にすり寄り始めたのだ。

それまで外国を敵としていた者たちが、今度は徳川幕府を敵と見なす所業。

 

「我が徳川も このままでは済ませませんぞ」

 

場面は江戸城

先に初登場のお二方をご紹介しておこう。

 

 

 

ああ、そういえばネジ持ってたね、小栗忠順

造船所に兵の教育にコンパニー(会社)設立案、なかなかの切れ者である。

 

長州がイギリスに近づいていると知り、幕府は2度目の長州征伐へ向かうこととなった。

 

将軍 徳川家茂和宮の寝所での語らい。

相思相愛な若い2人が美しいだけにせつない。

 

出陣の日、家茂は天璋院と会い、もし自分に万が一のことがあった場合…と前置きをして耳打ちを。

天璋院は「えっ」と驚いた反応。

 

おそらく皆さんの予想通りの話だったのだろう。 

 

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太夫慶喜の笑顔 平岡円四郎が残したもの

 

兵を集めるという大役を成し遂げた篤太夫は、慶喜から褒美を授かった。

 

そこから篤太夫のプレゼンが始まる。

一橋家が公儀に借金をせずに、懐(ふところ)を豊かにする案件。

  1. 備中の良い米を入札払いにして高く売る(見込み5千両ほどの利)
  2. 何の工夫もなしに売られている播磨の木綿も売り方次第で相当の利
  3. 備中でとれる硝石は必ず需要がある

そして最後は自分の売り込みを。

 

率直過ぎる篤太夫の物言いに、猪飼勝三郎殿はハラハラドキドキ。 

 

もう覚えたからいい?

でも載せないと気が済まない萌えごころ。

 

太夫はそろばんを持ち、慶喜の近くまで進み出る。

 

「懐を豊かにし その土台を頑丈にする。軍事よりはむしろ そのような御用こそ 己の長所でございまする」 

 

本気出してきたよ、篤太夫が。

 

慶喜の表情が柔らかくなる。

 

「父を思い出すのう」

 

烈公も懐をどうにかせねばと、林やガラスや茶畑を作らせ、蜂蜜も集めさせていたと。

しかも百姓のことを「お百姓様」と呼び、尊んでいたという。

 

それを聞いた篤太夫はなぜか慶喜に詫びた。

 

「私は今の今まで烈公を 我が父にも負けぬ とんでもねぇ石頭の 風神雷神のようなお方かと思っておりました」

 

うんうんと頷きながら、慌てて篤太夫をいさめる猪飼勝三郎殿。 

 

ところが慶喜が愉快そうに笑い始めた。

 

「駄目だ、耐え切れぬ。雷神となった父を思い浮かべてしまった」

 

竹中直人さんが雷神ということは、風神が小林薫さんですな?

というか、実は慶喜は笑いの沸点が低いのではないのか、という疑惑が私の胸に。

 

「円四郎め。まことに不思議な者を押しつけおった」

 

笑いながら言っているのに、まだどこかせつない響き。

ひとしきり笑うと、慶喜は立ち上がった。

 

「ならばやってみよ。そこまで申したのだ。お主の腕を見せてみよ」

 

太夫が顔を上げると、そこには威厳ある主君の姿があった。

自然に篤太夫の表情も引き締まる。

 

「ははっ!」

 

頭を下げた篤太夫の脳裏に円四郎の言葉がよみがえる。

 

「おめえは おめえのまま生き抜け。必ずだ」 

 

覚悟を胸に主君を見上げる篤太夫

見つめ合う主従のシーンで「つづく」。

 

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次回予告とあとがき

 

次回は 第19回「勘定組頭 渋沢篤太夫

 

太夫「一橋の白木綿でござい!」

太夫「入り用なのは信用だ!」

孝明天皇慶喜の言うことを信じよう」

五代「薩摩が幕府ん先を行くとじゃ」

岩倉具視「あかん!」

慶喜「私が将軍になったところで 誰もついてはこぬ」

成一郎「命をかけて殿のために戦う」

太夫「死んじまったら何にもならねぇ!」

家茂「一橋殿」

慶喜「上様! 上様! 上様!」

 

勘定組頭? すごい出世だな、おい!

五代さん洋装! 

岩倉さん、何があかんの? 

慶喜、自信持って。

成一郎の雰囲気が長七郎っぽくなってきた。

あ~上様が~!

 

馬で走ってって「上様!」って慶喜だよね?

「公方様をお守りする」って言ってたし。

大きく動きそう…なのは、その次の回かな。

岩倉具視さんの再登場嬉しい。

太夫、やはり天才なのだな。

 

次回予告に関しては以上。

 

いや~45分って本当にあっという間。

耕雲斎の非業の死も印象深かったけど、最後に持ってかれた。

太夫慶喜があんなにがっつり絡むとは。

 

 

吉沢亮さんと草彅剛さんの絡み、なんか新鮮でピリッとくる。

出世したらもっと絡みが多くなるよね。

草彅剛さんのインタビュー。

 

吉沢亮さんと堤真一さんのお話もあった。

吉沢亮さん、すっごい頑張ってるんだなって伝わってきたよ。

 

そうだ、本文では触れなかったけど、篤太夫の千代への文、愛情たっぷりだったね。

勘定組頭くらいになったら、もう妻子呼べるんじゃないの?

呼ぶって言っても江戸だろうけど、まだかな。

 

次回も楽しみだね。

それではまた。

 

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