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山姥の戯言日記

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『青天を衝け』第23回 慶喜の孤独な決断と篤太夫の留学開始

 

第23回「篤太夫と最後の将軍」感想 将軍2人の見事な共演 

 

青天を衝け 篤太夫と最後の将軍 吉沢亮 高良健吾 橋本愛 草彅剛 北大路欣也

 

今回の主要キャスト

 

【パリ】

渋沢篤太夫(栄一) 吉沢亮さん

 

徳川昭武(民部公子) 板垣李光人さん

栗本鋤雲(じょうん) 池田万作さん

向山一履(かずふみ) 岡森諦さん

田辺太一 岡本聡さん

杉浦愛蔵 志尊淳さん

高松凌雲 細田善彦さん

山髙信離 山本浩司さん

菊池平八郎 町田悠宇さん

井坂泉太郎 林雄大さん

保科俊太郎 後藤田しゅんすけさん

山内文次郎 渋谷謙人さん

山内六三郎 松永拓野さん

 

フリュリ・エラール グレッグ・デールさん

レオポルド・ヴィレット サンシモンさん

レオポルド二世 アルノ・ルギャルさん

  

【日本】

徳川慶喜 草彅剛さん

渋沢成一郎(喜作) 高良健吾さん

 

原市之進 尾上寛之さん 

永井尚志 中村靖日さん

板倉勝静 永井秀樹さん

小栗忠順(ただまさ) 武田真治さん

天璋院 上白石萌音さん

歌橋 峰村リエさん

 

明治天皇 犬飼直紀さん

岩倉具視 山内圭哉さん

中山忠能 堀内正美さん

中川宮 奥田洋平さん

二条斉敬 森啓一朗さん

正親町三条実愛 置鮎龍太郎さん

  

西郷吉之助 博多華丸さん

大久保一蔵 石丸幹二さん

松平春嶽(しゅんがく) 要潤さん

伊達宗城 菅原大吉さん

山内容堂 水上竜士さん

トメ 梅沢昌代さん

  

渋沢千代 橋本愛さん

渋沢うた 三井絢月さん

渋沢市郎右衛門 小林薫さん

渋沢ゑい 和久井映見さん

渋沢てい 藤野涼子さん

渋沢よし 成海璃子さん

尾高惇忠(じゅんちゅう) 田辺誠一さん

尾高やへ 手塚理美さん

尾高平九郎 岡村健史さん

渋沢宗助 平泉成さん

渋沢まさ 朝加真由美さん

 

徳川家康 北大路欣也さん

 

パリ一行ピンチ! 大政奉還王政復古の大号令

大きな節目となった今回、まさかのお別れがあろうとは予測もしていなかった。

 

そして衝撃のお知らせが。

 

次回はほぼ1ヵ月先という事実。

総集編や再放送はあるけど、特に今回の再放送は3回もあるけど…昨年の『麒麟がくる』も我慢できたんだから我慢するけど。

 

ま、仕方がないね。

 

ぐちぐち言わずに今回の感想いってみよう!

 

  

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渋沢篤太夫 良き友 杉浦愛蔵としばしの別れ

 

まず、前回の感想で私がぐちぐち言っていたフランスからの借款帳消しについて、公式Twitterに捕捉的な解説があった。

 

やはり史実では連邦国家云々の他にも事情があったのだ。

文句を垂れて申し訳なかった。

 

さて、急場しのぎの為替を発行し、その資金で徳川昭武一行は、諸国の王への挨拶周りの旅をしていた。

スイスで合流したのは外国奉行栗本鋤雲外国奉行何人いるんだ?)

 

徳川慶喜を毛嫌いしていた栗本だが、日本の信用を取り戻すために来たのだ。

 

こう言っては何だが、向山一履外国奉行)と田辺太一(外国方 組頭)ではなく、栗本が最初からパリ万博に来るべきだったのでは。

本来の通訳のカション神父と親交があったことだし。

彼だったらシーボルトの策にハマらなかっただろうし、薩摩の出品にももっと強く出ていただろう。

フランス語ができるのだから、モンブランの罠にも気づいた可能性もある。

 

なんてね、後の祭りで踊ってもしゃ~ない。

 

栗本は勘定奉行小栗忠順から預かった為替を渋沢篤太夫に渡し、簡素に旅をせよと命じる。

なぜ幕府はそんなに貧乏になったのだろう。

開国してからか、開国する前からか…謎だ。(調べる気なし)

 

栗本と入れ替わりに、杉浦愛蔵が日本へ戻ることになった。

 

すっかり良き友人となった篤太夫と愛蔵

太夫は家族や従兄弟(尾高兄弟両方かな?)宛の文を愛蔵に託す。

気がかりだった見立て養子の平九郎についても、愛蔵は快く引き受けてくれた。

 

一方ならぬ入れ込みようだ。

愛蔵は真っすぐな心の持ち主で、篤太夫の真っすぐさに共鳴したかのようである。

ドラマチックに表現すると。

 

しばしの別れにがっちりと握手をし、乾杯する2人。

濃い酒だと言って笑い合う姿は、青春ドラマのようでもあった。

 

 

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円四郎の悪夢再び…原市之進暗殺事件

 

朝、京の邸宅で原市之進は身支度を整えていた。

髪を結い終わり、満足そうに鏡に笑顔を映す。

 

まだ羽織袴も身に着けていないのに、急な来客の知らせ。

 

「何用で?」

 

家臣に尋ねた瞬間、2人の侍が無言で踏み込んできた。

 

慌てて刀を手に取る市之進。

 

だが1人に後ろから身体を押さえ込まれ、廊下へ連れ出される。

 

もう1人は取り次いだ家臣を斬り、身動きのできない市之進へと大股で迫った。

 

逃げる髪結いには目もくれず、侍は躊躇なく市之進の脇腹に刀を突き入れる。

 

深く深く……刀を抜く音は、内臓が抉られた音。

 

2人は市之進から身体を離し、素早くその場を立ち去った。

 

市之進はやっと鞘から抜けた刀を振り上げるが、もう斬る相手はいない。

 

あっという間の蛮行。

 

口からは血と喘ぎだけが漏れ、絶望を言葉にすることもできない。

 

柱を背に崩れ落ち、必死に左手を伸ばす彼の脳裏に浮かんだのは、慶喜の顔か、それとも烈公の……。

 

左手はすぐに力を失った。

 

あまりにも呆気ない、原市之進の最期であった。

 

 

知らせは渋沢成一郎により、直ちに慶喜のもとに。

 

下手人は直参の2名と聞き、大目付 永井尚志が呆然と呟く。

 

「なんと またも身内に…」

 

「下がれ」

 

慶喜の声は震えていた。

 

「下がれ。皆 下がれ!」

 

 珍しく感情的な慶喜の命に、家臣たちはそそくさと退室する。

 

「なぜだ…なぜ私の大事なものを次々と奪う!」

 

 孤高の将軍 慶喜の悲しみと怒りの呟きを、廊下に控える成一郎はただじっと聞くしかなかった。

 

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太夫の見立て養子 尾高平九郎と 篤太夫の妹 渋沢ていの想い

 

太夫の実家、渋沢市郎右衛門宅で、尾高平九郎は正式に「渋沢平九郎」となった報告と挨拶をしていた。

 

江戸に上り、しばらくは伝蔵(須永虎之助)のところで世話になるという。

母の尾高やへも一緒に行くらしく、食事などの世話をしてもらうのだろう。

 

市郎右衛門の兄 渋沢宗助・まさ夫婦は甥っ子たちのすることや時代の流れに疎く、尾高惇忠に説明されてもイマイチ腑に落ちない様子。

 

渋沢千代は養子となった弟 平九郎に武家の妻らしい激励の言葉を送り、平九郎も太夫が戻るまで家を守るとしっかり答えた。

凛々しくも美しい姉弟である。

 

養子になったら一緒に住まうと思っていたのか、篤太夫の母 ゑいは平九郎が江戸へ行ってしまうことを嘆き、妹のていは…笑顔で話しかけたものの、胸が詰まって泣き顔になり、部屋を出て行ってしまった。

前回は無邪気に喜んでいたのに、離れ離れになることで恋心に火がついたと見える。

 

外でひとり泣きじゃくっているていに、平九郎は恐る恐る声をかけた。

涙を拭い、振り返るてい。

 

「あの…これ」

 

顔を下げたまま、両手をピンと伸ばす仕草が乙女。

中一のバレンタインデーか。

 

差し出したのはもちろんチョコではなく、渋沢家女性軍の秘儀 お守り袋である。

 

もうそこからの展開は 甘~~~い! の一言。

 

平九郎がていを抱きしめ~の、いつか…とプロポーズし~の、ていが喜んで大泣きし~の。 

 

「まぁまぁ あの子たちったら」 

 

呆れながらも笑顔のゑいと、一緒に様子を見ていた笑顔の千代。 

コソコソと家の奥へ戻っていく。

 

さすがにチューはなく、額をくっつけて笑い合う平九郎とていだった。

こっちも青春だなぁ、おい。 

 

 

平九郎役の岡田健吏さんとてい役の藤野涼子さん。

オフショットも仲良さげで微笑ましい。

 

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最後の将軍 徳川慶喜の孤独な英断

 

ひとりで碁を打ちながら、慶喜は立場が危うい幕府の今後に思いを巡らせていた。

いつ薩摩が挙兵してもおかしくない状況で、どう切り抜けるのか。

 

今、薩摩と戦っても負け戦になる、いっそのこと朝廷に政権を返上しようかとの考えに至る。

薩摩は討つべき相手を失い、朝廷は政治に慣れていないため、公儀を頼りにする可能性が高い。

 

慶喜はせつないため息をついた。

 

「こういうことを 1人で考えねばならぬとはのう…」

 

平岡円四郎堤真一さん)の言葉を思い出し、次には篤太夫の言葉を思い出す。

太夫は予想以上に頼りにされている?

少しばかり驚いたシーンだった。

 

やがて慶喜は疲れたように両眼を閉じる。

 

1本のロウソクが照らし出す、最後の将軍の孤独感

とても素晴らしい演出だった。

 

が、素晴らしい演出はなお続く。 

ここで徳川家康の登場である。

いつものナビゲーター風ではなく、ドラマの演者としての徳川家康

 

慶応3年(1867年)10月12日。

 

京の二条城で慶喜は表明した。

 

「政権を帝に返上する」 

 

外国との交易が盛んになってきた今、国を1つにまとめ、諸国万国に並び立つ国にする。

そのための決断だと慶喜は言う。

 

御神君(家康)以来の大業を一朝にして廃するは ご先霊に対して恐れ入りたる次第ながら 天下を治め 天子様のお心を安んじ奉るは すなわち御神君の偉業を引き継ぐことである」

 

ハッとして、感動したように聞き入る家康。

 

 「私がなしえることで これに過ぎるものはない。しかしながら なお意見のある者は いささかも遠慮なく言上せよ」

 

何か言いたげに近寄る家康。

だが口を閉じ、空(くう)を見上げると、やがて感じ入ったように両目を閉じた。 

 

なんと見事な演出か。 

 

 

草彅剛さんの演技力はもちろん、北大路欣也さんの一流の表現者の技も見せつけられたシーンとなった。

 徳川家初代将軍と最後の将軍、こちらも名シーン入りすること間違いなしである。

 

場は変わり、江戸城

幕臣たちの中に慶喜の意を汲み取れる者はいなかった。

小栗忠順が、京へ上り幕府に刃向かう者たちをせん滅しようと声を上げると、一斉に賛同の叫びが響き渡る。

 

大奥では、自害しようとしていた歌橋を天璋院が止める。

歌橋は訴えた。

この先を生きて見たくはない、慶喜が徳川を殺したのだと。

 

本当に慶喜の味方はいないのだと、江戸の様子を見て感じた。

 

場面は二条城に戻る。

松平春嶽慶喜の覚悟に感動していた。

 

慶喜は春嶽の肩に手を置き、笑顔を見せる。

 

「この先 共に 新しき日本を作りましょう」

 

春嶽は慶喜の手に己の手を重ねる。

 

「それだ。そのお言葉が聞きたかった!」

 

薩摩の思惑に同調したこともあったが、春嶽は先々代の頃より慶喜に惚れ込んでいた。

 

ようやく気持ちが通じ合った2人だが…遅きに失した感は否めない。

 

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岩倉具視 再び表舞台へ!

 

岩倉具視は訪れた大久保一蔵らに嘆いていた。

 

蟄居の身ながらも苦労して討幕の密勅をいただいたのに、慶喜に先手を打たれてしまったと。

慶喜大政奉還の表明は間一髪だったのだ。

 

大久保は、朝廷は先のことが決まるまで将軍職はそのままと言っており、このままでは何も変わらないと声を荒げる。

 

と、そこへトメが騒々しく現れ、岩倉に届いた文を渡す。

 

吉報だと確信したかのようにテンション高く文を開く岩倉。

中身を読んで雄叫びを上げた。

 

「よっしゃ! 赦された! 5年ぶりに洛中に戻れる!」

 

急に政権を戻されて困った朝廷が、岩倉に頼ってきたのだ。

 

「大久保はん これからですわ。わしゃ わくわくしてきました! 5年! ごーねーん(バッサリ)

 

アドリブが長くて切られたのか、演出なのか、判断しにくい台詞の切り方が面白かった。

 

本当に『青天を衝け』のキャスティングは絶妙である。

山内圭哉さんの岩倉具視、これからも実に楽しみだ。

 

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太夫も髪をバッサリ! 昭武一行が留学開始

 

諸国への挨拶の旅を終えた昭武一行は、パリに戻って留学を開始しようとしていた。

 

太夫たちの前に現れたのは、教育係のレオポルド・ヴィレット。

 

まず言い渡された条件は、髷を落とし、刀を外し、洋服を着ること。

当然の如く反論する水戸藩士たちだったが、ヴィレットも栗本も突っぱねる。

 

「『郷に入れば郷に従え』じゃ。ハハハハ…さあ、誰からいく?」

 

太夫からいった。

どう見てもわくわくしているので志願したのかもしれない。

 

一方の水戸藩士チームは、畳を置き、正座して辞世の句のような歌を詠み、決死の覚悟で己の長髪を切っていた。

 

「ますかがみ 心を照らせ姿こそ かはれど同じ 大和魂!」

 

鏡よ、心を映してくれ。姿は変わっても大和魂は変わらない。

という感じだろうか。

 

コミカルに描いていたけど、そこまで笑える場面かな?

そこまでして昭武を側で守ろうとしているのに。

ま、人それぞれか。

 

それにしても、いきなり男っぷりが上がった篤太夫

洋服の着こなしも素敵…って吉沢亮さんなんだから当たり前か。

 

そして昭武の可愛らしさ

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貴公子というか王子様というか、とにかく似合っていて可愛い。(何回言う)

俄然、気になってきたよ、板垣李光人さん

 

少しフランス語が話せるようになった篤太夫は、日本総領事のフリュリ・エラールに質問をする。

難しそうな部分は通訳の山内六三郎が助けてくれた。

 

エラールはフランス政府の役人ではなく、銀行のオーナーだった。

 

フランスでは商人も武士も役人も身分の差がないことを知り、篤太夫は驚く。

 

そういえば…と、ベルギーで体験した不可思議な思い出を話した。

 

感動した篤太夫は一気に喋り倒す。

六三郎の通訳も追いつかない喋りっぷりは、洋装になっても違和感なく、篤太夫の篤太夫らしさを叩きこまれた感じがした。

 

民を身分で縛らない、風通しのいい外国のあり様。

 

「この理(ことわり)こそ日本に移さねば!」

 

エラールは、日本はこれからもっと素晴らしい国になると。

満面の笑みの篤太夫

 

「メルシー。メルシー。ムッシュ エラール」

 

がっちり握手をして笑い合う篤太夫とエラール。

 

すると、そこへ水戸藩士2人が泣きながら現れる。

こんな惨めな姿には耐えられない、もう病だ、日の本へ帰ると言い張る。

月代の部分を横分けにした髪で隠していたが、それでも耐えられなかった様子。

 

医師の高松凌雲が、病ではなく異国の風習に馴染めぬだけだと慰めている隙に、栗本はそっと篤太夫に囁く。

 

「借款がならぬ中 この先 さらに倹約せねばならぬ。人数が減るのは かえってありがたい」

 

「ははっ」

 

こうして水戸藩士3人が、外国方の向山・田辺らと帰国したとのナレーションだったが、大和魂!の歌を詠んだ菊池平八郎ともう1人は残ったということか。

その2名を心底讃えたくなった。

 

うん、無理して残らなくていいし、口先だけではない大和魂を貫くのもいい

 

太夫は理解できないという仕草をしていたけど、それは根っからの武士ではないからだ。

彼らの何歩も先を行き、日本の明るい将来を見つめているからに他ならない

 

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王政復古の大号令と小御所会議

 

薩摩の西郷吉之助がとうとう動き出した。

朝廷を薩摩の支配下に置くため、御所に軍を率いて入り、門を閉ざしたのである。

 

薩摩に呼応した形で戻ってきたのだろう。

岩倉具視は5年ぶりに朝廷に戻り、まだ幼い明治天皇に拝謁していた。

500年ぶりに朝廷が政治を行うことに不安を隠せない明治天皇

 

「どうぞ この先は万事 この岩倉にお任せくださいませ」

 

そしてその日、突如として、王政復古が宣言された。

 

続いて開かれた小御所会議。

 

解説では岩倉らが押し切ったとあるが、ドラマでは岩倉、大久保が戸惑い、押され気味だったのが面白い。

特に、公家らがいちいちビクッとするほどの山内容堂の迫力

 

廊下で、大久保に不思議そうに尋ねる岩倉。

 

慶喜公は頭は切れるが 人徳はないと聞いていましたが どないなってますのや」

 

「いいや 岩倉様」

 

答えたのは、庭から現れた西郷。

慶喜は亡き左内や円四郎が認めた人物、頭では勝てないと評する。

 

「一蔵どん こいつはやっぱい 一度 戦をせんな」

 

「じゃっどん…」

 

「向こうが戦おうともしてへんのに こちらが戦を仕掛けたんでは 道理が立たしまへん」

 

「戦がしたくなかち言うなら したくなるようにすっだけじゃ」

 

自信満々に言って、笑顔で2人に背を向ける西郷。

闇の中に消えていく背中を、岩倉と大久保は言葉もなく見守った。

 

「……なるほどのう」

 

まったく理解していない顔で、一応言ってみる岩倉。

 

西郷の策は大胆だった。

 

大阪城に身を置く慶喜のもとに、成一郎が驚くべき知らせを持って現れた。

 

「上様。3日前 江戸城二の丸が放火されたとのこと」

 

薩摩が天璋院を奪うために仕組んだとの風説だと。

慶喜の判断は早かった。

 

「いや これは罠だ…動いてはならぬ!」

 

広間を出て歩く慶喜と成一郎に、新たな知らせが入る。

三田の屯所が薩摩の銃撃を受け、老中の命により薩摩屋敷を襲撃、戦となったと。

 

「戦端を切ったのか。何が起こっても耐えろと申したのに…耐えて待ちさえすれば時は来ると…」

 

シーンの冒頭から咳をしていた慶喜が、身体を折り曲げるほど苦しそうに咳込んだ。

成一郎は医者をと心配するが、慶喜は今自分が立たねばと拒み、廊下を先に進む。

 

別の広間には家臣たちが慶喜を待っていた。

 

「薩摩を討つべし」

 

慶喜の声を待たず、頭を下げたままの1人がそう口にした。

顔を上げ、異口同音の言葉は続き、ついには大合唱に。

 

「薩摩を討つべし!」

 

抑えられないほどの彼らの熱量に、慶喜は茫然とするばかり。

 

その頃、パリの篤太夫たちのもとへ、日本から電信(電報のようなもの)が届いた。

通訳の保科俊太郎に渡し、皆に読んでやれと申しつける栗本。(フランス語堪能なわけではない?)

 

「ご老中より パリにある民部公子殿下へ。大名が集まり 話し合いで 新しい政権の形を決めることとなった…」

 

「新しい政権の形?」

 

「日本の形勢は大いによろしく 人々は上様を深く信頼している。政(まつりごと)は安定することになるだろう」

 

「日の本で一体…何があったんだい…」

 

心配顔で呟く篤太夫で「つづく」。

 

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次回予告とあとがき

 

次回(8月15日放送)は 第24回「パリの御一新」

 

太夫「『上様が大阪を立ち退き…』」

菊池「あろうことが 上様が朝敵とは!」

栗本「日本がどうなっているのか さっぱりわからん! くそ!」

千代「あさましい…」

昭武「今 公儀が政を失ったとすれば 私はどうなる?」

成一郎「きっと挽回の時が来る」

エラール「キャピタルソシアル」

太夫「俺が探し求めてきたのは これだ!」

 

 

太夫が新聞を読むシーンから始まった予告。

すごい篤太夫、フランス語が読めるようになったんだね。(そこじゃない)

残った水戸藩士、洋服じゃないし刀持ってるし~…中途半端だな。

千代の台詞がすごく気になる。何があったのか。

平九郎と母の江戸行き、めっちゃ微妙な時期じゃん!

成一郎の台詞はおそらく篤太夫への文の一文かと。

太夫が大泣き。慶喜の立場を知ったのかな。

パリじゃ遠くて不安だよなぁ。

殿下じゃなくなった昭武はどう扱われるのか。

その前に日本に帰って来るかな。

太夫が見つけたもの、何となく想像つくぞ。

でも書くと外れるから書かない。

 

予告に関しては以上。

 

さて、今回は慶喜が苦渋の決断をしたが、江戸の幕臣たちには通じず残念至極。

大阪城の家臣たちも異様な雰囲気だし、お武家さんって本当に戦バカ。

戦国時代じゃないんだからさ。

結局は西郷の思惑通りになっちゃってるわけで。

 

あ、博多華丸さんの西郷さん、やっぱりピッタリだしカッコいいね。

 

今回は本文で思いっきり感想を書いたので、これくらいかな。

 

原市之進役の尾上寛之さん、お疲れさまでした。

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慶喜の孤独が色濃く映った回だった。

 

太夫たちが帰国するころには日本はどうなっているんだろう。

次回を気長に待つとしますか。

それではまた。

 

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