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山姥の戯言日記

うつ病 解離性障害 セルフネグレクト 骨粗鬆症の闘病・雑記ブログ「私の場合」

『青天を衝け』第14回 おかしれえ栄一と慶喜の快なり!

 

「栄一と運命の主君」感想 草彅剛さんの演技に魅せられた回

 

青天を衝け 吉沢亮 草彅剛 つよぽん

 

今回の主要キャスト

 

渋沢栄一 吉沢亮さん

渋沢千代 橋本愛さん

渋沢市郎右衛門 小林薫さん

渋沢ゑい 和久井映見さん

渋沢てい 藤野涼子さん

渋沢喜作 高良健吾さん

尾高やへ 手塚理美さん

尾高惇忠(じゅんちゅう) 田辺誠一さん

尾高長七郎 満島真之介さん

 

中川宮 奥田洋平さん

 

徳川慶喜 草彅剛さん

平岡円四郎 堤真一さん

川村恵十郎 波岡一喜さん

黒川嘉兵衛 みのすけさん

原市之進 尾上寛之さん

猪飼勝三郎 遠山俊也さん

徳川家茂 磯村勇斗さん 

酒井忠績 小山力也さん

松平春獄(しゅんがく) 要潤さん

島津久光 池田成志さん

大久保一蔵 石丸幹二さん

伊達宗城 菅原大吉さん

山内容堂 水上竜士さん

 

徳川家康 北大路欣也さん

 

 

徳川家康様、1回休んだだけでしたね。

ホッとしました。 

 

今回の家康様は、徳川慶喜のピンチについて解説。

 

いやぁ見応えあった。

さすがは慶喜…というか 草彅剛!

魅せてくれたね。

 

では早速、感想を。

 

  

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栄一と慶喜 運命の出会い!(もう出会ってるけど) 

 

まずは栄一と喜作、渋沢コンビの葛藤から始まる。

 

平岡円四郎が焦れったくなるのもわかるけど、世の中の事をまだよくわかっていないんだからしょうがない。

草莽の志士たちは、皆同じようなものだったのではないだろうか。

己の信念を曲げたり、間違いだと認めたりすることは勇気のいることだ。

 

でも2人がいい方向に向かってくれてよかった。

 

 

それも円四郎の江戸っ子気質のおかげだ。

バカで面倒くさくてもほっとけない。

しょんぼりされると男気を発揮する。

慶喜に直接会って話したいという2人の無茶ブリには、馬に負けないくらい走れと無茶ブリで応酬。

 

そして、その無茶ブリを成功させてしまうのが栄一と喜作。

 

走る走る。

 

 

史実では、もっと走っていたと知り驚いた。 

 

それにしても栄一の言い草が直球過ぎて何度観ても面白い。

世間知らずながらも筋は通っていて、何より熱意がこもっている。

円四郎もそんなところが「おかしれえ」と思ったのでは。

 

いよいよ慶喜に話を聞いてもらうシーンがきた。

 

話しているうちにどんどん熱くなり、乗りに乗ってくる栄一。

 

「やっちまいましょう!」

 

「この一橋が天下を治めるのです!」

 

途中から円四郎と同様にコラコラと思いながら観ていたが、我に返った栄一の表情が面白くて可愛い。

 

慶喜はずーっと涼しい顔で聞き、話が終わったと見るや、キョトンとする2人を置いて去って行った。

短い!…けど、身分を考えると謁見するだけでも凄いことである。

  

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そういえば円四郎も無作法だったのを思い出した。

あれほどは驚かなかったと言う慶喜

確かにフタ乗せ山森り飯は強烈なインパクだった。

 

そんな円四郎さえ気に入って側に置いた慶喜である。

ほとんどの視聴者が察したところだだろう。 

 

円四郎が先生のように、今の慶喜の立場や幕府の立場、外交などについて、2人にわかりやすく説明してやる場面。

 

「徳川の直参なめんなよ この野郎!」 

 

口の悪い先生だが、しびれた台詞だ。

 

じっと聞き入り、言葉が出なくなる栄一と喜作。

こうして、2人はめでたく一橋家の家臣となった。 

 

 

堤真一さんもやはり面白かったようだ。

 

宿に帰ってきてからの栄一と喜作の様子がまたいい。

あの若さがみなぎっていて、心が大きく熱く動いている若造感が。 

 

一橋家でどんな働きを見せてくれるのか楽しみである。

 

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快なり! 慶喜役の草彅剛さん  いよいよ本領発揮

 

今までも様々な見せ場はあったが、今回は本当に痛快だった。

何といっても草彅剛さんの演技力が光る。

 

池田成志さん演じる島津久光が、いかにも憎たらしいのもいい。

将軍や幕府を軽んじる発言を始め、帝がお気に入りの中川宮への根回しなど、政(まつりごと)の権限をどんどん薩摩に引き寄せようとしている。

 

しかし、外様がこんな力を持つまで、徳川はなぜ放っておいたのか。

などと言い始めると話が逸れる。

今回はやめておこう。

 

松平春嶽すら久光に同調し、共に政を担おうと伊達宗城山内容堂らも後に続く。

 

将軍 徳川家茂や幕府のことを、慶喜の前で堂々とこき下ろすとは、若い慶喜を甘く見ているとしか思えない。徳川慶喜渋沢栄一より3歳年上なだけ(学年で言うと2個上)

姑息(こそく)云々の件で慶喜がチクリとやり返した時は、「Yes!」と心の中でガッツポーズをした私。

 

一方で…。

 

「薩摩が港を『閉じるな』と申すのなら 公儀(幕府)は『閉じよ』でございまする」 by 幕府老中 酒井忠績(ただしげ

前年、長州の攘夷の主張を聞き入れた幕府としては、もう外様に振り回されるわけにはいかない。

非現実的だとわかっていても、薩摩の主張に同調する形での翻意は意地でもしないつもりである。

 

幕府 vs 薩摩(もしくは参与会議)の間で板挟みの慶喜

 

朝廷の意向は攘夷のはずが、薩摩の裏工作でかなり弱気なものに変貌。

 

だが。

元々薩摩を疑っていた慶喜は、このツッコミどころを逃さなかった。

久光が中川宮から聞いた…というポイントである。 

 

どういった朝議でそのような次第になったのか、自ら中川宮に確かめに行く慶喜は席を立ち、慌てた久光らも後を追う。 

 

外は闇が深まった頃、中川宮邸での酒宴へと場は移る。

同席するのは慶喜と中川宮の他に、島津久光松平春嶽伊達宗城の3人。

 

問い詰める慶喜に、否定しつつものらりくらりと返答するしかない中川宮。 

声はか細く、手はプルプルと震え、酌すらままならない有り様である。

それもそうだろう。

 

普段は穏やかな慶喜のあの眼光。 

 

「今や薩摩の奸計(悪だくみ)は天下も知るところ。お返事によっては御一命を頂戴し 私自身も腹を切る覚悟で参りました」

 

「朝廷の意見が薩摩の工作ごときで こうもころころと変化し 人を欺くのであれば もう誰が朝廷の言うことなど聞くものか!」

 

「公儀は横浜の閉港を断固やる! 港は断固閉じる!」

 

淀みなく続く気迫のこもった言葉に圧倒された。

 

「一橋様 なんという暴論を…!」

 

慶喜に対して徳川は政を返上すべき、将軍職を辞せよと暴論を吐いた春嶽が口を挟む。

 

「暴論ついでに 宮様に いまひとつ 暴論を申し上げましょう」

 

「ここにおります3名は天下の大愚物! 天下の大悪党にてございます!」

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

と、思わず顔文字が出るほど痛快だった。

 

 

今まであまり感情を見せることのなかった慶喜だけに、今回は本当に圧倒され尽くした。

やはり私は草彅剛さんの演技が好きである。

 

顔つきはだいぶ柔和になったが、バシッと決める時には息をのむ程の鋭さを発揮する。

それがすべて自然体に感じられる稀有な役者さんだと思うのだ。

 

帰りしなに廊下で笑い始めるのもすごく自然でいい。

ここで栄一の建白の場面がインサートされる。

あの無作法ながらも清々しい熱意に、慶喜が触発される部分があったということか。

共演シーンに見えて嬉しかったし、とても印象に残った。

 

そして、追ってきた春嶽に慶喜は毅然と言い放つ。

 

「私はあくまで徳川を 公方様をお守りします。200余年もの間 日本を守り続けた徳川に 政権の返上など決してさせまぬ」 

 

それでこそ将軍後見職

円四郎も満足そうに微笑んだ。

 

場面は一橋邸へと移る。 

 

「快なり!」

 

こんな意気揚々とした慶喜を見るのは初めてである。

今度は亡き父、水戸烈公(竹中直人さん)の「快なり!」がインサートされ、見事に慶喜の姿と重なる。

 

 

原市之進の男泣きもいい。

 

ビッグイベントだらけの回だけあり、とても素晴らしい演出だった。 

 

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新入りの栄一と喜作の前に癒しキャラ登場! 

 

その前に、牢に入れられた尾高長七郎と血洗島の渋沢市郎右衛門たちのシーンがあった。

尾高惇忠は弟に会うことも、顔を見ることも叶わなかったと

京へ行った栄一と喜作からの連絡もなく、千代やてい、市郎右衛門の表情も暗くなる。

 

長七郎はどうなるかもわからず、栄一と喜作の便りを待つ身としては不安しかないだろう。

 

どんなに心配されているか知らない京の2人は、一橋家で新しい生活をスタートさせていた。

勝手のわからない仕事で叱られてばかりだったが、夕刻、仕事を終えて新しい住処へ案内される。

狭い…と正直な感想を漏らす彼らに、そういえば豪農のボンボンだったなと既に懐かしさを覚えた。

 

そして、私の言う癒しキャラとはズバリこの方である。

 

 

子沢山で生活は楽ではないのに、すっからかんの新入り2人に、財布ごと金を貸してしまうお人好し。

栄一と喜作だから、ちゃんと返すだろうが、いつになることやら。

 

それにしても慶喜は小さい頃から寛容な人物だったようだ。

いったい何人に惚れこまれているのか、慶喜は。

 

遠山俊也さん…いや、猪飼勝三郎殿、栄一と喜作をよろしくお願いします。

 

出番が多くあってほしい。

NHKさん、よろしく頼みまする。

   

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次回予告とあとがき

 

次回は第15回「篤太夫、薩摩潜入」

 

円四郎「隠密だ」

栄一「隠密?」

栄一「渋沢篤太夫(とくだゆう)と申します」

栄一「篤太夫…」

円四郎「篤太夫

西郷隆盛「篤太夫?」

栄一「薩摩の西郷…」

円四郎「薩摩から引き抜きたい」

市郎右衛門「2人を二度とこの村に入れるなと」

惇忠「長七郎!」

円四郎「つまり この日の本に もうひとつの政府が出来ると同じ」

慶喜「なんとしても止めねばならぬ」

久光「一橋が!」

隆盛「薩摩が治めっとじゃいけもはんか?」

栄一「薩摩の今のお殿様には その徳がおありですか?」 

 

なんか凄いことになってるんだけど「篤太夫ってどういうネーミング?

いきなり栄一に隠密工作とか…大丈夫か?

随分、円四郎に買われてるね。

久光はこの大河では悪役だけど、西郷隆盛はどう描かれるのかな。

西郷どん』も観てたはずなのに、軽く忘却の彼方へ。

よく島流しされてたね。

華丸大吉さん? なんか役にピッタリ。

 

それより長七郎を早く助けてあげて、惇忠あにぃ。

栄一と喜作が一橋の家臣になったこと報告したのかな。

でも市郎右衛門が2人を村に入れるなって…どういう流れだろう。

 

はい、次回予告については以上。

 

今回は盛りだくさんで書きたいことがいっぱいで、本文でラストシーンを書けなかったのでここに記そう。

1つの布団にくるまって寝ている栄一と喜作の家に、川村恵十郎が慶喜から振る舞われた酒を持ってくる。

 

跳ね起きて礼を言い頭を下げる2人にニヤリとして、ピシャっと戸を閉める恵十郎。

なんだかんだ言っても自分が見つけてきた2人だからね。

可愛く思ってるんだろうなぁと感じた。

 

また2人で1つの布団をかぶって酒を飲み、「うめぇ!」と無邪気に喜んでいて可愛かった。

そんな栄一と喜作のシーンで「つづく」。

 

喜作、予告に出てこなかったけど、隠密工作の篤太夫こと栄一がメインなんだろうな。

栄一が一橋の家臣と知る外部の者はいないだろうが(たぶん)、ドキドキ…ぐるぐるする予感でいっぱいだ。

 

また殿に近づけるよう頑張れ栄一。

 

それではまた。

 

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