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山姥の戯言日記

うつ病 解離性障害 セルフネグレクト 骨粗鬆症の闘病・雑記ブログ「私の場合」

介護施設入所中 アルツハイマー型認知症の父の誕生会

 

世にも不思議な解せない話 介護施設での父の人気

 

庭の雪景色

 

先日、介護施設介護士さんたちが、入所中の父の誕生会をしてくれた。

 

父の誕生日は半月以上前なのだが、2度延期になり、今回の運びとなった次第である。

 

家族も一緒に、とのことだったで、ブラザーに代表で参加してもらった。

 

今回は、介護施設で開かれた父の誕生会について記録する。

 

 

 

 

 

誕生会が延期になった理由

 

誕生日の数日前、父は施設では2回目になる誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を起こしていた。

これが1度目の延期の理由である。

 

点滴治療を受けていて、食べられないのだから当然。

 

その後、父は肺炎の治療を終え、施設側から、改めて誕生会の日時の連絡があった。

 

ところがである。

 

今度は施設でコロナ騒ぎが発生。

これが2度目の延期の理由だ。

 

さすがに新型コロナでは面会もできなくなり、安全だとわかるまでその状態が続く。

 

でも面会禁止が解除になるのは早かった。

4日後に父の誕生会をするとの連絡が来て、私もブラザーもホッと胸を撫で下ろした。

 

こうして今月中旬に入ってから、ようやく誕生会は開かれたのである。

 

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いよいよ誕生会 父は人気者?

 

すべては誕生会に参加したブラザーから聞いた話である。

 

誕生会といっても、父の部屋でする小規模なもので、ほかの利用者さんが参加するような大げさなものではない。

メンバーは父とブラザーと介護士さん数人。

食事をするのは父とブラザーのみ。

 

厨房がある施設なので、父の好物を取り入れた特別メニューの食事だったという。

 

最初は眠そうにしていた父だったが、食べ始めるとシャキッとして、ほぼ完食だったらしい。

チョコレートの誤嚥しにくいケーキは、ブラザーの分まで食べたというから、食欲はあるようで安心した。

 

で、驚いたのが、看護師さんたちの父への反応である。

 

男性の介護士さんの他に、若い女介護士さんが3人ほどで、父の世話を甲斐甲斐しくしてくれていたようなのだが…。

 

父が「美味しい」と言えば「キャ~❤」。

父がニコッと笑えば「キャ~❤」という風に、いちいちキャッキャして喜んでいたというのだ。

 

解せない。

 

しかも2人からプレゼントをもらい、1人は写真を撮っていたそうである。

家族のために記念に、というようなものではなく、自分のスマホで個人用にだ。

 

やはり解せない。

 

確かに以前、男性職員さんから、父が「癒しの○○さん(父の名前)」と呼ばれているという信じられない話は聞いていた。

もっと言うと、デイサービスやショートステイに通っている頃から、ある若い女介護士さんが父の存在に依存している(?)というアンビリーバボーな話も聞いていた。

 

父は80代頭の普通の爺さんである。

大げさに話しているのだろうと、私はそれらの話を「風説」として聞き流していた。

 

だが誕生会の様子を聞き、その「風説」が信憑性を増した。

 

解せぬ。

 

その女子たちと私は、きっと違う世界線で生きているのだろう。

 

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あとがき

 

まとまりのない話になってしまった。

 

肺炎を起こす度に点滴治療を受けている父は、かなり痩せてしまったとブラザーから聞いた。

この冬は越せるのだろうかと、そんな後ろ向きな思いばかりが先に立つ。

 

そんな中での誕生会の話は、解せぬながらも前向きな方へと気持ちを押されている感覚になった。

 

無理に理解する必要はない。

大事なのは、父があたたかい環境の中で日々を過ごしているということ。

 

それだけわかればいい。

 

謎のままの方がいい謎ってあるよね。

 

それではまた。

 

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