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山姥の戯言日記

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鎌倉殿の13人 第35回 政範毒殺を巡る駆け引き 義時の奮闘

 

鎌倉殿の13人「苦い盃」感想 鎌倉殿失踪? 盛り沢山の回

 

鎌倉殿の13人 感想 ブログ

 

今回の主なキャスト

 

北条義時小四郎) 小栗旬さん

 

政子 小池栄子さん

 

北条泰時(太郎) 坂口健太郎さん

 

のえ 菊地凛子さん

 

北条時房(五郎) 瀬戸康史さん

 

源実朝 柿澤勇人さん

千世 加藤小夏さん

北条時政 坂東彌十郎さん

りく 宮沢りえさん

北条政範 中川翼さん

平賀朝雅 山中崇さん

実衣 宮澤エマさん

 福地桃子さん

 

畠山重忠(次郎) 中川大志さん

畠山重保 杉田雷麟さん

三浦義村(平六) 山本耕史さん

和田義盛 横田栄司さん

巴御前 秋元才加さん

八田知家 市原隼人さん

足立遠元 大野泰広さん

大江広元 栗原英雄さん

三善康信 小林隆さん

二階堂行政 野仲イサオさん

鶴丸 きづきさん

 

歩き巫女 大竹しのぶさん

 

公式サイト: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

公式Twitter: 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) | Twitter

公式Instagram: https://www.instagram.com/nhk_kamakuradono13/

 

 

 

 

 

のえはとんでもない野心家? 父を心配する泰時

 

北条義時の朝食のシーン。

傍らには甲斐甲斐しく給仕をする のえの姿があった。

 

もう一緒に暮らしているようである。

 

話題は三代鎌倉殿 源実朝後鳥羽天皇の従妹 千世の婚礼について。

 

「早く 跡継ぎに恵まれるとよいですね」

 

「子が欲しいか」

 

「欲しくないと言えば 嘘になりますが」

 

義時は先日亡くなった、異母弟 政範の話をする。

母親のりくが、政範を北条の跡継ぎにしようと必死だったことを話し、こう続ける。

 

「子というのは いたらいたで 何かと大変なのだ」

 

「小四郎殿には 太郎殿がいらっしゃいます。私は それで満足」

 

しおらしく言い、微笑んだ のえだったが……。

 

「満足なわけありませぬ!」

 

祖父の二階堂行政の前では、本性を丸出しにしていた。

 

「全ては お前次第」

 

「必ずや男子を産んで その子を いずれは 北条の家督にしてみせます。そうでなければ あんな辛気臭い男に嫁ぎません!」

 

ぷんすか怒って祖父の前から去る のえ。

 

その頃、別の場所でもぷんすか怒っている者がいた。

義時の嫡子 太郎こと泰時である。

 

「のえ殿は とんでもない女子だ。父上が心配でならぬ」

 

初が「あなたの義母上ですよ」となだめる。

 

「伝えるべきだろうか」

 

「関わらなければいいのでは。わからないけど」

 

「しかし 裏の顔を見てしまったからには……ああ もう なぜ父上は あんな女子に……」

 

のえには「辛気臭い男」と陰口を叩かれ、息子には密かに心配される義時。

 

しかし初はクールだ。

父親の三浦平六義村に似たのであろう。

 

今後も義時とのえ、泰時から目が離せない。

 

平賀朝雅の駆け引き りくの鬼気迫る怨嗟

 

京より迎えられた千世の輿入れは、滞りなく、無事に終了した。

 

そんな中、御所の義時と大江広元のもとを、畠山重忠・重保親子が訪れる。

 

政範とともに京に上っていた重保は、政範の死について、驚くべき事実を語った。

平賀朝雅による毒殺であると。

 

その頃、平賀はりくを訪ね、嫌な噂が流れていると吹き込む。

京で重保に追及されていた平賀は、でたらめな話を作り上げていた。

 

  • 急な逝去で毒殺が疑われている
  • 毒を盛ったのは畠山重保
  • 重保は平賀を犯人に仕立て上げようとしている
  • 畠山の策略にはまってはいけない

 

何を言ってきても信じてはいけないと、りくに念を押す平賀。

 

娘婿の言うことを信じ、戦慄するりくだった。

 

夜になり、怒れる母となったりくは、時政に強く訴える。

 

「畠山を討ってちょうだい!」

 

このシーン、鬼気迫る宮沢りえさんの演技が素晴らしい。

 

りくに睨まれたら、畠山は逃げられない気がする。

 

いや、畠山なら逃げずに迎え討とうとするか…。

 

真っ黒な反応の平賀と時政に説く挙兵の仕方

 

義時は平賀にかまをかけてみた。

 

京で亡くなった政範のむくろが、あまりにも速やかに東山に埋葬された件である。

鎌倉に移すこともできた、毒殺だとむくろの顔色が変わるなどと言い、義時は平賀の反応を窺う。

 

極めて黒に近い反応を残し、立腹した平賀はその場を去った。

 

義時は確信を得たに違いない。

 

時を移し、義時、時政、時房の3人は密談をしていた。

 

「とにかく この件に関しては 軽はずみに答えを出すべきではない」

 

「りくは すぐに畠山を討てと いきまいておる」

 

「なりませぬ」

 

「わしだって そんなことはしたかねえ。重忠は よき婿じゃ。だがな 政範は 大事な息子なんじゃ」

 

「我らにとっても かわいい弟でした」

 

「畠山を討つ。力を貸してくれ」

 

「誰であろうと この鎌倉で 勝手に兵を挙げることはできませぬ。たとえ執権であろうと」

 

鎌倉殿の花押を据えた「下文(くだしぶみ)」がない限り、勝手に動くことはできないと義時は説明する。

 

時房の余計な忠告(地雷)もあり、時政は機嫌を悪くして、一旦、引いたかに見えた。

 

でも「下文」さえあれば、挙兵できると教えてしまったようなものでもある。

誰にも知られぬよう、あの手この手で実朝に花押を吸えさせればいいのだ。

 

義時もまだ脇が甘いようである。

 

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甘く見てはいけない優男と飯粒

 

その夜、義時の邸を三浦義村が訪れた。

 

「父上は りく殿に入れ知恵され すっかり戦う気だ」

 

「次郎(重忠)を甘く見るな。あれは優男だが 必要なら立場を変える覚悟を持っている」

 

「わかっている」

 

「壇ノ浦を覚えてるか。九郎殿の命とはいえ あいつは誰よりも進んで こぎ手を射殺していた。それができる男なんだ 優男だがな」

 

「優男」のニュアンスに引っかかっていたら、のえが登場。

三浦とは初対面だ。

 

何か見抜かれるのでは…と思っていたら、案の定だった。

 

裁縫をしていたと言って現れたのに、手に飯粒が付いていたのだ。

 

「握り飯を食べながら 裁縫をするやつがいるか」

 

眉間にしわを寄せ、ちょっとだけ考え込んだ義時だった。

 

それにしても、さすが三浦平六義村。

目ざとい。

 

戦を止められるのか 畠山重忠の覚悟

 

義時は、政子にある提案をした。

 

政子がりくと、義時が畠山とそれぞれ話をし、戦を食い止めようというのだ。

 

政子は早速、りくと会うが、りくは政範毒殺の噂も畠山討伐も、知らぬ体で話を進める。

 

りくの作戦なのだろう。

話がかみ合わず、拍子抜けし、政子も話を終えるしかなかった。

 

一方、義時と畠山親子の話し合い。

息子の疑いがまだ晴れぬと知り、重忠は、重保と平賀を並べて詮議するよう求める。

 

だが、平賀は既に、京に逃げ帰っていた。

 

「小四郎殿 それが 嘘をついている証拠でござる。後ろめたいから逃げた」、

 

連れ戻して討ち取ろうと言う重忠に、義時はできぬと答えた。

平賀は疑わしいが、後鳥羽上皇の近臣であるため、京を敵に回すことになると。

 

その瞬間、重忠がキレた。

 

「我らが いわれなき罪で責められてもよいのか!」

 

叩きつけた拳が床を砕く。

 

「執権殿の狙いは そこなのだ。畠山を滅ぼし 武蔵を我が物にするおつもりなのだ。小四郎殿が 父親を庇う気持ちはわかるが……」

 

「そういうことでは」

 

「私は 一旦 武蔵へ帰る」

 

「次郎! …この先は 一手誤れば戦になる」

 

「戦支度はさせてもらう。念のためです」

 

「次郎」

 

「私とて 鎌倉を灰にしたくはない」

 

重忠は重保とともに去って行った。

話し合いは決裂。

 

このまま滅びの道を進むには、あまりにも惜しい武士である。

 

心して次回を待ちたい。

 

義時の奮闘虚しく…

 

義時は父の時政を訪ね、畠山重忠の私欲のない忠義一徹の男であること、全ては畠山に罪をかぶせようとする平賀の謀略だと主張する。

 

「動機がない」と一蹴する時政だったが、政範を亡き者にして次の執権を…と義時に囁かれ、顔色を変える。

 

「真偽をただそうともせず 次郎を罰するようなことがあれば 必ず後悔いたしますぞ」

 

「相わかった」

 

「畠山討伐は 待っていただけますか」

 

深くうなずく時政にホッとしたのも束の間、シーンは時政を激しく責め立てるりくの独断場へ。

 

やっぱり駄目だ、この爺さんは。

簡単に嫁さんの言いなりになってしまうんだから。

 

「兵を動かすには 下文に 鎌倉殿の花押がいる」

 

「ならば すぐに御所に向かってくださいませ!」

 

「……よし!」

 

万事、この調子である。

 

義時の尽力は水疱と帰した。

 

鎌倉殿が行方不明! 歩き巫女の不吉な言葉

 

泰時と鶴丸をお供にし、こっそりと御所を抜け出した実朝は、また和田義盛の邸を訪れていた。

 

息抜きのために面白いところへ連れていくと言い、和田が皆を引き連れていったのは、よく当たるという歩き巫女のもとだった。

 

「雪の日は 出歩くな。災いが待っている」

 

実朝が言われた言葉。

忘れないでいよう。

 

その頃、鎌倉殿がいないことに気づいた御所は大騒ぎになっていた。

といっても、外部に漏れぬよう、内々での創作である。

 

下文と花押をもらいにきた時政にさえ、事実は告げられなかった。

 

だが夜になり、大江広元が知るに至り、近習たちによる大捜査が始められた。

 

当の鎌倉殿は、まだ歩き巫女のところで悩みを聞いてもらっていた。

自分の思いとは別のところで、全てが決められた結婚のことを。

 

「お前ひとりではねえんだ 決して」

 

略し過ぎであるが、そういうことである。

 

和田邸に帰って遊んでいると、勘のいい八田知家が迎えに来て、鎌倉殿は無事、御所へと戻った。

 

御所に隠れていた時政と何も知らない義時

 

騒ぎが落ち着いた頃、密かに御所に潜んでいた時政が、実朝の部屋に現われた。

 

おじじ様に花押を頼まれ、実朝が書きそうになったところで場は転じ。

 

いないと思ったら、武蔵の重忠と酒を酌み交わしていた義時。

 

「とりあえず 父はわかってくれた」

 

自分の説得が、りくの一撃で木っ端微塵になったことはまだ知らない。

 

畠山重忠は問う。

 

「本当に鎌倉のためを思うなら あなたが戦うべき相手は」

 

「……それ以上は」

 

「あなたは わかっている」

 

「それ以上は」

 

微笑みつつ、義時の横顔を見つめてから、目線を外す重忠のアップで「つづく」。

 

次回予告

 

次回は 第36回「武士の鑑(かがみ)

 

義時「腹を決めていただくことになるかもしれません」

実朝「決して殺してはならぬ」

??「腕相撲で勝負してみようと思う」

泰時「すぐに着替えを!」

義時「冗談だ!」

時政「これ以上 口を挟むな!」

りく「楽しいことを考えましょう」

政子「何を考えているの。何をする気」

泰時「父上は 怖くはないのですか」

義時「平六を呼べ」

重忠「行ってまいる」

 

間違っていたらごめんなさい。

 

やはり戦になるのね、史実通りに(当たり前)。

実朝の言うこと、聞いてくれるといいね。

義時の「冗談だ!」が全力で面白い。

気になるのは「平六を呼べ」の真剣過ぎる響き。

初めての合戦(たぶん)で、とどめが刺せなかった義時を思い出す。

 

予告だけでは何が何だかわからない。

 

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あとがき

 

大竹しのぶさん、1回目を観た時、全然気がつかなかった。

大竹しのぶさんだと思って観ると、確かに大竹しのぶさんだった。

 

苦い盃は、実朝の婚礼の盃と、最後の忠重と義時の盃かな。

 

今回は久々に死人が出なかった。

次回はたくさん出そうだけど。

 

先ほども言ったが、心して待つ。

 

それではまた。

 

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