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鎌倉殿の13人 第33回 頼家の散り際 善児の最期 壮絶な回

 

鎌倉殿の13人「修善寺」感想 見応えのあった壮絶な回

 

鎌倉殿の13人 感想

 

今回の主なキャスト

 

北条義時小四郎) 小栗旬さん

 

政子 小池栄子さん

 

北条泰時(太郎) 坂口健太郎さん

 

北条時房(五郎) 瀬戸康史さん

 

源頼家 金子大地さん

 

源実朝 嶺岸煌桜さん

北条時政 坂東彌十郎さん

りく 宮沢りえさん

平賀朝雅 山中崇さん

実衣 宮澤エマさん

 

畠山重忠 中川大志さん

三浦義村(平六) 山本耕史さん

和田義盛 横田栄司さん

巴御前 秋元才加さん

八田知家 市原隼人さん

大江広元 栗原英雄さん

三善康信 小林隆さん

鶴丸 きづきさん

 

善児 梶原善さん

トウ 山本千尋さん

 

後鳥羽上皇 尾上松也さん

慈円 山寺宏一さん

源仲章 生田斗真さん

 

運慶 相島 一之さん

 

公式サイト: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

公式Twitter: 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) | Twitter

公式Instagram: https://www.instagram.com/nhk_kamakuradono13/

 

 

政子は前の鎌倉殿 源頼家の時と同じように、新しく鎌倉殿になった実朝にも、例のドクロを授与していた。

 

北条義時がそっと囁く。

 

「上に立つ者の証しにございます」

 

一方、修善寺に送られた頼家は荒れていた。

酒をあおり、大声で喚き散らす。

 

「鎌倉殿は このわしじゃ……このわしじゃ!」

 

2人の鎌倉殿の存在をアピールするかのようなオープニング。

 

サブタイトルの「修善寺」が示すように、頼家の哀れな宿命を描く回となった。

 

詳しい感想は本文で。

 

 

 

 

北条時政りく夫婦の慢心 後鳥羽上皇の狙いは?

 

鎌倉幕府、初代執権となった北条時政は、三浦義村の言葉を借りるなら、派手にやり過ぎ、調子に乗ていた。

 

「比企の一件から 北条に不満を持つ者が増えている。いくら何でも やり口が汚ねえってな」

 

歯に衣着せぬ物言いの義村の存在は貴重だ。

北条義時が「端からわかっていたこと」と応じると、義村は忠告する。

 

「調子に乗り過ぎると しっぺ返しを食らうぞ。おやじ殿に そう言っておけ」

 

一方、時政の妻りくは、長男の次代執権、比企が治めていた武蔵の領地、鎌倉殿の結婚相手など、果てしない野望を抱く。

 

京へ上った娘婿の平賀朝雅は、後鳥羽上皇に拝謁し、鎌倉殿 源実朝の嫁捜しの相談を持ちかけていた。

時政の意向と聞き、文句を言う上皇だったが、実朝の名付け親であるため、一肌脱ぐことに。

こうして、りくの願いはまたひとつ現実になったのである。

 

平賀を下がらせると、後鳥羽上皇源仲章を呼んだ。

 

「比企を滅ぼしたのは 北条の謀略」

 

仲章の報告に、僧の慈円が「やはり」と唸る。

更に、頼家から実朝に代替わりをさせたかったようだと、仲章の報告は続いた。

 

「源氏は我が忠臣」とし、いいようにしている坂東武者に憤りを露わにする上皇

 

「実朝は大事な駒じゃ。やつらに取り込まれぬよう導くのじゃ。鎌倉へ下れ」

 

「かしこまりました」

 

実朝を巡り、朝廷が何やら駆け引きを仕掛ける様子。

 

ここのシーン、上皇が頼家の心配をして終わるのだが、その意味が後半になって明らかになる。

梶原景時の時もそうだったが、上皇は京にいながら、ちょこちょこ鎌倉にちょっかいを出している。

油断ならぬ相手だ。

 

それにしても時政、りくの言いなりになり過ぎだろう。

武蔵守(むさしのかみ)の件は、どう考えても新たな火種になる気がしてならない。

 

武蔵の御家人たちの反応や如何に。

 

北条なくして鎌倉は成り立たぬ

 

修善寺の頼家から、御所に文が届いた。

 

要点はふたつ。

 

ひとつは、退屈でたまらないので、近習を寄こしてほしいとのこと。

だが、謀反の芽となりかねないと却下される。

 

もうひとつは、亡き安達盛長の息子、景盛の身柄を引き渡してほしいとのこと。

景盛の妻を手に入れられなかった件を、いまだに恨んでいる様子。

景盛を引き渡せば、討ち取られてしまうだろう。

 

つまり、頼家はまだ自分が鎌倉殿であると、力で示そうとしているのだ。

 

もちろん、景盛の件も却下された。

幕府の意向を知らせに行ったのは、善哉の乳母父である三浦義村

 

頼家は怒ることもなく、平然としていた。

 

「はなから 受け入れられるとは 思っていなかった。わしを忘れぬように こうして たまに ケンカを売ってやるのよ」

 

だが、帰ろうとする義村を呼び止めて話をするうち、口調はどんどんヒートアップしていく。

 

「わしは必ず鎌倉に戻ると そう やつらに伝えよ。軍勢を率い 鎌倉を火の海にし 北条の者どもの首をはねる。覚悟して待っていろと」

 

「このまま ここで朽ち果てるつもりはない! 忘れるな! 鎌倉殿は このわしだ!」

 

「確かに…」と義村が振り向く。

 

「この先 何十年 猿楽くらいしか 慰めもないまま暮らすことを思えば 華々しく散るのも 悪くはないかもしれません。おやりなさい」

 

義村は、頼家の意図に理解を示した。

だが「力を貸してくれ」と頼まれると、即「お断りいたします」と答え、その場を後にする。

 

義村の報告を聞いた面々は、皆、渋い面持ちになった。

兵が集まらないので挙兵は無理だと思われたが、頼家の恨みは強く、早めに手を打とうという話になる。

 

義時は、当面は警護を増やし、様子見だと判断した。

 

「不審な動きがあれば その時は我らも覚悟を決めましょう」

 

幕府の方針はそれで収まった。

 

しかし承服できない男が1人いた。

義時の嫡男 泰時である。

 

「覚悟を決めるというのは どういうことですか」

 

「だから仮の話だ」

 

「鎌倉を追い出し 修善寺に閉じ込め それでも まだ足りぬというのですか」

 

「全ては鎌倉のため」

 

「北条のためではないですか!」

 

「同じことだ。北条なくして鎌倉は成り立たぬ。鎌倉がなくなれば 再び戦乱が起こる」

 

頼朝が望んでいたものが、この世から消えてなくなる…義時はそう結んだ。

 

「まだ決まったわけではない。まだ……」

 

気休めにしかならない言葉を呟く義時だった。

 

以前は「鎌倉あっての北条」だった義時が、「北条あっての鎌倉」に移行しているのが興味深い。

確かに以前とは状況がまるで違う。

だが、義時の内面も、以前とはまるで違うのだ。

 

義時はどこまで冷酷な男になれるのか。

 

頼家の後ろ盾とかつての自分

 

政子は妹のちえを連れ、修善寺の頼家のもとを訪れていた。

畠山重忠足立遠元は面会を許されたが、頼家は政子と会うことを拒否する。

 

畠山と足立に、頼家はある話を吹き込んだ。

 

北条時政 あの古だぬきは 武蔵守の座を狙っておる。既に朝廷に その旨を願い出ておるようだぞ」

 

にわかに信じられぬ様子の畠山と足立。

情報の出所を問うが、頼家は「味方になれば話す」と応じるだけだった。

 

畠山はすぐに時政たちに報告を。

 

頼家が都と通じているのでは…と疑念を抱く畠山の言葉に、「まさか上皇様と」との声が挙がったが、義時に「軽はずみなことは言うべきではない」といさめられる。

 

畠山にはもうひとつ、確認しておかなくてはならいことがあった。

時政が、武蔵についてどう考えているのか。

武蔵をひとり占めしようなどと考えていないと時政は答え、その場は収まったかにみえた。

 

突然現れた八田知家が、猿楽の面を机の上に投げ落とす。

京へ行こうとしていた、猿楽のひとりを捕まえたというのだ。

持っていた扇を開いて見せる。

 

そこには、頼家が上皇に北条追討の院宣を願い出ようとしていた文言が。

 

重苦しい空気の中、皆が義時の言葉を待っていた。

 

「頼家様を…討ち取る」

 

苦渋の決断のように見えたが、その本心や如何に。

 

邸に帰ると、また義時は泰時とぶつかった。

今度は義時の弟の時房も一緒だ。

 

「なりませぬ」

 

「これは謀反だ」

 

「頼家様の後ろには上皇様がいる。このままでは大きな戦になる。今のうちに火種を消しておくんだ」

 

上皇様が院宣をお出しになると?」

 

「兄上」

 

「それはわからぬ。しかし 上皇様は 北条をお認めにはならぬだろう」

 

「何故」

 

「あのお方からしてみれば 我らは一介の御家人。源氏を差し置いて 全国の武士に指図をすることを お許しになるはずがない」

 

上皇様に文を出しましょう。言葉を尽くせば きっと…」

 

「甘い!」

 

「頼家様に死んでほしくないのです!」

 

「私も同じ思いだ!……しかし こうなってしまった以上 ほかに道はない」

 

「父上は間違っている」

 

「口が過ぎるぞ」

 

「私は承服できません!」

 

泰時は勢いのまま、部屋を飛び出していった。

時房は後を追おうとするが、義時に止められる。

 

「太郎は かつての私なんだ。あれは……私なんだ」

 

噛みしめるように言う義時。

かつての自分のような、真っすぐな息子が、眩しくもあり、可愛いのだろう。

今の自分を、義時はどう思っているのか。

 

この親子の激突は見応えがある。

 

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善児の棲み家と逃げない頼家

 

善治の留守に、棲み家を訪れた義時と時房。

 

そこで義時は、あるものを発見する。

亡くなった宗時の遺品だ。

 

無造作に置いておく善児も善児だが、義時は真実が判明しても、善児を責める気持ちになれない様子。

 

「私に 善児が責められようか」

 

そこへトウが帰ってくる。

義時が善児にかけた言葉は単純明快だった。

 

「善児 仕事だ」

 

一方、修善寺では、北条の者とは会わないと言っていた頼家が、泰時と会っていた。

この2人の関係性は、よほど特別なのだろう。

頼家が首をはねると言った北条の者の中に、まるで泰時は存在していないような。

 

泰時は逃げることを勧めるが、頼家は断った。

 

「いずれ わしは殺される。座して死を待つつもりはない。最後の最後まで盾ついてやる」

 

そう言って泰時の心配を退け、猿楽の観劇に誘う。

何でも、京から来たばかりの上皇様肝入りの猿楽とか。

 

やはり頼家と上皇は繋がっていたようだ。

 

ここのパートで印象的だったのは、義時の心情を表わす台詞だ。

兄の敵の善児を責められないほど、義時は自分を汚れた人間だと思っていることがわかった。

 

また、頼家の「いずれ わしは殺される」は、状況を冷静に、正確に捉えていることを表わしている。

死ぬ覚悟はもうできていたのだ。

 

悪い顔だがいい顔 義時と運慶の再会

 

仕事を善児に任せ、義時は和田義盛の別邸を訪れていた。

何も考えずに酒盛りをするためである。

 

そこには意外な先客がいた。

運慶だ。

 

和田は巴御前と料理を作りに行き、義時は運慶と2人になった。

 

15年ぶりに会うという2人。

 

「お前 悪い顔になったな」

 

「それなりに いろいろありましたから」

 

「だが まだ救いはある。お前の顔は 悩んでいる顔だ。己の生き方に迷いがある。その迷いが救いなのさ。悪い顔だが いい顔だ」

 

そして、いつか義時のために仏を彫ってやりたいという運慶。

いい仏が作れそうだと言われ、義時は礼を返した。

 

その迷いが救い……運慶の言葉は深い。

 

難しいことを考えたくなかった義時だが、運慶の言葉は心に響いたろうか。

すこしでも救いになっただろうか。

 

渋い顔で、酒をあおり続ける義時であった。

 

修善寺にて散る命 頼家の最期

 

場は修善寺

猿楽が始まった。

 

泰時はすぐ違和感に気づく。

舞い手の後ろ、笛の奏者のひとり。

構えているだけで、まったく指が動いていない。

 

立ち上がり、笛の男に正面から近づく泰時。

 

猿楽の演技が止まり、皆、泰時に道を開ける。

 

刀を抜いた泰時の前にいるのは、笛の男、ただひとり。

 

面を脱いだのは、善児だった。

 

無言で組み合い、倒される泰時。

刀も奪われた。

 

「あんたは殺すなと言われてる」

 

善児の言葉が合図だったかのように、壮絶な殺し合いが始まる。

 

猿楽の者たちは、頼家を守る役目も担っていたらしい。

 

トウも加わり、2人は圧倒的な強さを見せつける。

 

猿楽の者たちは皆、倒れた。

 

善児が頼家を追い詰める。

頼家は屏風の向こうへ

 

善児は足を止めて待つ。

屏風は向こうから倒れた。

 

太刀を帯びた頼家が姿を現す。

 

将軍だった男と最強の刺客の一騎打ち。

 

両者傷を負うが、善児は強い。

善児の刀が頼家の喉元に迫る。

 

と、「一幡」の文字が目に入り、善児の力が緩んだ。

 

頼家は押し返し、善児の腹を刺す。

形勢逆転。

 

腹を押さえ、転げるように逃げる善児。

足を引きずりながら、頼家は追い込む。

 

「わしは まだ死なん!」

 

振り上げた刀が、善児の命を奪うことはなかった。

 

頼家の背中を、トウが突き刺したのだ。

ゆっくり振り向いた頼家に、トウはとどめを刺す。

 

雷鳴がとどろき、雨粒が落ち始めた。

 

気を失っていた泰時が、意識を取り戻す。

目に映ったのは、床の上に横たわる頼家。

恐る恐る近づく。

 

頼家は既にこと切れていた。

 

泣き叫ぶ泰時。

 

その声は修善寺を覆う闇に吸い込まれていった。

 

ここからは感想。

善児とトウの立ち回りは息を呑むほどの凄みがあった。

 

頼家も気迫に満ちていて、こんなに強かったのかと驚いた。

演じた金子大地さん、お疲れ様でした。

 

善児の悪行ここに極まれり

 

「しくじった…」

 

深手を負った善児は、草むらに身を潜めていた。

 

そこをいきなり、後ろから背中を突きさされる。

 

刺したのは、トウだった。

 

トウは善児の前に回り込む。

 

「ずっと この時を待っていた」

 

しっかりと頷く善児。

この時が来るのを、善児もずっと覚悟していたのだ。

 

トウの目が大きく見開かれる。

 

「父の敵!」

 

絶叫と共に、トウは善児の心臓を一突きにした。

 

そして、横たわった善児の胸をもう一突き。

 

「母の……敵……」

 

トウの正体は、蒲殿暗殺の際、巻き込まれて殺された農民夫婦の娘だ。

善児の凶行を目にし、鎌を持って立っていた小さな女の子。

 

憎まれているとわかりつつ、その子を育て、自分の二代目として人を殺す技を仕込んだ善児。

トウが強くなった今、いつでも死ぬ覚悟を持っていたのだ。

無造作に置かれた宗時の遺品が、それを語っていたように思えてくる。

 

しかし、なんと身勝手なことか。

あの時、トウが両親と一緒に殺されればよかったとは思わないが、自分と同じ人殺しに育て上げるとは。

トウに殺され、それで善児は気が済むのだろう。

だが、トウは?

 

彼女はこれからどんな生き方(死に方)を選ぶのだろう。

 

善児役の梶原善さんはとても素晴らしかった。

こういう役柄で観られて、貴重な思いがある。

梶原善さん、お疲れ様でした。

 

という次第で、雨の中、草むらに横たわる善児の姿で「つづく」。

 

次回予告

 

次回は 第34回「理想の結婚」

 

実衣?「よろしく頼みましたよ」

時政「鎌倉の面倒は このじいが見まするゆえ」

一同「ありがとうございます!」

泰時?「父の本心が 私にはわかる」

三浦「後腐れのない 女子との別れ方について」

義時「はっ…! ご無礼しました」

泰時?「源氏も 先はないか」

 

間違っていたらごめんなさい。

 

「理想の結婚」って、実朝の結婚話だよね。

泰時なの? その台詞を言っているのは泰時なの?

三浦義村はいったい誰にそんなことを言っているのか。

義時をビンタしていた女性はどなた?

 

しかし、今回の余韻の欠片もない予告だった。

 

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あとがき

 

今回は投稿が遅くなり、誠に申し訳ない限り。

 

見応えのある回だったので、思わず力が入ってしまったのも原因のひとつである。

 

無残な頼家の最期に、人気キャラの善児の最期も乗っけてきた。

引き締まることといったら。

 

次回は誰も死なない回かな。

比企の乱から、壮絶な回が続いたものね。

 

まあ、どういう回でも楽しみである。

 

それではまた。

 

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