今週のお題「チョコレート」
義理チョコに本命チョコ ブラザーが同性からもらったのは?
義理チョコなる風習がいまだに健在であることに驚く。
始まりは80年代といういから、もう40年近く続いていることになる。
ある企業が義理チョコを禁止にしたことがニュースになり、その後は廃れていくのだろうと思っていたが、義理チョコ賛成派の女性が意外と多かったようだ。
賛成派の理由の1つには、会社などでのコミュニケーションを円滑にするためというものがある。
そこまでして円滑にしなければならない職場とは、どんな職場かが気になる。
更にホワイトデーも80年より始まり、義理チョコをもらった男性はお返しをしなくてはならないのだ。
私の性格から言うと、どちらも面倒くさい。
今回は私の義理チョコ本命チョコの思い出と、ブラザーが同性からいただいた話を記そう。
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若気の至り 義理チョコで学んだこと
20歳そこそこの頃、私は大型商業施設でアルバイトをしていた時期がある。
既に義理チョコもホワイトデーも定着していた時代。
担当売り場にはパートの年上の女性が2人、男性社員が4人いた。
後から思えば、私も含めた女性3人で割り勘で買い、男性社員に配ればよかったのだが、義理チョコ初体験の私はそこまで頭が回らない。
先に昼の休み時間に入った女性がチョコを買ってきたというので、やはり私も買わなければと貴重な休み時間を削って買いに行った。
結局3人が別々に用意したのだ。
非合理的であるが、そこまではまあ、いいとしよう。
問題は男性社員の受け取り方である。
年上の2人が配り終えた頃を見計らって、私も客がいない時に配り始めた。
買ったものは皆同じだが、偉い人順に渡していると、義理だとわかっていても笑顔で受け取ってくれる。
だが、最後の1人は違った。
特上の笑顔を作り、お世話になっている感謝の言葉とともにチョコレートを差し出した私に、彼はこう返した。
「ああ そこに重ねといて」
そこ とは、別の2人から貰ったチョコが入った彼専用の棚。
こちらに顔を向けることもなく、お礼の言葉もなかった。
いかにも バレンタイン興味ねえ とか 義理チョコいらねえ とでも思っている風情である。
ものすごくムカついた。
それまではただクールな人かと思っていたのに、とんだ礼儀知らずの男だった。
書類から目を離したくなくても「ありがとう」は言えるだろう。
休憩時間を短くして、選びに行って、身銭を切った側からすれば腹立たしいことこの上ない。
しかもである。
ホワイトデーにお返しをくれたのは既婚男性1人のみ。
しっかり者の奥さんが選んだような可愛らしいお返しだった。
そこまでお返しが欲しかったわけではないが、こんな義理チョコデビューをした私は、それ以降どこの職場でも義理チョコをあげなかった。
もらったらもらったで、男性だってホワイトデーのお返しに悩むのである。
女性からもらったものよりも、高価なものを返さなくてはならないという不文律もあるのだとか。
義理チョコ、ホワイトデーと、人によっては難儀なイベントでもある。
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本命チョコの思い出話 1番好きだった人
私は仕事と同じで恋愛も長続きしないタイプだ。
いきなり何の発表を…と思われるかもしれない。
私のバレンタインデーの思い出が少ない理由である。
義理チョコは社会人になって1回限り。
となれば、バレンタインデーにチョコを上げるのは恋人だけである。
チョコをあげたことは5回以上はあるが、同じ人に2回あげたことがない。
読者様に軽く引かれたところで、思い出話を1つだけ披露しよう。
すっごく好きだった人。
後にも先にも彼以上に恋焦がれた人はいない。
あまりにも好き過ぎて、私は手作りチョコをあげるという暴挙に出たのだ。
手作りチョコ自体は暴挙ではないが、料理嫌い、面倒くさいこと嫌いな私にとってはそうなのだ。
実際に、手作りしたのはこの1回限りである。
当時の自分を振り返ると、無茶しやがって…という思いしかない。
プレーンのチョコやナッツ入りのチョコを一口大の大きさにし、それぞれトッピングにも個性を持たせた世界に1つだけのバレンタインチョコである。
ラッピングにも拘った世界に1つだけの以下略。
渡した時、彼は目じりを下げて予想以上に喜んでくれた。
何時間もかけて作った甲斐があった。
ただし、後日の彼の感想は。
「かたかった」
この正直者め、と思いつつも納得の一言だった。
味見と称して多めに作り、自分も同じものを食べて同じ感想だったから。
愛の塊はかたいのである。
意外だったのは、そういうことには無頓着な彼がホワイトデーにお返しをくれたことだ。
照れくさそうに素っ気なく渡されたのは、特大のペロペロキャンディ。
可愛かった。
キャンディも彼も。
2回目のバレンタインデーを迎える前に別れ、その後は会っていないが、彼のことは今でも1番好きである。
ホワイトデーのお返しに込められた意味
現在でも生きている意味かはわからないが、かつてはホワイトデーに返すものによって意味があったらしい。
- マシュマロ(マカロンも?) 申し訳ないけど交際はできない…
- クッキー 友だちのままでいようぜ?
- キャンディ 好きだ!
これは前提として、女性が告白の意味を込めてチョコを送った場合の解釈かと思われる。
しかしながら、もらった方は義理チョコと思っていたものが、本命チョコである可能性はゼロではないし、返すものの意味が生きている可能性もまた同じ。
男性諸君、念のため、お返しには気をつけよう。
妻、恋人、好きな人以外にキャンディを送るのは避けた方が無難である。
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ブラザーが同性の友人からもらったモロゾフのクッキー
昨年のことである。
バレンタインデーに、ブラザーが男性の友人からモロゾフのクッキーをいただいた。
友チョコならぬ友クッキーだったのだろうか。
モロゾフという老舗の有名ブランドだったことが、私にはどうも引っかかるのだ。
当のブラザーはその日がバレンタインデーだったことにも気づいてなさそうだったし、モロゾフって何? な人間である。
クッキーをくれた男性はコーヒーを飲まない人で、何かのお返しなどでコーヒーセットをもらうと、必ずブラザーに持ってきてくれるのだ。
コーヒー以外にも何かあった気がする。
普段からそんな感じなので、クッキーをいただいても何も考えないブラザー。
私も同性に友チョコをあげたことはあるが、互いに気を遣わないよう高価なものは買わない。
モロゾフでも手の届くものはあるものの、わざわざ義理チョコや友チョコに選ぶ人は少ないのではなかろうか。
モロゾフやゴディバ、他にもあるが、有名ブランドのチョコを贈ると、義理であっても本命チョコだと勘違いされる可能性もある。
実際に、私があれは友クッキーではなく本命クッキーでは? と疑っているように。
本命だったらいいなと思っているのだが、肝心のブラザーに気持ちを伝えるのは至難の業だろう。
私はブラザーの交友関係には一切、口出しするつもりはない。
2人は今でも仲良くしている。
もし、あれが本命だったとしたら失敗だったことになり、今年は同じ手ではこないと思う。
そろそろ妄想が全開になってきたので、この辺にしておこう。
14日は静観の構えである。
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1番楽しいのは自分チョコ選び!
普段からチョコレート類を食べまくっていても、この時期ばかりは違う。
バレンタイン専用の売り場が設置され、普段は並ばない商品ばかりがずらりと並ぶのだ。
見ているだけでもとても楽しい。
食べないで飾っておきたいと思うほど、凝ったものもたくさんある。
一通り見て楽しんだ後は、超リアリストに戻っての2巡目。
これでこの価格はないだろうという商品は少なくない。
ほとんどが、こちらの足元を見ての価格設定といっても過言ではない。
過去に何度か買ったことはあるが、見た目がどんなに凝っていても、味は至って普通のチョコレートである。
いや、中の下くらいか。
コンビニスイーツの方がよっぽど美味しい。
要は気持ちの問題なのだろう。
田舎だと、やはりネットで選んで買った方がいいという結論になる。
ちなみに私はこんなのも欲しい。
最後の2つくらいしか自分では買わないよね。
個人的なリアリストの到達点である。
色気のない話で申し訳ない。
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あとがき
何だかんだと書いてきたが、年代によっても個人によっても価値観は違う。
コロナ禍によって様々なイベントが形を変える中、新しい楽しみ方を見つけるのは容易なことではない。
それでも見つける人は出てくるだろう。
バレンタインデーに限らず、楽しめることがあるなら大いに楽しもう。
そこに良し悪しの基準は存在しない。
いい方向へと微調整しつつ、ひたすら乗りこなしていくだけである。
それではまた。
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