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山姥の戯言日記

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『麒麟がくる』42回 本能寺へ後押しの回 どうする?光秀

 

離れゆく心」感想 光秀の苦悩と葛藤はまだ続く

 

冬の朝焼け

 

今回の主要キャスト

 

明智十兵衛光秀 長谷川博己さん

織田信長 染谷将太さん

羽柴秀吉 佐々木蔵之介さん

正親町天皇(帝) 坂東玉三郎さん

三条西実澄 石橋蓮司さん

足利義昭 滝藤賢一さん

荒木村重 松角洋平さん

徳川家康 風間俊介さん

菊丸 岡村隆史さん

佐久間信盛 金子ノブアキさん

明智左馬之助 間宮祥太朗さん

 門脇麦さん

 天野菜月さん

 

ちょっとちょっと!

みんなして光秀に本能寺への後押しを!

と、思わずにはいられない回だった。

 

しかも!

「離れゆく心」って信長ではなく光秀の心ではないか! 

 

一夜経っても興奮冷めやらぬ私の心をどうしてくれる。

詳しい感想は本文で。

 

 

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本能寺への後押し 正親町天皇の場合

 

前回はなかった正親町天皇(帝)の台詞がオープニングでつけ加えられれていた。

 

「この世が平らかになるには そなたの力に負うところがあるやもしれぬ」

 

私の勘違いではないよな?

前回はこの台詞なかったよね?

これ、あるとなしでは大違いなんですけど!

 

ストレートに本能寺への後押しをしているわけではないけど、あの神秘的な帝に厳かに言われては、光秀も自分が頑張らねば! と思って当然。

その上での光秀のあの表情かと考えると、感想も違ってくるもの。

 

なんで後出しにしたんだろう。

尺が足りなかったのかな。

 

いや、今回の頭に持ってきたことに意味があると思うのが自然か。

帝も罪なお方じゃ。

  

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荒木村重の裏切り

 

長女の岸を嫁がせた荒木家の当主、村重が毛利方に寝返った。

 

光秀と秀吉が説得するが応じず、秀吉は憎々し気に捨て台詞を吐く。

 

「愚か者めが」

 

眉間にしわを寄せ、秀吉を見る光秀。

秀吉が去った後、光秀は村重に寝返った理由を尋ねる。

考え方は光秀と同じ。

私はそう感じた。

 

毛利が村重に言ったことは後に虚言とわかるが、信長の力はそうして少しずつ削がれている。

 

光秀は陣へ戻り、今度は次女たまを嫁がせた細川家の当主、藤孝と会う。

丹波の国衆がまとならないのも、村重が毛利方についたのも、信長討伐の文を諸国に送り続ける足利義昭の存在あってこそ。

 

義昭と歩み寄ろうと、光秀は会いに行く決心をする。

  

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本能寺への後押し 足利義昭の場合

 

水路で義昭のもとへ向かう光秀と左馬之助。

そこの国衆と文通をしていたとは、左馬之助、出番も少なく嫁もまだなのに使える男ではないか。

 

 

間宮祥太朗さんのコメント久しぶり。

私はず~っと左馬之助を気にかけてきたよ。

 

光秀は無事、義昭への目通りがかない、一緒に釣りをすることになった。

釣り人姿がやけに似合う義昭には、将軍になる前のお坊様時代を彷彿とさせる。

 

上洛する気のない毛利にいいように使われているだけ、戦が終わらないのは義昭が一因だと、光秀は遠回しに穏やかに伝えるが、義昭はすべてを承知の上だった。

京へ戻ることを光秀が勧めても、首を縦に振るわけがない。

 

京へ戻って殺された兄・義輝向井理さん)に思いを馳せる義昭。

 

「信長がいる京へは戻らぬ」

 

だろうね、と思っていると、義昭はこう続けた。

 

「そなた ひとりの京であれば 考えもしよう」 

 

なんとあからさまな後押し!

光秀表情変わってるし!

鯛釣れてるし!

 

 

滝藤賢一さんのウィスパーボイスは妙な説得力があってずるいと思う。

一言一言に引き込まれるんだよね。

光秀はどうだったかな。

 

とりあえず歩み寄りはならず、鯛だけ釣って帰った光秀であった。

  

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光秀vs秀吉ふたたび 

 

織田方の陣に戻った光秀を待ち構えていた秀吉。

互いに「どこへ行っていた?」と問い、双方とも正直に答える。

 

信長から、光秀とともに今一度村重を説得するよう命じられた秀吉は、村重のもとに向かう光秀について行こうとする。

ここで光秀がキレた。

 

「お主は説得の妨げになる! 来るな!」

 

秀吉も黙ってはいない。

 

「来るな? …とは 何事じゃ?」

 

「お主がいては まとまるものも まとまらん!」

 

「わしは荒木の頭(かしら)であり 信長様から ご下命を受けて参っておるのじゃ」

 

「頭であるなら 何故 配下の者をここまで追い込んだ! 目が行き届かなんだと 叱責を受ける立場であろう!」

 

すっごい正論。

さすがの秀吉も反論できず。

 

「間違うても 軍議の席で ひとかどの武将の顔に唾を吐くべきではない!」

 

そう言い捨て、光秀は去った。

睨んだまま、その背中を見送る秀吉。

 

いや~迫力あったね。

秀吉が対等な立場で返してくるから尚更。

秀吉は偉そうな言い方をする時に、いかにも卑しそうな物言いになるの。

佐々木蔵之介さんの秀吉像、本当に徹底していると感じた。

 

忘れられた存在の藤孝も、さぞハラハラしつつ聞いていたことだろう。

 

岸の無念の涙 どうにも止まらない信長 

 

岸が荒木家に離縁され、明智邸に戻ってきた。

温情あっての離縁だろうが、涙ながらに詫びる岸に、光秀も己の力が足りなかったと詫びる。

 

「荒木の家で 死にとうございましたが…」

 

「相すまぬ」

 

泣きじゃくる岸を抱きしめて慰める光秀。

武家の嫁の覚悟の凄まじさよ…。

 

予告でワンショットで映っていた左馬之助は、そんな2人をせつなく見つめていたんだな。

恋の予感~とひとりではしゃいでいた私の浅はかさよ…。

 

そして、荒木攻めの軍議の場。

女、子ども、すべて殺せと相変わらずな信長。

離縁されなければ岸も含まれていたわけで、光秀は更なる話し合いを提案するが、自信満々の信長にあえなく却下される。

家老の佐々木信盛は本国寺との和睦に不安を申し立てるが、逆に信長の怒りを買ってしまう始末。

 

もう誰にも止められない信長。

 

籠城戦で1年という持久戦に及ぶとは、荒木家、敵に回すには惜しい存在だったろうに。

 

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本能寺への後押し 徳川家康の場合 

 

明智邸に密かに菊丸が現れた。

要は忍び込んだのだが、忍びの正体がバレているので、こんな登場の仕方もできるようになったのだ。

 

家康が光秀に会いたがっているとのこと。

 

摂津の船の中で、光秀と家康の会談が実現する。

光秀と家康が初めて出会った時の話から始まり、徐々に核心の部分へ。

 

「あれから30年」

 

若干きみまろさんチックな言葉でまず驚く。

家康、まだ36か37歳なのかと。

それでもう孫を持つ身なのかと。

 

嫡男の信康、正妻の築山殿を殺せと信長に命じられた家康。

理由は2人が武田と通じ、三河を乗っ取ろうとしている嫌疑からだった。

今川家に人質としていた頃より、三条西実澄から和歌の指南を受けていた家康は、光秀に相談すべきだとアドバイスを受けたという。

意外な繋がり。

 

事実なら自分が嫡男らを処断する、信長に「殺せ」と言われる筋合いのものではない、武田を倒すために手を結んでいるが、その後の徳川家の扱いを危惧するものが大勢いると、家康は淡々と語る。

 

重ねて家康は言う。

信長がわずかな家臣を連れ、岡崎に鷹狩りに出向いた折りのこと。

 

「今なら討てると申した者がおります」

 

ドッキ~ンときたのは私だけではあるまい。

 

「今の信長様は味方を遠ざけてしまわれておる。公方様しかり 松永殿 荒木殿…これでは天下は一つにまとまりませぬ」

 

そして、今は事を構えるつもりはないがと前置きをして…。

 

「あまりに理不尽な申されようがあれば 己の道を貫くほかありませぬ…これには 三河の誇りがかかっておりまする」

 

事と次第によっては、信長と袂を分かつ覚悟があるという家康の力強い言葉。

どうする? 光秀である。

 

 

風間俊介さんのコメント、幼い頃から不憫な思いをし続けている家康ならではの言葉である。

 

おんな城主 直虎』を観ていたので、信康と築山殿がどうなるかは知っているけど、武田と通じていたのは事実なのだろうか?

信長の娘である嫁が「パパ~ あの姑ウザイんだけど」と告げ口した可能性は?

 

などと考えているうちに、今回の山がきた。

 

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本能寺への後押し 織田信長本人の場合

 

再び丹波へ発つ前日、光秀は信長に挨拶するために出向く。

毛利水軍を破り、本願寺攻略もあと一息との知らせを受け、最初はご機嫌だった信長。

光秀が徳川家の話題を出すと、信長は家康をこう評した。

 

「あれは小心で 争いを好まぬ男じゃ」

 

そりゃ賢い人質だったからね。

信長は幼い竹千代の本質を見抜いていると思ったけど、違ったようだ。

しかも信康と築山殿の件で、家康が自分をどう見ているのか試しているのだと。

 

なんと幼稚で残酷な発想か。

これでは人がついてこなくて当り前と光秀と同じ感想を持ったが、信長はついてこなければ成敗すればいいと返す。

 

「頼む これ以上 わしを困らせるな。わしが唯一 頼りに思うておる そなたじゃ」

 

言い争いの後、深いため息とともにそんな台詞を吐いた信長だが、本題はここからだった。

 

光秀が帝に拝謁していたことを信長は知っていた。

自分の頭越しに家臣を呼びつけられたことも面白くないだろうが、信長が気にしたのは帝が自分のことをどう言ったかについてだった。

帝の言葉は畏れ多い故、相手が誰であっても他言無用と言い張る光秀。

 

「わしが言えと命じてもか…わしが手をついて頼んでもか!」

 

「平にご容赦くださいませ!」

 

「容赦ならぬ!」

 

「何卒!」

 

戦国の世には通じぬが、モラハラ&パワハラの極みである。

ただ一つ、引っかかった台詞はこれだけ。

 

「十兵衛! わしに背を向けるか!」

 

信長は光秀に背を向けられることを恐れているのだ。

光秀にとっては背を向ける行為ではなくとも、信長にとっては違う。

あまりにも価値観が違い過ぎる2人。

 

帝との話の内容を言わぬ光秀を、信長は激しく扇子で打ちつけ始める。

 

 

染谷将太さんのコメント、とてもよくわかる。

信長はもう自分の感情のコントロールができていないし、しようとも思っていない様子だ。

 

我に返り、扇子をポロリと手から落とすと、信長は茫然と呟く。

 

「なぜじゃ……なぜ こうなる?……」

 

自分の中に答えを探そうとしない信長は、帝の譲位を急がせると言い出す。

諫める光秀の言葉はもう信長に響かない。

 

「帰れ……帰れ!」

 

光秀は黙って帰るしかなかった。

 

それは訣別にも似ていて、光秀の心が信長から離れゆく瞬間にも見えた。

 

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本能寺への後押し 駒(プラス義昭)の場合

 

光秀が明智邸に帰ると、たまのために薬草を準備している駒がいた。

光秀の額の傷に気づき、手当てをしようとする駒。

 

義昭と文のやり取りは続いていたようで、駒は光秀が訪れたことを記した内容を聞かせる。

1日に1匹しか釣れない鯛を初めて来た十兵衛が釣ってしもうた、口惜しかったがなぜか嬉しかった、嬉しかったと2度書いてあったと。

そして、最後にこう綴っていたと。

 

「誰も見たことがないという生き物 麒麟。十兵衛となら それを呼んでこれるやもしれぬと…」

 

決定的なワードがついに!

麒麟

 

「公方様が…さような文を……公方様が……」

 

え、いくら「麒麟」が出てきたからって、そこまで心が揺れる? と思ったが、信長に痛めつけられた直後の光秀だ。

 

義昭の文に感動している光秀のアップで「つづく」。

  

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次回予告とあとがき

 

次回は第43回「闇に光る樹」

 

光秀「これは我が殿の大きな誤り!」

親王「信長は」

秀吉「焦っておられる」

前久「やはり明智でしょう」

家康?「私もそう思います」

宗久「聞きたくもあり 聞きたくもなし」

光秀「その樹にのぼって月に行こうとしている者がいる。その樹を切れば 信長様の命はない」

信長「下がれ!」

光秀「道三様なら どうなされましょう?」

帰蝶「毒を盛る 信長様に…」

 

?の付いている台詞は人物が違うかもしれない。

にしても、帰蝶、京に戻ってくれるんだね。

毒を盛るなら娘のあなた様が適任でしょうな。

そうならない故の台詞だろうけど。

 

樹を切っていたのはオープニングテーマに登場する鎧兜の武者=光秀ってことでいいのかな?

信長に蹴られてたのも光秀だよね。

信長はとっくにおかしいけど、光秀もメンタルやられて当然。

でも贅沢言うと、そういう追い詰められ系の理由じゃなく、このドラマの光秀らしいコレ!ってものが欲しい。

 

それが帰蝶ならネタバレもいいとこだけど。

 

ところで公式Twitterにあったこれが気になった。

 

前からオープニングテーマにいるとかいないとか言われていて、いるらしいんだけど私には見えない。

平らかな世に合う人にしか見えない麒麟なのだろうか…。

 

と、予告以外のことも入れちゃったけど、以上。

 

続いて今回の総括!

  • 光秀を本能寺に向かわせる環境はほぼ整った
  • あとは光秀が決意するだけ

1個ずつ振り返ってたらとんでもない数になるので大雑把に。

信長は将軍に代わる器ではないことをはっきりさせ、光秀こそ相応しいと思わせる本能寺への後押しの回だった。

光秀自身も信長を見限る寸前に見えたが、義昭より信長を選んだのはやはり光秀自身。

ものすごい苦悩と葛藤の中にいることが想像できる。

 

次回が決意する回になるはずなんだけど、予告に出した以上のことがありますように。

 

関係ないけど、ここ3回ほど東庵先生堺正章さん)の出演がなく、なんとなくしっくりこない。

そう思うほど出てたってことに気づいた。

 

このまま出ずに終わったりしませんように。

あと2回。

しっかり楽しみましょうぞ。

それではまた。

 

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