従兄の手術日決定に伴い父のショートステイも変則
従兄の胃ガンの手術日が決まった。
家族(従弟だけど)が赴かなくてはならず、ブラザーの仕事の都合で決めていた父のショートステイとは離れた日。
私が早く起きて父の世話をできるなら、デイサービスを利用するという手もあったのだが…。
今回はそれぞれの事情を考慮した上で、ブラザーが決断したことについて記録したい。
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従兄の手術とブラザーの仕事と父の通所サービス
従兄が胃ガン手術を受けることになったのは、来月初旬の月曜日である。
付き添いは未入籍の奥さんの他に、どうしてもブラザーが行かなければならないとのこと。
ブラザーは前週の土曜日に欠かせない遠出の仕事があり、それに合わせて父のショートステイは金~土曜日の1泊と決まっていた。
月曜日の従兄の手術に付き添うには、ブラザーは朝の7時頃に出発する必要がある。
つまり、当日に父がデイサービスを利用する場合、私が見送りをしなければならないのだ。
帰宅時の出迎えなら、まだ何とか私でもできる。
それについては先日、記事に記したばかり。
見送りと出迎えでは、しなくてはならないことがまったく違う。
出迎えは夕方なので、ブラザーが帰宅するまで時代劇チャンネルを観ながら待っててもらい、後は夕食、就寝となる。
だが見送りは早く起きて、衣類の着方がわからない父に服を着せ、血圧測定と検温をし、朝食の準備をして食べさせてから薬を飲ませる。
そして消化のためにしばらく落ち着かせ、ようやく見送りとなるのだ。
これが今の私にはできない。
不可能を可能にするにはどうしても無理をしなくてはならないのである。
前夜に睡眠導入剤を飲むことはできないし、一度の無理で生活リズムが大きく崩れてしまうのだ。
当然、鬱(うつ)もまた悪化する。
現在でも改善が見られないうつ病なのに、ひたすら悪くなる一方なのだ。
ブラザーが私に無理をさせられないと理解してくれたのは、ごく最近のこと。
そこで、昨夜は2人で最善の方法を模索することとなった。
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認知症の父の通所サービスをいかに利用するか
話し合いの中で、選択肢は2つしか思い浮かばなかった。
- 父のショートステイを月曜日まで延長してもらう
- 私が頑張って月曜日にデイサービスを利用する
どちらにしても不安しかない。
ショートステイを月曜まで延長すると、父は金曜~月曜日の3泊4日という未知の期間に挑戦しなければならないのだ。
「家に帰る」と強く言い張ったり、体調を崩したりすれば、緊急に家族が対応しなくてはならない。
ブラザーがいなければ迎えに行くなどの緊急対応は不可能だ。
2つ目は最後の手段。
無理を承知の上で私が無理をすること。
他に策がないのならそうするしかない。
もし、そう決まれば、私は徹夜をしてでも父の世話をする覚悟を持った。
でもブラザーはどちらの方法にも不安を隠せない様子。
「いいよ、それしかないなら私がそうするから」
明るく言って、後は彼の判断に任せることにした。
そして今日、彼が出した結論は思いもよらぬものだった。
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飛び石ショートステイ その手があったか!
そう、ブラザーが出した結論は飛び石ショートステイで、私が起きていった時には既に手配も済ませていた。
父の金~土曜日のショートステイはそのままで、土曜日の夜を家で過ごし、日~月曜日にまたショートステイを利用するというもの。
これなら確かに3連泊よりは不安は少ない。
父の気持ちもだいぶ違うだろう。
しかもブラザーは私にこう言った。
「それなら負担かからないだろ?」
滅多にない彼からの思いやりの言葉。
家族に理解され、思いやりを感じることができるとは、なんと幸せなことか。
抗うつ薬より効果がありそうな気がした。
前回の記事で「マウスの矢印」としか思い浮かばなかった私が、「ポインター」という言葉を思い出したほどである。(因果関係は確証なし)
後で直しておこう。
それにしても、施設がそんなに柔軟に対応してくれるとは思ってもいなかった。
私にとって従兄の手術より不安要素だらけだった問題は、こうして一応の決着となったのである。
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あとがき
スケジュールは落ち着いたものの、まったく不安がないわけではない。
ブラザーが従兄のために費やす時間が多過ぎるのだ。
近頃はほとんど店を閉めていて、遠出の仕事とネットでの売買でやりくりをしていたのに、ネットに出す画像を撮影する暇さえないと愚痴っていた。
彼は自分のスマホで商売をしているので、そこに私が入り込む余地はない。
商品が限られているため、宣伝してくれるなと釘を刺されているし。
自分の物を片っ端から売りさばこうかとも考えたが、梱包や発送など、ひとりでできる自信もない。
いや、まず目の前のことから一つ一つこなしていこう。
父が連続ショートステイに耐えられますように。
ついでに従兄の手術が成功しますように。
それではまた。
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