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山姥の戯言日記

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鎌倉殿の13人 第22回 「父が お前を育て上げてみせる」

 

「義時の生きる道」感想 父としての義時 曽我事件の静かな始まり

 

鎌倉殿の13人 感想

 

今回の主なキャスト

 

北条小四郎義時 小栗旬さん

 

八重 新垣結衣さん

 

比奈 堀田真由さん

 

源頼朝 大泉洋さん

政子 小池栄子さん

大姫 南沙良さん

万寿 鳥越壮真さん

金剛 森優理斗さん

北条時政 坂東彌十郎さん

りく 宮沢りえさん

実衣 宮澤エマさん

阿野全成 新納慎也さん

北条時連 瀬戸康史さん

三浦義澄 佐藤B作さん

三浦平六義村 山本耕史さん

和田義盛 横田栄司さん

畠山重忠 中川大志さん

工藤祐経 坪倉由幸さん

安達盛長 野添義弘さん

源範頼 迫田孝也さん

 

梶原景時 中村獅童さん

大江広元 栗原英雄さん

三善康信 小林隆さん

比企能員 佐藤二朗さん

 堀内敬子さん

千葉常胤 岡本信人さん

土肥実平 阿南健治さん

岡崎義実 たかお鷹さん

仁田忠常 高岸宏行さん

善児 梶原善さん

鶴丸 佐藤遙灯さん

 

曽我十郎 田邊和也さん

曽我五郎 田中俊介さん

 

後白河法皇 西田敏行さん

丹後局 鈴木京香さん

九条兼実 田中直樹さん

 

公式サイト: NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

公式Twitter: 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) | Twitter

公式Instagram: https://www.instagram.com/nhk_kamakuradono13/

 

 

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母を敬え… 父と子の誓い

 

「天罰だ」

 

今回の物語は、深く沈んだ北条義時のつぶやきから始まる、

 

義時は三浦義村に、八重が言い遺した言葉を尋ねる。

八重と最後まで一緒にいたのは義村だった。

 

「私は ちっとも悔やんでいません。十分 楽しかったし 私は満足」

 

肌寒く、思うように遊べなかったけど、子どもたちは楽しそう…そんな光景を見ての言葉かもしれないと義村は言うが、義時はそうでないと思いたいと。

 

子どもたちが寝静まった頃、義時は金剛に語りかけていた。

 

「よいか 金剛。鶴丸を恨んではならん。鶴丸を恨む暇があるのなら その分 母を敬え。母のしてきたことを思い出すのだ……父が お前を育て上げてみせる」

 

金剛を抱き寄せ、雪の舞う空を見上げる義時。

 

その手はしっかりと、小さな金剛の肩を包み込んでいた。

 

源頼朝 上洛す 後白河法皇 九条兼実と対面

 

建久元年(1190年)11月9日、大軍を率いて上洛した源頼朝は、後白河法皇の御所を訪ねる。

 

それは2人きりの対面となった。

 

大軍を連れてきた頼朝に、不信感をあらわにする法皇

 

「我らを亡き者とするならば この日本(ひのもと)は治まらぬ。やれるものなら やってみるがよい」

 

「新しい世のため 朝廷は欠かせませぬ」

 

「新しい世」

 

「戦のない世にござる」

 

「フフ ハハハ 薄っぺらいことを申すのう。だれよりも 業が深いくせに」

 

法皇の嫌味は意に介さず、頼朝は淡々と続ける。

戦がなくなり喜ばぬ者はいないが、武士は別。

戦のない世を作るには、武士たちをおとなしくさせる必要があると。

 

「是非とも お力をお貸し願いたい。私が欲しいのは…」

 

「朝廷の与える 誉れ」

 

「ついては 我が娘を 若き帝の妃としていただきたく存じまする」

 

法皇はただ、愉快そうな笑みを浮かべただけだった。

 

拝謁の後、頼朝は九条兼実と会っていた。

 

そこで頼朝は、法皇が思いの外、恒例であったことに触れると、苦情は暗く声を落とした。

 

「このところ病がち。ここだけの話 そう長くはないと私は見ている」

 

「何かがあった時は 共に手を携えてまいりましょうぞ」

 

「わしとお前で 帝を支えていくのだ 頼朝」

 

「心得ました」

 

「ただし断っておくが わしの娘が既に 帝の妃となっておる。わしの方が早かったのう」

 

これには、言葉を返せない頼朝だった。

 

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頼朝 征夷大将軍に 比奈登場 子どもたちの絆

 

京から帰った義時は、御所へ行くこともなく、毎日子どもたちの世話に明け暮れていた。

そんな義時を心配する姉妹たち。

特に政子は密かに訪れ、義時を笑顔にして帰って行った。

本当に仲の良い兄弟姉妹である。

 

頼朝と対面してしばらく後、後白河法皇崩御した。

それを待っていたかのように、頼朝は自らを大将軍とするよう朝廷に要求、征夷大将軍に任じられることになる。

 

程なくして政子は第4子を出産。

千幡と名付けられた子の乳母には、妹の実衣と阿野全成夫婦が選ばれた。

 

気が気ではないのが比企能員と道の夫婦だ。

嫡男 万寿の乳母でありながら、万寿に良くないことが起こり、跡取りが千幡になったらと大騒ぎである(特に道が)。

そこで道がひらめいたのが、姪の比奈を頼朝の側室にする作戦。

 

頼朝は乗り気だったが、政子の知るところとなり、作戦はあえなく失敗に終わる。

 

その際、頼朝が言い訳に義時の名を出したため、比奈は今度は義時と会うことに。

 

「私は 後妻をもらうつもりはない。亡き妻の思いが詰まった この館で 息子と2人で生きていく。申し訳ない」

 

茶を出しながら、淀みなく淡々と告げる義時。

さすがに比奈が気の毒になった。

でも頼朝と政子からの縁談を、比企は簡単に断るわけにもいかない。

 

そんなある日、金剛安達盛長の息子に怪我をさせた。

義時と金剛は安達親子に詫びるが、金剛は理由を明かさない。

2人が館に帰ると、鶴丸が待っていた。

 

「金剛は 私を守ってくれたのです。弥九郎が 孤児(みなしご)と からかったのです。金剛は 私の代わりに殴ってくれたのです」

 

義時が金剛に確認をすると、金剛はコクンとうなずいた。

金剛の頭を優しくなでる義時。

父子も微笑ましいが、金剛と鶴丸の友情も微笑ましい。

幼いながらも、しっかりと絆で結ばれているようだ。

 

曽我兄弟と比企夫妻と時政と義時

 

北条時政の家人、曽我十郎と五郎の兄弟が、亡き父の仇討ちを時政に願い出た。

仇は、今は頼朝のお気に入りとなっている工藤祐経である。

兄弟は、昔、工藤に石を投げつけていた、あの幼い子どもたちであろう。

 

五郎の烏帽子親である時政は、できる限りの援助を約束した。

 

その頃、頼朝は巻狩りを計画し、万寿のお披露目の場としようとしていた。

巻狩りは大掛かりな狩猟で、嫡男のお披露目の場に相応しい上、御家人たちも武功を上げることができる。

場所は富士のすそ野と決まった。

 

一方、比企を訪ねた人物がいた。

曽我兄弟を連れた岡崎義実である。

3人は比企に、とんでもない企みを明かす。

 

曽我兄弟の仇討ちの混乱に乗じて、頼朝を襲撃しようというのだ。

この件を知らない時政から、20名ほどの兵を借りて。

 

岡崎らが帰った後、比企は妻の道に見通しを明かした。

 

「わしの読みでは たくらみは 十中八九 失敗する。関わった者たちは 間違いなく処罰される。これで……北条は 終わりじゃ」

 

「でも もし うまくいったら」

 

「鎌倉殿がおられなくても いや おられない方が 我らには 都合がよい…つまり 万寿様は もう十分 成長なされたということだ」

 

「では どちらに転んでも?」

 

「フフッ…おも…面白いことになってきたわ」

 

笑いが止まらない夫婦。

おぬしら悪よのう……。

 

まったく何も知らない義時が、梶原景時に呼び出された

 

御家人たちに再び謀反の気配ありと聞かされ、自分ではなく、侍所別当和田義盛に言うべきだと返す義時。

 

「わしが そなたの耳に入れたのには理由がある」

 

梶原は構わずに続けた。

 

「怪しい動きをしておる者の名は 曽我十郎 五郎。心当たりがあろう。曽我五郎の烏帽子親は…そなたの お父上」

 

「父が関わっていると 申されるのですか」

 

義時の問いに、梶原はうなずいた。

 

不穏なBGMの中、「坂東を揺るがす曽我事件の始まりである」とナレーションが入る。

 

眉間に皴を寄せた義時のアップで「つづく」。

 

次回予告

 

次回は 第23回「狩りと獲物」

 

義時「父上 私に隠していることはございませんか」

頼朝「万寿の初陣じゃ」

畠山?「巻狩りを とりやめにするわけにはいかないのですか」

和田「俺の獲物だ!」

??「本来ならば このようなことはしたくないのだが」

頼朝「朝までには帰ってくる」

時政「えれえことになったぞ」

義時「手は一つしかございません」

??「鎌倉殿が…!」

 

間違っていたらごめんなさい。

 

万寿や金剛たちが大きくなっている!

でも予告だけじゃ何が何やらわからん。

えれ~ことってどんなこと?

義時は誰に言っているの?

誰が朝までに帰ってくるの~?

途中で映った女性は誰…?

 

今回の予告は本当にわからない予告だった。

 

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あとがき

 

今回は父としての義時を描き、曽我兄弟の仇討ちの導入部分を後半に持ってきた構成だった。

 

八重を失った悲しみを、ダイレクトには表現せず、引きずっているという形にしたのはよかったと思う。

 

次回は大きくなった金剛たちが楽しみである。

 

有名な曽我兄弟の仇討ちをどう描くのかにも期待したい。

 

それではまた。

 

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