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山姥の戯言日記

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『麒麟がくる』29回 猛々しい光秀VS憎たらしい春門

 

第29回「摂津春門の計略」感想 …じゃが!

 

城の石垣跡

 

明智十兵衛光秀(長谷川博己さん)の他に気になった人物

 

まずはお詫びを。

前回の感想記事に筒井順啓駿河太郎さん)が次回登場! のようなことを書いたけど、出てこなかった! のであります。

誠に申し訳ございませんでした。

 

オープニングテーマで名前が出なかった時点で「え?」となった私。

確かに観たはずと、前回の次回予告をリピートとしてみたら、どこにもいない。

 

たぶん、あれだね。

私が観たのは今後の展開みたいな長い予告で、次回予告ではなかったのだね。

この手の失敗は私にはよくあること。

ふふっ……(自嘲)

 

では改めまして今回の感想、早速いってみよう!

 

 

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 見違えた光秀の鋭い相貌とおどおど将軍の義昭

 

将軍足利義昭の御座所となる二条城の築城現場には、陣頭指揮をとる織田信長の姿があった。

大納言という美味しそうな名前の役職にある初老の公家(市山貴章さん)に、礼儀正しい挨拶したりして。

 

その頃、明智光秀細川藤孝は、近隣諸国から寄贈させた調度品のチェックをしていた。

光秀の相貌がすっかり凛々しく立派になっている。

いかにも切れ者といった感じに。

 

発せられる台詞も自信に満ち溢れていて、気持ちいいほどキレッキレ。

幕府の中に信長の陰口を叩く者たちがいると心配する藤孝に、

 

「言いたい者には言わせておけばよろしいのです」

 

「将軍をお守りする城を造ろうとしなかった者たちが あれこれ申すことなど もっての外!」

 

「調べれば調べるほど 幕府の内側は醜い」

 

と、滑舌よく言い放つ。

光秀役が長谷川博己さんで本当によかったと再確認したシーン。

もっとすごいシーンが後に出てくるんだけどね。

 

そして出ましたよ。

私に大好評の摂津春門が。

 

でもお願いだから義昭と2人にしないでくれたまえ。

不安しかないんですけど。

 

 

ほら~滝藤賢一さんもこう仰ってるし、義昭はおどおどして妥協案を提示してるし~。

 

いきなり春門に褒められ、嘆願に来た僧たちの顔色を窺う義昭。

納得してもらえたことに安堵し、そそくさと退場する。

なんとも御しやすい公方様だ。

 

いかにも手はず通りといった感じの春門と僧正(緒方賢一さん)のアイコンタクト。

完全に癒着を表すものである。

 

義昭に贈られた金を、春門が悪い顔で懐におさめたところでオープニングテーマ。

 

深い知識はないけど、この頃の僧の中には随分と腹黒い輩が幅をきかせていたようだ。

  

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義昭と駒の野望と相変わらずギャンブラーな東庵先生

  

義昭が足早に向かった座敷にはが待っていた。 

前回はあんな偉い人に呼ばれても辞退すると言ってたけど、気が変わったのね。

それとも伊呂波太夫の畏れ多い頼みごとを断るためにああ言ったのか。

 

駒が来てくれたのがすごく嬉しそうで、無邪気に接する義昭。

駒が食べた団子の皿をそんなに凝視しなくてもいいじゃないの。

 

駒と話す時の義昭はかつての覚慶そのもの

貧しい民を救う自らの計画を明かし、金銭的な悩みも打ち明ける。

 

やはりどこまでも庶民派なんだろうなぁ。

なぜ幕府に金がないのか不思議にも思っていない様子。

光秀や藤孝は義昭に何も知らせてないんだね。

 

そして気になるのは駒の人脈の広さ。

オリジナルキャラクターでここまで物語の中心部まで絡んでくるとは、最後の最後まで重要人物となるのだろう。

駒の丸薬で光秀生き返ったりしないかなぁ。

 

まあ、ちょっとした願望であって、実現したら引くけども。

 

義昭の計画を応援しようと千貫貯める決意をした駒。

 

 

こちらの解説によると、千貫は現代の1億5千万円に相当するらしい。

今井宗久(陣内孝明さん)からのナイスなアドバイスもあり、商人への道まっしぐらである。

 

東庵先生(堺正章さん)とのコミカルなやり取りもあったけど、いささか東庵先生が不憫になった。

駒が稼いだ金でギャンブルしてたみたいだから、同情の余地はないんだけどね。

  

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腐り果てた幕府の実態! 前久が見せた公家の誇りと光秀の鼓

 

伊呂波太夫からの付け文(ラブレターじゃない方)を受け取り、光秀は出向く。

太夫が光秀を呼んだのは、前回の流れ通り、春門に命を狙われている近衛前久に会わせるためである。

 

鼓打ちに化けていた前久、こちらは光秀と反対の意味で顔つきが変わり、キラキラ感はなくなって儚さが漂う。

 

  

前久の一言で光秀が鼓を披露することになった。

すっかり忘れていた叔父の光安から習ったのだという。

あ、忘れていたのは私ね。

 

そして前久の話はようやく本題に入る。

 

前久が光秀に伝えたかったこと。

  • 自分が春門たちに追われているのは、三好たちとともに足利義輝向井理さん)殺害に関わった嫌疑をかけられているため
  • それを言いふらしたのは九条家を毛嫌いする二条晴良(小藪豊さん)
  • 目的は前久を京から追放し、春門たちとともに近衛家の領地を奪うため
  • 今の幕府は己の利しか頭になく、天下をにらみ、天下のために働く者がいない。だからいつまでも世は収まらない。(越後の上杉輝虎と話した内容
  • 幕府を変えることができるのは織田信長だと思っている
  • 光秀に伝えたのは、義昭の側にいて信長にはばかりなく物申せる人物であり、春門を嫌っているという噂も耳にしたから

 

前久は伝え終えると、立ち上がって光秀の鼓のタ(た)の音がよかったと。

戦国時代の音階はわからないけど、ドレミファでいうと「シ」に近い音かな?

確かに光秀は薬指を使い分けていた。

 

前久が部屋を出ていこうとしたら、太夫がもっと話があったのでは? と引き止めるんだけど、

 

「命乞いまではしたくない」

 

と背中で言って去ってしまった。

 

 

確かに一方的に喋る芝居だったね。

 

長谷川光秀に関しては同感だけど、窮地にあっても誇りを失わないお公家様を演じた本郷奏多さんも素晴らしかったと思う。

 

近衛前久よ、どうか生き延びてくれ…。

 

そう思っていると、太夫が前久が言いたかったことの捕捉を語り始めた。

  • この都には公家や武家や町衆がいて、そして帝がいる
  • 帝も領地を奪われ困っている
  • 帝の曽祖父(ひいおじいさん)は崩御しても弔いの費用がなく、2ヵ月放っておかれた
  • 助けるべき幕府は手も差し伸べず、見て見ぬふりをした
  • 帝がどれほど困っているか、御所を見ればわかる

 

内容にも驚いたけど、太夫があんなに感情を露わにして語る姿も初めて見た。

帝の扱い、いくらなんでも酷過ぎる。

 

唖然としたよ。

そんなに前から幕府が腐っていたとは。

帝の領地も奪うくらいなら、そりゃあちこち平気で奪うよね。

帝の曽祖父の時代で既にそうだったんだから、100年くらい? 以上?

 

義昭は父も兄も都を追われ…みたいなこと言ってたから、将軍職も似たようなものだよね。

春門みたいな幕府御用人が、その時々によって強い武家と共謀して私腹を肥やしていたってことか?

そうなら戦国時代になるのも当然だわ。

 

帝も将軍も力を持たない時代かぁ。

戦国音痴には衝撃的な事実だった。

 

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帝の門番の城と御所の塀 

 

翌日、信長のもとを訪れた光秀を木下藤吉郎が呼び止める。

光秀が前久と会ったことを知っていて、隠すことなく直球をぶつけにきた。

 

公家には近づくなという、光秀へのけん制と助言

 

「あのお方らは 必ず寺やどこかの大名と繋がっている……油断すれば 足をすくわれます」

 

声を潜めて囁く藤吉郎の眼の色。

油断ならぬのはお前も一緒だろう…と光秀が思ったかはわからないが、私は思った。

 

その話を聞いて信長は笑い飛ばすけど、光秀は不服を隠さない。

信長は光秀をなだめつつ、いかに藤吉郎を信頼しているかを語り、役に立つ男だから幕府のためにうまく使ってくれと。

 

藤吉郎の密偵(乱波:らっぱ)は前久や太夫の話も聞いていた様子で、光秀の用件を信長から言い出す形になった。

 

「わしは将軍ではない。幕府のやることに いちいち口出しはせぬ」 

 

それでも食い下がり、幕府の人員の総入れ替えを願い出た光秀だったが、それは(幕府奉公衆の)お前の役目だと切り替えされる。

 

越後の朝倉義景ユースケ・サンタマリアさん)のもとに三好一党が出入りし、信長が留守の間に美濃を攻める企てがあると聞き、光秀の表情に緊張が走った。 

美濃を守るために帰って戦支度をせねばと言われては、さすがにもう幕府改革を強引に頼むわけにはいかない。 

 

「そのために そなたや権六や藤吉郎を京の奉行にするよう 幕府にのませたのだ。やり方は任せる」

 

信じているぞ、という微笑みを浮かべる信長。

 

えーっと……権六って誰? となった私をお許しくだされ、勝家様。

権六とは柴田勝家安藤政信さん)のことだった。

光秀を皆が「十兵衛」と呼ぶようなものだろう。

 

立ち去ろうとして振り返った信長は、急に幼少期のことを話しだした。

信長って振り返りがちだよね。

今度は何を言うんだろうと毎回ドキドキさせられる。

 

幼い信長は亡き父、織田信秀高橋克典さん)に、この世で1番偉いのは誰かと尋ねたことがあるという。

信秀の答えはこうだった。

  1. お日様
  2. 帝を守る将軍 

 

信秀内ランキングでは将軍は第3位。

 

帝という存在をよくわかっていなかった信長は、将軍は帝の門番かと落胆気味に思ったと笑ってみせる。 

話しっぷりを聞くと今でもそう思っていそうだ。

なにせ仏も畏れぬ信長のことだし。

 

自分が帝を守ると言い、御所の塀の修復費用にと4千貫(現代で6億円!)贈った父を「不思議なお方」と評し、近頃その塀が気になると含みのある言い方をして信長は去る。

見たことがないのは本当でも、御所の悲惨な様子は耳に入っているはず。

つまり幕府の役人たちに着服されたと推測した上での言葉となる。

 

伊呂波太夫が言っていたことを思い出す光秀。

これは動くしかないよね。

 

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光秀、押領疑惑に激怒! 見応えある春門との応酬

 

数日後、藤孝が光秀のもとへやって来て、光秀が東寺八幡宮領の一部を押領したので返せと訴えられていると知らせる。

慌てて訴状を読みながら、藤孝の問いに呆然と答える。

 

「公方様より下されたので……頂いた……」

 

ややして立ち上がり、春門に謀られたと思い至った光秀は部屋を飛び出していった。

 

これが春門の計略か。

押領した土地を光秀に与え、腐り果てた幕府の内側に引き込もうという魂胆。

 

光秀と春門が対峙し、初戦のゴングが鳴り響く。(空耳) 

 

 

もうなんか戦の場面にも似た緊迫感があった。

光秀の怒りは沸点を超えていて、はらわた煮えくりまくってる感じがすごく出てたし、もっと怒れと言わんばかりの春門の口調もいちいちムカつくし。

 

あの春門の喋り方、小バカにするようにわざとゆっくり、大きな抑揚をつけているにも関わらず、場のスピード感を殺していないのがすごい。

逆に加速させているように感じるのは、やはりムカつくからなんだろうな。

 

演じた片岡鶴太郎さんもこう仰っている。

 

 

真面目か! とツッコミたくなるほどカッコいいこと仰ってる。

 

個人的に今回1番盛り上がった見応えのあるシーンだった。

 

「…じゃが!」

 

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自分が泥にまみれて生きているものだから…

 

臨場感あふれる猛々しいシーンから一変して、次はしっとり、せつないシーン。

再び伊呂波太夫を訪ねた光秀は、御所への案内を頼む。

 

 

お茶目な尾野真千子さんのコメントだけど、続くシーンのせつなさたるや…。

 

場は以前も出てきた壊れた塀の前。

さっさと中へ入っていく太夫に続き、光秀も遠慮気味に一礼してから入る。

そして語られた帝と太夫の縁。

 

温石は光秀と熙子の場面でも出てきたね。

同じ温石が絡んだ縁でも、太夫が語った帝との縁はただただせつないばかり。

 

壊れた塀を見ては、ここだけはきれいにしておかねばと、そう思う…。

 

自分が泥にまみれて生きているものだから…

 

相手が帝じゃもう会えないよね。

大河マジックで会わせてあげられないものだろうか。

駒はまだわかるとして、このドラマでの伊呂波太夫というオリジナルキャラクターの役目が知りたい。

 

余韻に浸る暇もなく、場面は翌月へと変わり、二条城が約2ヵ月という驚異的な工期で完成した。

 

ここで信長の妹・お市の方の夫である浅井長政(金井浩人さん)も登場。

信長が光秀と藤孝に紹介し、長政は藤孝とともに座敷見学へ。

後に続こうとした光秀を呼び止める信長。

義景の話を聞きたいので2~3日美濃へ戻ってこいと。

 

一足先に信長は美濃へと帰っていった。

二条城の出来立ての立派な塀に触れつつ、御所の塀を思い出す光秀。

 

うん……やっぱりどこか違和感あるよね。

と思ったところで「つづく」。

 

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次回予告とあとがき

 

第30回は「朝倉義昭を討て」。

信長は勅命を受け、義景との戦へ。

だが味方する者がなく、信長軍だけでの戦となる。

久々に帰蝶川口春奈さん)が登場だ~!

 

予告に関しては以上。

 

では今回の総括。

  • 光秀カッコいい
  • 駒、商人まっしぐら
  • 幕府内、汚職だらけ
  • 生き延びろ前久
  • 権六は柴田勝家
  • 光秀vs春門もっと観たい
  • 伊呂波太夫せつない 
  • 筒井順啓は次回も出ないのか 

 

なんかだんだん雑になってきてる…。

ま、こういう回もありますよってことで。

 

それではまた。

 

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