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山姥の戯言日記

セルフネグレクトの介護うつ闘病記 「私の場合」過去と現在を行ったり来たり

【怖い話第2弾】夜中に響き渡るのは…突っつかれて振り向くと?

今週のお題「怖い話」第2弾 5編からなる怪談その3

 

怖い話第2弾 廊下に響く笑い声・突っつかれて振り向くと

無人の家(廃墟)の写真(画像)|フリー素材「ぱくたそ」

 

さあ、大好評(?)の今週のお題「怖い話」の第2弾。

今回は、前回書ききれなかった幾つかのお話を記そう。

 

それでは早速。

 

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怪談その3 巨大工場の社員食堂編

 

私が約20年前、ある大手電機メーカーの工場内施設で働いていた頃のお話である。

工場は日勤・夜勤・深夜勤と24時間の生産体制で、私が勤めていたのは工場で働く人たちに飲食を提供する大食堂だった。

 

なにしろ別棟への移動にバスを使うような大規模工場で、食堂の数は5つ。

工場内には他にもコンビニエンスストアなどもあった。 

 

私は経理担当だったので日勤だったが、食堂は工場に合わせた3交代制。

女性は夜勤までで、深夜勤は男性だけと決められていた。

これは工場も食堂も同じ。

 

そこが昔は処刑場だったと聞いたのはだいぶ後になってからである。

ではまず、私が聞いた話を先に、実際に私が体験した話はその後に記すとしよう。

 

深夜の廊下に響き渡る笑い声

 

「去年もお祓いしたんだけどさぁ」

 

浮かぬ顔で事務所に入ってきた食堂長。

全食堂の責任者である。

 

「また今年もお祓いすることになったよ」

 

仕事を続けながら事務所の皆が耳を傾ける。

 

「もうね、真夜中に休んでると女の子たちの笑い声で起こされてさ……深夜に女の子なんて1人もいないのにだよ?」

 

また、というほど怪現象には慣れている人だったが、あまりに続くので工場側に直訴したのだ。

工場側も「あーまたですか…」と慣れた対応だったという。

 

笑い声は複数の女の子たちのもので、休み時間になると響き渡るらしい。

お祓いは内外に漏れないよう、こっそり行われるらしいのだが、彼が工場側に直訴したのは、他の怪現象も後を絶たなかったためである。

 

誰もいない休憩室から覗き見る顔

 

食事タイムが始まると食堂は大忙しで、誰かが何かに気づいてもすぐに手が離せない状態の場合が多い。

 

ある日、食堂で働く男性が大鍋を持ち上げ、ふと目に入った光景を二度見したという。

 

自分たちの休憩室から、知らない男性が顔を半分だけ出してこちらを見ていたというのだ。

驚いても手を休めるわけにはいかない。

忙しく仕事をしながらチラチラ見てみるが、ずっと顔半分だけ出して彼を凝視している。

 

とても警備が厳重な工場で、例え正社員であっても幹部であっても身分証を忘れると中に入れないほどだ。 

不審者が入り込む隙は少しもない。

 

やっと手が空き目をやると、その顔はスッと中へ引っ込んだ。

彼は走って行って休憩室に怒鳴りこむ。

 

「誰だ!……?」

 

誰もいなかった。

不気味でしかなかっただろうに、彼は上司に報告した後は口を閉ざしたという。

  

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食器洗浄機の中から聞こえたのは…

 

夜勤で働いていた中年女性が体験した怪現象は2つ。

食事タイムが終わり工員たちがいなくなると、食堂の照明はすべて消し、後片付けに忙しい厨房だけが明るい。

 

食事の時は工員たちがトレイを手に持ち、行列を作り、自分が選んだメニューの品を取っていくスタイルである。

そのトレイを拭き終え、食堂に置きに行った彼女が振り向くと、背の高い白衣の男性がトレイを持って背を向けていたのだという。

一目でこの世のものではないと感じた彼女は一目散に厨房へ戻った。

 

同じ夜勤の男性に見に行ってもらうと、やはり誰もいなかったらしい。

 

そんな彼女のもう一つの壮絶な体験を話そう。

社員食堂で食事したことのある人ならわかると思うが、食べ終えた人たちが所定の場所に器を返すと、食堂の係の者が大きな洗浄機に器を流していく。

 

その日は彼女がその係となり、食器が詰まらないよう、均等にならして洗浄機に流す作業をしていた。

 

すると、食器たちが消えていく洗浄機の中から突然男性の声が。

 

「助けてくれぇ……助けてくれえ!」

 

あまりの怖さに半ベソでその場を離れた彼女。

その場の責任者の男性に話すと、男性はすぐ洗浄機に近づく。

助けを求める声はまだ続いていた。

 

人など入れる場所ではないのだ。

意を決して彼女の代わりに食器流しの作業する彼。

彼女も恐る恐るまた戻っていく。

 

責任者の彼は彼女を励ました。

 

「大丈夫だ、俺が一緒にやるから!大丈夫だ!」

 

彼も怖かっただろうが、誰かがやるしかないのだ。

食事を終えた工員たちは次々と「ごちそうさまでした」と言いながら器を置いていく。

 

声が聞こえる付近では責任者が、工員たちの近くの方には女性が泣きながら並び、2人でその作業は終えたという。

  

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休憩中に突っつかれてそっちを見ると…

 

その責任者の男性が、深夜勤を終えて帰る前にぼやいたことがある。

深夜食と朝食まで数時間の空きがあるため、ほとんどの場合、彼らは雑魚寝をして過ごすらしいのだが…

 

「眠るとさ、ツンツーンって突っつかれるんだよな…」

 

寝過ごしたかと思って慌てて起きるが、他の皆は眠っていて突っつかれた方には誰もいないのだという。

一度や二度ではないと言い、私にその突っつき方を実演してみせる彼。

身体が揺れるくらい強くて、突っつかれるというより押されている感じがした。

 

それからしばらくして厨房に欠員が出て、昼食時に経理の私が駆り出された。

仕事は簡単、あの食器流しの作業である。

 

新社員が入ったばかりの時期ということもあり、私は食堂側に出て工員たちに食器の置き方、箸を置く場所、残したものがある場合の捨て場所などを教えながらの作業をしていた。

 

ピークが過ぎ、工員たちの行列もなくなった時だった。

 

ツンツーン。

 

後ろから右肩を強く押された。

そう、いつぞや責任者の彼が実演したのと同じように。

 

一応振り返ったが誰もいない。

まだテーブルで食事をしていた何名かが、いきなり振り返った私を不思議そうに見ているだけである。

一回転して食器を置いて帰る工員に愛想を振りまこうとした時。

 

「○○(私の名前)さ~ん!」

 

私を呼んだのは例の責任者の彼。

そっちはもういいからこっちを頼むという呼びかけだった。

返事をしながら、なるほどねと思った私。

 

彼が私を呼ぼうとしているから、先回りして突っついて知らせたのだろう。

突っつき魔は相当彼を気に入っている様子。

彼が自分の真似をして私を突っついてみせたので、その腹いせかもしれない。

 

すべては私の憶測。

でもこのことを私は誰にも話さなかった。

 

揺れる黒髪と近寄る気配

 

私がその事務所で働き始めた当初から感じていたこと。

事務所の扉は基本開けっぱなしで、厨房の人たちも気軽に出入りできるようになっていたのだが、開けた扉の反対側に時々女性がいるのだ。

 

前回も書いたように私は「見える人」ではない。

だから見えたものは信じないというアマノジャクでもあるのだが、かすかに「見た」と言えるのは、この体験だけである。

 

羨ましいほど真っすぐでサラサラなロングヘアー。

 

顔や身体は見えないのに、その髪が隠れる瞬間だけが何度も目の端に映る。

パッと顔を向けるともう見えない。

この繰り返し。

 

そして近寄る気配は、いつも私が書類に集中して顔を下げている時。

わずかに音もするのだ。

つるっつるの床の上を靴下だけで静かに歩くような、スッスッ…という音。

普通に誰か入ってきたと思って顔を上げると誰もいない。

これも飽きるほど繰り返された。

 

通常、近寄る気配というものには圧があり、それなりの体積も感じさせるものなのだが、生身でなくてアレというのは相当訴えたいものがあったのかもしれない。

これも私の妄想。

 

ある日の昼休み、珍しく3つくらい年上の調理師が、事務室の応接セットで休もうとやってきた。

でも何かパンフレットのようなものを眺めていて横になろうとはしない。

5つも食堂があるので他の事務員は食堂巡り。

その時はたまたま私だけが事務室にいた。

 

しばらくすると、彼は明るくこう言った。

 

「ねえ、あそこに女の人いるよね?」

 

いつも目の端でとらえていた場所を指さされ、思わずうなずいてしまった私。

ただでさえ怪現象だらけの職場だ。

これ以上、誰かを怖がらせるような話はしたくなかった。

 

「いるんだけどさ、パッと見ると消えてんだよ~」

 

私と同じ感覚の人。

しかも怖がっていない。

恐る恐る尋ねてみた。

 

「髪の……長い……人ですよね?」

 

「うん」

 

話はそこで終わった。

同僚の事務員が戻ってきたのだ。

 

私と彼は、その後もその女性の話をすることはなかった。

 

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あとがき

 

まさか、こんな大作になるとは思わなかった。

要点だけをストーリー風に書いたらこうなってしまった。

 

尚、私は元々親会社からピンチヒッターのように派遣された形で働いていたので、そこには2年もいなかった。

もう人も会社も入れ替わっているはず。 

 

怖くない人間が書いているので、あまり怖くなかったかもしれない。

体験はまだまだあるが、来年の夏にとっておこう。

それではまた。

 

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