どうする家康「兎と狼」狼に震える兎と寅だと言い張る兎
主なキャスト
松平元康 松本潤さん
瀬名（築山殿） 有村架純さん
松平広忠 飯田基祐さん
平岩親吉 岡部大さん
本多忠真 波岡一喜さん
夏目広次 甲本雅裕さん
関口氏純 渡部篤郎さん
巴 真矢みきさん
登譽上人 里見浩太朗さん
公式ホームページ 大河ドラマ「どうする家康」 - NHK
公式Twitter 2023年 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) / Twitter
公式Instagram https://www.instagram.com/nhk_ieyasu/
前回の予告について
前回の感想ブログに「次回予告」として載せた内容には、第3回以降の予告映像も含まれていたようだ。
今回を観終わってから気づいたのだが、長かったのはそのためだったのだ。
まあ、初回限りなら仕方ない。
それより、今回の感想を早速綴っていこう。
松平元康ピンチ 織田信長との過去が明らかに
桶狭間の戦いで大高城に取り残された元康と家臣たち。
織田信長が迫りくる中、織田勢と戦うか、逃げるかの2択の決断を迫られる元康は、どちらとも決めかねていた。
逃げる、の1択だと思うが、戦うべきとの意見も家臣から出ていて、優柔不断な元康はどんどん時間を無駄にしていく。
挙句、逃げ遅れた形となり、城は織田軍に取り囲まれてしまう。
「竹千代（元康）！」
信長の呼ぶ声にビクつく元康。
その元康の回想で、信長との関りが明らかになる。
元康（竹千代）は幼い頃に織田家にさらわれ、信長に可愛がられることになった。
可愛がるといっても、可愛がられる方からすると、過酷な方の可愛がりである。
突き飛ばされたり、投げ飛ばされたり、そういう方面の可愛がりである。
でも元康が信長の父 信秀に殺されそうになった時、信長は元康を助けた。
自分の「おもちゃ」に勝手なことをされては困ると言って。
形はいびつだけど、愛情表現もアレだけど、信長は単に元康をいじめているだけではないと感じた。
「その目だけは忘れるな」
その言葉は、後の元康に影響を及ぼすことになる。
それにしても、しばらく思案してから撤退していった信長。
敵にするつもりがないにしても、元康を怯えさせ過ぎな一幕であった。
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命を絶つ覚悟から一転 覚醒する元康
今回はこの場面が1番印象に残った。
自分の誤った判断により、敵の罠にかかってしまい、兵を失った元康。
己の首を差し出すことで、残った家臣たちを救おうとする。
そこに現れた本田忠勝は、本心を元康にぶつける。
「俺の誠の望みは…いつの日か お主を主君と仰ぎ…お主を守って死ぬことであったわ」
すすり泣く元康。
刀を自分の腹に当て、忠勝に介錯してもらおうとしていた。
――厭離穢土欣求浄土
元康は「汚れたこの世を離れ 極楽浄土へ行け」という教えと解釈し、その通りに死のうとしていたのだ。
死を覚悟した元康の脳裏に、信長の過酷な可愛がりがフラッシュバックする。
そして、あの言葉を思い出した。
「その目だ。その目だけは忘れるな」
信長の言葉が、元康を奮い立たせる。
その顔つきが一変したのを見て取り、忠勝は介錯しようと振り上げていた刀を下ろした。
また、偶然、居合わせた榊原康政により、「厭離穢土欣求浄土」の本当の解釈を知ることとなる。
――汚れたこの世をこそ 浄土にすることを目指せ
「汚れたこの世を 浄土に…」
そう呟いた元康の表情には、もはや悲壮感はなかった。
そなたたちのことは このわしが守る！ わしが守るんじゃあ！
寺の門を出た元康のパフォーマンスは圧巻だった。
言葉巧みに敵を脅し、怯ませ、家臣たちを「自分が守る」と言って仲間を鼓舞する。
実に大将らしき振る舞いだった。
やはり、本気になれば強い説は濃厚か。
元康が帰りたがっていた妻子のいる駿府ではなく、家臣たちの家族が多く住む岡崎に帰ったのも好感度は高い。
岡崎に着いた元康は、家臣たちを前に豪語する。
「皆の者 案ずることはない。今川様は 必ず よみがえる！ そして この元康は 寅の化身じゃ。いかなる敵も 恐るるに足らず！ 織田信長など 蹴散らしてくれようぞ！」
主君の勇ましさに家臣たちは沸き立つ。
その頃、元康が無事との知らせを受けた信長は、とても愉快そうに笑っていた。
「いよいよ 食らいに行くか 白兎を」（元康～逃げて～）
そんなことは知る由もなく、元康は家臣たちとの間を隔てる障子を閉める。
途端にへたり込み、「どうしよう これから…！」と不安顔になったところで「つづく」。
（ノープランだったんか～い！）
次回予告
次回は 第3回「三河平定戦」。
？？「織田勢を追い払う！」
信長「兎を俺の目の前に」
家臣たち？「海老すくい～♬」
？？「バカ？」
於大「家臣と国のためならば 己の妻や子ごとき 平気で打ち捨てなされ！」
忠次？「どうか！ どうかご決意くだされ！」
？？「本田平八郎忠勝 討ち死に」
元康「うわ～（号泣）」
「？」は多いし間違ってたらごめんなさい。
信長が不気味なことを、於大の方が鬼のようなことを言っている。
妻子がいるのに見捨てなきゃいけない状況もあり得るんだよね。
でも次回はどうかな。
忠勝は元康の夢オチか？
何にせよ、元康はまた泣くほど追い詰められるようだ。
ずっとそればかりだとストレスになるので、毎回ちょこっとでも胸のすくシーンを入れてほしい。
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あとがき
『どうする家康』も2回目の放送を迎え、ようやく落ち着きが出てきたように思う。
家臣団も、徐々に覚えて行けばいいかという気持ちになった。
どうせ長丁場であるし、夏頃にはさすがに全員覚えるだろう。
慣れた部分もあるけど、まだ新鮮さも色濃く感じる。
楽しいね、大河ドラマって。
本多忠勝は、改めて人気出そうだな～なんて思いつつ、次回放送を待つ。
それではまた。
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