車いすバスケットボール男子銀メダルと閉会式 あの歌を歌っていたのは?
昨夜のうちにブログを更新すると予告していたのに果たせず、申し訳ない限り。
最近、過眠傾向にあり、閉会式の途中で眠ってしまった。
パリっ子元気だなぁと思ったのが最後の記憶である。
そこで今朝、次のNHKの動画で続きを観た。
1日遅れてしまったが、パラリンピックについて書くのはこの記事が最後になる。
まずは私が唯一中継を観ることができた車いすバスケットボールの話題から。
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車いすバスケットボール日本代表男子 堂々の銀メダル!
昨日に引き続き、パラリンピックの感想を語る。
失礼ながら、王者アメリカと対戦し、あそこまで接戦になるとは予想していなかった。
さすがアメリカ、日本お得意の速攻を封じ込めにきた。
だが日本のディフェンスも素晴らしく、アメリカがなかなかシュートを打てない場面が何度も見られた。
まさに互角である。
それだけに、両チームとも、楽な展開ではなかった。
アメリカも終了間際に4点上回るまで、苦しい試合だったのではと想像する。
最終スコアは 64 - 60 。
細かい成績はこちら(アメリカ - 日本)。
- 第1クォーター 18 - 18
- 第2クォーター 14 - 9
- 第3クォーター 13 - 19
- 第4クォーター 19 - 14
接戦で頂点が見えていただけに、日本代表の選手たちは悔しかっただろう。
最後の4点差は、日本が戦略的なファールをした結果であり、それがアメリカのいい方に転がっただけに過ぎない。
試合終了直後、日本代表選手たちが流した涙は悔し涙だった。
表彰式では爽やかな笑顔を見せてくれた選手たち。
素直に銀メダルを祝福したい。
1位アメリカと3位イギリスの間に日本がいるのだ。
なんと誇らしいことか。
前回も掲載した藤本怜央選手のツイートをご紹介する。
世界二位。
— 藤本怜央 (@reokyon) 2021年9月5日
応援ありがとうございました。#車いすバスケットボール #team#日本史上最強 pic.twitter.com/w8VpoQLA6m
今から閉会式です。
— 藤本怜央 (@reokyon) 2021年9月5日
ボランティアさん達と。みんながいたから素晴らしい大会になりました。
ありがとう。#車いすバスケットボール #東京パラリンピック2020
これが本当の #TeamJapan pic.twitter.com/0nOPrnGa6Z
是非読んでください。
— 藤本怜央 (@reokyon) 2021年9月5日
試合直後の素直な気持ちを記事にしていただきました。 https://t.co/rxZJyK5MaG
最後の記事ではアメリカのセリオ選手に触れているが、本当にすごい選手だった。
彼にボールが渡ると、必ずシュートを決めてくるといった感じである。
でも日本もアメリカと対等に戦い、見応えのある試合を見せてくれた。
車いすバスケットボールの面白さも十分に伝わったはず。
堂々の銀メダル、本当におめでとうございました。
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私のパラリンピック
最終日はマラソンも行われ、リオで銀メダルだった道下美里選手(視覚障害)が金メダルに輝いた。
また、バドミントンでは男子シングルス(車いす)で19歳の梶原大暉選手、女子ダブルス(車いす)で里見紗李奈選手と山崎悠麻選手ペアが金メダルを獲得した。
他にも書き切れないほど多くのメダリストが誕生した今大会を、個人的に振り返ってみたい。
最初から注目していたゴールボールと車いすラグビーは、期待を裏切らない面白さがあった。
競技は知っていたけど、リオ大会まで中継を観ることができなかったのが、車いすバスケットボールとブラインドサッカーである。
バスケはリオでは7位だったので、中継があったかどうかもわからない。
今大会で初めて知った競技は、ユニバーサルリレーとボッチャだ。
ユニバーサルリレーは、それぞれ違う障害を持つ男女2人ずつ、4人で繋ぐリレー。
アンカーは車いすのランナーだが、姿勢が低いのでタッチが難しいらしい。
実際、中国のタッチミスにより、日本は銅メダルを獲得した。
ボッチャは何といっても、個人で金メダルを獲得した杉村英孝選手のすごさである。
さすが日本のキャプテン。
スギムラライジングと呼ばれる神業を持ち、常に冷静さと気迫の両方を感じさせる。
『火の玉ジャパン』の名にふさわしく、最後まで見応えのある試合を観せてくれた。
日本にはまだまだ素晴らしいアスリートがたくさんいる。
それを教えてくれたのが、私にとっての東京2020パラリンピック競技大会だった。
閉会式 『What a wonderful world』を歌ったのは誰?
終始、楽しく明るい雰囲気だった閉会式。
ダンサーのパフォーマンス、楽器奏者たちの演奏、歌唱も含めてとても素晴らしかった。
選手たちは最初から会場内におり、国旗だけが後から入場する。
冒頭でも書いたように、次の大会を開催するパリの中継では、とにかく元気でお祭り騒ぎの人々がたくさん。
パリ大会の頃にはコロナはどうなっているだろうか。
フィナーレに歌われた、ルイ・アームストロングの名曲『What a wonderful world(この素晴らしき世界)』は、とにかく感動的だった。
オリジナルによく似たヴォーカルを映像で務めたのは、ロックバンド、ROGUE(ローグ)の奥野敦士さん。
未見の方は、こちらのNHKの動画 02:34:20 辺りからご覧いただきたい。
途中から加わる女性は、盲目のシンガーソングライターのわたなべちひろさん。
どちらも心に染み渡る歌声だった。
映像では競技のハイライトシーン、ボランティアや医療関係者、警備の方々の姿も映し出される。
子どもたちも合唱で加わり、歌唱が終わると、ピアノの独奏の中で聖火が静かに消えていった。
とても美しく、素晴らしい演出。
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あとがき
1日遅れになってしまったが、体調には逆らえない。
それでも興奮が収まらないほど、選手たちは熱い余韻を残してくれた。
閉会式の『What a wonderful world』もしばらく脳裏に留まるだろう。
どんな状況下でも「What a wonderful world」と口ずさめる人間になりたいものだ。
13日間、楽しませてくれてありがとう、パラリンピック。
それではまた。