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山姥の戯言日記

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『青天を衝け』第17回 禁門の変に天狗党 慶喜手腕を発揮

 

「篤太夫、涙の帰京」感想 円四郎に伝えたかった気持ちと慶喜の言葉

 

青天を衝け 感想 ブログ 第17回 篤太夫、涙の帰京 吉沢亮 草彅剛

 

今回の主要キャスト

 

渋沢篤太夫(栄一) 吉沢亮さん

渋沢誠一郎(喜作) 高良健吾さん

 

徳川慶喜 草彅剛さん

平岡円四郎 堤真一さん

平岡やす 木村佳乃さん

川村恵十郎 波岡一喜さん

黒川嘉兵衛 みのすけさん

原市之進 尾上寛之さん

猪飼勝三郎 遠山俊也さん

伝蔵 萩原護さん

徳川家茂 磯村勇斗さん

和宮 深川麻衣さん

天璋院 上白石萌音さん

永井尚志 中村靖日さん

川路聖謨(なりあきら)  平田満さん

 

孝明天皇 尾上右近さん

武田耕雲斎 津田寛治さん

藤田小四郎 藤原季節さん

西郷吉之助 博多華丸さん

伊藤俊輔 山崎育三郎さん

井上聞多 福士誠治さん

  

渋沢千代 橋本愛さん

渋沢市郎右衛門 小林薫さん

渋沢ゑい 和久井映見さん

渋沢てい 藤野涼子さん

尾高やへ 手塚理美さん

尾高惇忠(じゅんちゅう) 田辺誠一さん

尾高きせ 手塚真生さん

尾高長七郎 満島真之介さん

尾高平九郎 岡村健史さん

利根吉春 酒匂芳さん 

  

徳川家康 北大路欣也さん

 

今回は登場の徳川家康様、幕府の重要人物が次々と命を落としていることを憂いておられた。

そして後々篤太夫に出会う初登場の若者2名を紹介。

 

長州の伊藤俊輔井上聞多である。

 

 

 

初代内閣総理大臣 伊藤博文が長州出身とは知らなかった。

 

時は長州が血気盛んな頃。

渋沢篤太夫と出会うのはまだまだ先になりそうだ。

 

 

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平岡円四郎の死に妻のやすは…

 

夫が討たれたと聞かされ、当然ながら最初は取り乱す やす。 

川路聖謨が同席していてくれてよかった。

 

その後も抜け殻のように過ごしていたが、やすは早くも平岡邸を去ることに。

川路への話っぷりは以前の元気な江戸っ子そのものだったけど、待っても帰らぬ人の屋敷で過ごすのが辛かったのではなかろうか。

 

そして、例の掛け軸に隠された円四郎の文を発見する。

 

粋な男だねぇ、円四郎

 

仕えたいと思う主君に仕え、主君からも「所望」されている。

幸せだって書いてあったけど、本当にそうだったんだろうと思う。

 

その主君が造るであろう新しい日本に胸を躍らせ、やすと一緒にまた江戸をぶらぶら歩きたいと。

なんと愛にあふれた文か。

 

泣き笑いで読んでいた やすの目に、笑顔で語りかける円四郎の姿が映る。

 

一生懸命うなずくやす。

 

 

登場人物の心の区切りは、視聴者の心の区切りにもなる。

 

見事に演じた木村佳乃さんと、やすに感謝だ。

 

禁門の変 帝を護りきった徳川慶喜と西郷吉之助

 

円四郎ロスの慶喜に、幕府の大目付 永井尚志が、長州勢が大阪に入ったと知らせに来た。

安政の大獄で罷免(ひめん)や蟄居(ちっきょ)に処せられた役人は、ほぼ幕府に復帰している様子。

 

 

中村靖日さんも好きなので再登場は嬉しい。

 

しかし難しい事態になってきたぞ。

帝をさらおうなどと畏れ多い策をとった長州を御所に近づけるわけにはいかないし、戦となれば薩摩が喜んで参戦し、政治の主導権を狙いにくる

 

まあ、慶喜は京を守る役職にあるので、薩摩が気に入らなくても長州と戦わなくてはならない。

 

慶喜と西郷吉之助の対面の場、吉之助は慶喜が放った「大愚物」事件を根に持っているのだろうか。

嫌味混じりの物言いに、慶喜は黙したまま。

いや、ドラマのシーンが切り替わっただけなんだけどね。

慶喜だって吉之助に何か言ったはずだ。

 

観せんかい。

 

文字最大にしちゃったけどスルーで大丈夫。

時々起こる発作だと思ってね。

 

そして長州軍は京に入り、とうとう御所へと突入した。

禁門の変である。

 

草彅剛…あいや、慶喜尊いまでの凛々しさと勇猛さよ

西郷吉之助も一目置いたようである。

 

 

慶喜はしっかりと孝明天皇より勅命(ちょくめい)を受けている。 

薩摩も大砲で参戦し、長州軍は壊滅状態に。

 

麒麟がくる』の戦国時代のように、京の街は大火災に見舞われたんだね。

家を焼かれた人々が気の毒過ぎる。 

 

もっと驚いたのがこれ。

 

 

4国連合軍ってのがすごい。

イギリス・フランス・オランダ・アメリカ vs 長州。

これが下関戦争か。

 

あ~…高校の選択科目、世界史じゃなくて日本史にしとけばよかった。

 

個人的なことはともかくとして、長州は完全に敗れたのだった。

  

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天狗党武田耕雲斎 どうしてそうなる?

 

 

この解説を読んでもまったく釈然としない。

 

前回書いたように、天狗党の挙兵は見切り発車だった。

最初は盛り上がって人数も増えたようだが、幕府軍に加え水戸藩からも討伐の兵が出ている。

 

主君の許しも得ず、大義名分も持たず、勢いに任せただけの天狗党

 

(かしら)の藤田小四郎よ、なぜ今更 都合よく耕雲斎にすがる?

耕雲斎も耕雲斎だ。

 

「潔く切腹致せ!」

 

ぐらいのことを言ってもおかしくないのに、なぜ命がけで天狗党の頭領になる?

 

そういうのは慈悲とは言わない。

むしろ無慈悲だ。

 

挙句の果てには京の慶喜を頼ろうと来たもんだ。

 

もうね、耕雲斎イカレちまってるね。

慶喜の立場忘れちゃった?

まともな判断ができてないよ。

 

あ、これでも津田寛治さんも好きだから。

普段はツダカンって呼んでるから。

 

小四郎らごとき青臭い連中に担がれてさ。

 

慶喜も不思議がっていた。

 

「耕雲斎がついていながら なぜ…」

 

ってね。

そして自ら天狗党を討伐する決心をしたんだ。

 

 

 

どんだけ慶喜を苦しめるんだよ、水戸の者たちは。

 

どうにも「承服できん!」流れであった。

 

太夫の円四郎に伝えたい気持ち 猪飼殿ナイス!

 

円四郎暗殺から半月後、江戸の一橋邸に立ち寄った篤太夫と成一郎は猪飼勝三郎と会う。

暗殺の事実を知り、ショックを受ける2人。

 

 

禁門の変で長州が朝敵となったことも知り、円四郎が言っていたように攘夷は終わりなんだと嘆く成一郎。

そこへ上機嫌の猪飼勝三郎がやって来る。

 

 

この方だ。

脇役の中で私にとっての癒しであり推しである。

 

慶喜が先頭を切って帝を守ったことを、誇らしげに無邪気に語って聞かせる猪飼殿。

なかなかキュートだ。

 

さて、いよいよ京に向かって出立した一行。

あの悪代官 利根吉春が1人道端に立って眺めていたのが不気味である。

 

血洗島から1里しか離れていない深谷に入った時だった。

太夫と成一郎の前に尾高惇忠が現れる。

惇忠は暴動寸前の農民を恐れた役人たちによって牢から放たれ、弟の平九郎も手錠を外されて自由の身になっていた。

 

太夫たちは奉行所へ行ってみたものの、長七郎には会えず、金子(きんす)だけを数度差し入れたと惇忠に報告する。

惇忠からは太夫の父 市郎右衛門の粋な計らいが伝えられた。

 

忍びで向かった夜の宿で、2組の親子が再会を果たす。

 

「そしたら すぐに次を仕込むべえ」

 

太夫にしてはストレート。

千代の表情が繊細で奥ゆかしくて素敵である。

橋本愛さん美女だし吉沢亮さん美男だし、眼福か。

成海璃子さんと高良健吾さんでも同じだな…眼福の宝庫大河。

 

でも大河的にはすぐ翌朝になり、再び京へ向かう一行。

岡部の領地を抜けようとした辺り、ほら出たよ、待ち構えていた代官の利根

元は農民の渋沢コンビに疑いがあるから引き渡せとさ。

 

太夫と成一郎が勇ましい顔で前に出ようとするが、2人より先に利根の前へ進み出た方がおられた。

 

Yes! That`s 猪飼勝三郎!

 

「両人は縁あって当家に入り 今となってはかけがえのなき家中の者。一橋家としては 到底 承服できぬことゆえ お断りいたす!」

 

 

凛とした声で、岡部の役人たちを見回しながら啖呵切ったよ猪飼殿。

これがギャップ萌えというやつなのか?

さすが御三卿の古株家臣。

 

利根が勝三郎に詰め寄ろうと一歩踏み出すと、勝三郎の後ろの者たちが色めき立つ。

利根は顔色を変え、一行に道を譲った。

 

役人たちが脇に退き、頭を下げる中を通り過ぎる篤太夫と成一郎。

利根の顔は悔しそうに引きつっていた。

 

救ってくれたのは円四郎が結んでくれた縁のおかげ

 

太夫が円四郎に伝えたかったのはその感謝の気持ちだ。

でも京へ戻っても円四郎はもういない。

涙する篤太夫と、武士だから泣くなと言う成一郎。

人間臭くていいね、吉沢亮さんの演技。

高良健吾さんはやっぱりクールな感じが似合う。

 

場は変わり過ぎ、京の一橋邸。

太夫と成一郎の労をねぎらう慶喜がいた。

 

円四郎は父の斉昭が慶喜につけた家臣である。

その円四郎が、なぜ水戸の者に殺されたかわかるか…と問う慶喜

 

「円四郎は 私の身代わりとなったのだ」

 

さすが賢明な主君である。

物事の真理をしっかりと捉えておられる。

 

やがて天狗党が京に近づき、篤太夫たち家臣に天狗党討伐の挙兵の命が伝えられる。

 

微妙な面持ちの篤太夫で「つづく」。

 

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次回予告とあとがき

 

次回は 第18回「一橋の懐(ふところ)

 

太夫「なぜだ?」

慶喜「お主の腕を見せてみよ」

小四郎「あいつが言ったんだ! このままでよいのかと」

太夫「よし…あぁっ!」

和宮「どうかご無事で」

小栗忠順「完膚なきまで 打ち潰すしかありますまい」

太夫「戦は終わったでねぇか!」

成一郎「幕府に侮られたんだ!」

成一郎「この先は…一橋を守るために生きる」

太夫「一橋の懐具合をととのえたいのでございます」

 

小四郎のやつ、今度は篤太夫に罪をなすりつけるつもりか?

ちっちぇ男だな。

それより渋沢コンビの口喧嘩、ちょっと本気度が強い感じ。

高良健吾さん、本気で怒鳴る声が怖いよ~。

武田真治さん演じる小栗忠順(ただまさ)初登場!

将軍の家茂出陣ということは、ああなってこうなるんだけど、どこまで進むかな?

なんか吉沢亮さんと草彅剛さんのシーンが増えそうで楽しみだ。

 

次回予告については以上。

 

今回はね、やっぱり猪飼勝三郎…もういい?

太夫と成一郎、ちゃんと猪飼殿に借りた金を返したのか?

 

あ、気になったのは幕府が国をまとめるのをフランスが助けるってやつね。

小栗の入れ知恵か?

確かに幕府の力は衰えているけど、将軍が他国に頼った考え方でどうするよ。

まあ、家茂は……だけど。

和宮は本当に家茂が好きなんだな。

 

長七郎は処刑もされないってことは期待持ってていいのかな。

また3人組が見たいなぁ。

 

円四郎の分も頼むぞ、篤太夫と成一郎!

 

それではまた。

 

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