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山姥の戯言日記

セルフネグレクトの介護うつ闘病記 「私の場合」過去と現在を行ったり来たり

『麒麟がくる』24回 足利義輝の散り際の美学 覚慶は将軍の器か

第24回「将軍の器」感想 義輝の最期と覚慶の器

 

山際の朝焼け

 

明智十兵衛光秀(長谷川博己さん)の他に気になった人物

 

  • 足利義輝(向井理さん)
  • 覚慶(滝藤賢一さん)
  • 松永久秀(吉田剛太郎さん)
  • 細川藤孝(眞島秀和さん)
  • (門脇麦さん)
  • 伊呂波太夫(尾野真千子さん)
  • 近衛前久(本郷奏多さん)
  • 朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)

 

朝倉家の家臣の山崎吉家(榎本孝明さん)正親町天皇(坂東玉三郎さん)が初登場!

今回も見どころだらけであっという間の45分だった。

それではネタバレ感想いってみよう!

 

 

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散り際の美学に魅せられた向井理さん演じる足利義輝

 

永禄の変から始まった今回。

将軍足利義輝は動ずることもなく三好勢と相対する。

 

その時、義輝は穏やかな川面の渡る優しい風のように、古代中国王朝の詩文である小旻(しょうびん)を詠み続けた。

威厳に満ちた誇り高い振る舞いで。

 

 

向井理さんはこのように仰っているが、光秀と涙で別れた時に、既に最期を迎える覚悟があったと推察する。

 

「敢えて暴虎せず 敢えて馮河せず 人は其の一を知るも 其の他を知ることなし 戦戦兢兢 深き淵に臨むが如く 薄氷を履むが如し」

 

最後は見事な太刀を鞘から真横に抜きながら。

なんと美しい将軍であろうか。

 

三渕藤英・細川藤孝の藤藤兄弟がもうちょっと我慢して仕えてくれていたら……歴史にたらればはなしと理解しつつも、そう思わずにいられない。

 

 

「散り際にこそ、その人の美学はある」

 

向井理さんの言葉は、様々な人の人生を生きてみせる役者さんならではのものと感じる。

しかも光秀だけでなく、義輝を見限った藤孝の心情にまで思いを馳せている。

恨むどころか、そんな繊細な優しさを窺わせる向井理さんが命を吹き込んだ義輝。

30歳という若さで散らせるには実に惜しい限り。

 

また、一つ上のTwitterのインタビューで、向井理さんは義輝の散り際について、

 

「義輝の美学を表現できるシーンにしたかった」

「監督がリアリティよりも見え方や義輝らしさに重きを置いた演出をしてくださいました」

 

と語っている。

その通りに描かれていたと思う。

 

水を差すことを言うようだが、実は以前に向井理さん主演の時代劇を観たことがあり、殺陣には……少々懸念があったのだ。

個人的な意見なので、向井さんファンの方々、どうか気を悪くなさいませぬよう。

 

脇に置いた太刀を手にし、立ち上がって鞘から抜くシーン。

あ、あれ? 慣れてない? と一瞬だけ思ったものの、義輝の表情から気構えが伝わり、そこからは集中して散り際を見届けることができた。

最期を迎えるべく戦う武将の鬼気迫る美しさ。

 

 

過去に光秀に語った言葉が流れる中、スローモーション多め、バストショット多めの演出は、普段の私ならば辛口どころか毒舌が飛び出すポイント。

殺陣で全身を映さぬとは何事か、スピード感を殺すなと。

でも今回はこれが功を奏した。

 

途中、館の廊下から庭に下りたシーンに切り替わった時、義輝が手にしていた武器は太刀ではなく、敵から奪ったと思われる槍に変わっていた。

どれだけ大勢の相手を手こずらせ、どれだけ長く義輝が戦ったかという演出。

見事である。

 

そしてついにきた、予告で何度も見せられた義輝が討たれる瞬間。

 

「麒麟がくる道は…遠いのう」

 

せつなく嘆く過去の義輝がインサートされた後、義輝は崩れ落ちて絶命する。

 

また1人、魅力に満ちた人物が去ってしまった。

誇り高き足利13代将軍義輝公を見事に演じ切った向井理さん。

 

とても素晴らしかった。

 

場面は越前へと変わり、久々に登場の明智左馬之助(間宮祥太朗さん)。

光秀の元に駆け付け、義輝が討たれたことを知らせる。

 

松永久秀から義輝を京から追い出すだけと聞いていただけに、怒りは一気に沸点を超える。

 

ここまでがオープニングである。

山場過ぎないか? と思うほどの大きな山場であった。

  

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大和へ行きたい光秀 死にたくない覚慶

 

そりゃ光秀は怒って当然だ。

大好きな、大事なお方が討たれたのだから。

 

が、松永久秀に先に怒りをぶつけたのは、一色藤長(上杉柊平さん)らとともに現れた細川藤孝だった。

討たれたのは義輝だけではなかった。

 

母の慶寿院、末弟の周暠(しゅうこう)までが討たれ、藤孝ら幕府奉公衆が押す覚慶は三好軍によって幽閉されてしまったのである。

三好家の当主が次の将軍に担ぎ上げたいのは、義輝のいとこである義栄。

 

義輝亡き後、将軍職を務めるのは実弟の覚慶が筋であるとし、久秀は覚慶に義輝の跡を継ぐ心積もりがあるかを問う。

 

「死にとうはない…私は…悟りには程遠いゆえ…死にとうはない」

 

将軍を務める自信はないものの、正直に告げた覚慶に、久秀は含みを持たせた感じで藤孝の名前を出す。

その含みとは、覚慶救出作戦である。

 

作戦は成功し、覚慶は三好一派の手の届かぬ甲賀へと逃げ延びたのであった。

 

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さて、越前では朝倉家家老・山崎吉家役の榎本孝明さんがナチュラルに初登場。 

大和へ行きたいという駄々っ子の光秀に手を焼いている。

まるでずっと出演していたかのような、あの自然さは何なのだ。 

  

義景のビジュアルにも慣れてきて自然に思えるし。

 

なんとも不思議な朝倉の殿と家老だが、2人で話す時の義景は今までと違い、ずっとシリアスな口調。

きっとこれが本当の義景なのだろうと思った。

 

あっさり光秀の大和行きを許す義景。

 

「使える刀か、ナマクラか…」

 

なかなか油断のならぬ殿様である。

ユースケ・サンタマリアさんのシリアス演技は前から好きなので、ずっとこのままでもいいよと勝手に思った私。

 

さあ、いよいよ怒髪天の光秀が動き出す。

  

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光秀と久秀 引き鉄の緊迫のシーン

 

場は大和、松永久秀の城。

光秀は怒りに任せ、止める家臣を振り払い、強引に久秀のもとへ。

 

久秀は冷静に振る舞い、光秀と1対1のやり取りとなる。

久秀を責める光秀。

 

「わしが憎いか?」

 

「憎い!」

 

食い気味にそこまで言われ、場面は更に緊迫の度合いを増す。

手にしていた鉄砲を光秀に渡し、自分を撃てと…。

 

 

ここで撃ったら今後のあれこれが変わってしまうので撃てない光秀。

いや、実際にこんな場面があっても、長谷川博己さんの光秀は撃たないであろう。

 

しかし怒りまくりの光秀…というか、感情に素直に出している時の光秀はとても魅力的だ。

この久秀とのシーンで初めて見せる表情もあった。

長谷川博己さんの印象が変わった。

もっともっと喜怒哀楽の激しい光秀が観てみたい。

 

ところで、上の吉田剛太郎さんの言葉。

 

「十兵衛への揺るぎない愛」

 

思わず赤くしてしまったが、これを信ずれば久秀は光秀に嘘を言っていないことになる。

 

半分は本心、半分は迷っているのも真実。

愛するがゆえの嘘というものもあるが、義輝を討ったことに関しては、久秀の言う通り、息子たちの暴走というのがこのドラマでの真実かと。

 

皆さんはどう受け取ったであろうか。

  

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関白・近衛前久と伊呂波太夫の密談

 

オープニングにどでかい山場を持ってきたせいか、その後の展開スピードの小気味いいこと。 

 

光秀が朝倉義景の命で甲賀へ向かう間、京の東庵先生の家の場面となる。 

  

丸薬作りに忙しい駒を訪ねてきた伊呂波太夫が気になる発言を。

 

「これはね、駒ちゃん…ひょっとすると、あんたが思ってるよりずっと大きな…大変な仕事になるよ、きっと」

 

言ってしまえば、駒は太夫に利用されているだけなのだが、もうかなりの寺を手なずけている様子。

寺と言えば僧兵…と連想してしまう。

太夫はとてつもなく多くの戦力を持っているのでは。

 

そして、庶民の町がまったく似合わない関白・近衛前久が登場。

  

 

なんとも初々しい本郷奏多さんのインタビューである。

 

伊呂波太夫を探して東庵先生の住居へ来たという前久。

 

「おや、さき様、どうなさいました? わざわざこんな所まで」

 

相変わらずカジュアルな太夫、さり気なく東庵先生に失礼な言い草を。

 

「こんな所?」

 

カチンときた東庵先生。

今度は前久にカチンとくることを言われる。

 

「人払いを」

 

「人払い? ここはわしのうちじゃ!」

 

不穏な回の中にあり、唯一の笑どころであった。

東庵先生ありがとう。

 

そして実に興味深い前久と伊呂波太夫の密談が始まる。

次の将軍には実弟の覚慶がなるべきだが、三好から四国にいる義栄にしろと脅されているという前久。

姉と弟のように育った太夫に、まさかそんなことまで相談するとは、と最初は驚いた。

だが話が進むにつれ、相談ではなくお伺いを立てているように見えてきたのだ。

 

そんな太夫は次のようなことを言っていた。

 

  • 誰を担ぎ上げるかを命がけで争っているのは武士だけ
  • それで関白が命を落とすなんてバカらしい
  • 誰が将軍になろうと私たちには関係のないこと
  • 前久を脅している武士の言う通りにしてやればいい

 

でも、それでは戦になってしまうと前久が心配すると…。

 

  • 戦がしたいならさせておけばいい
  • そしてどちらも滅んでしまえばいい
  • 私が言いたいのは、さき様も私も武士じゃないってこと

 

細かい言葉や言い回しは違うところもあるが、要点は押さえているつもり。

 

私が感じたのは、伊呂波太夫は朝廷が世を治めることを望んでいるということ。

そして前久の太夫に対する態度から感じたのは、太夫の出自は帝に限りなく近いところにあるのではということ。

少なくとも近衛家より高い位にあるはずの人ではないのだろうか。

 

前久の態度だけでなく、「さき様も私も」という部分がとても印象深かった。

関白と同等に自分を語っているようで。

 

武士がいなくなれば戦もなくなる……戦国時代では非現実的なことだが、太夫の人物像を深める言葉となった。

 

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光秀が見聞きした覚慶の姿と弱音

 

甲賀へ到着した光秀は藤藤兄弟と再会、そして覚慶と初めて対面する。

あの姿は本当の覚慶なのだろうかと深読みしそうになったが、覚慶役の滝藤賢一さんは次のように仰っている。

 

 

つまり偽りなどではない、本当の覚慶の姿だったということになる。

 

それならば光秀の驚きも、藤藤兄弟の眉間の皴も納得。

でも光秀、夜になったら髭が生えていたんだけど……。

 

まあ細かいことは置いといて、兄の三渕藤英(谷原章介さん)、今更覚慶のことで迷いがあるなどと言い、弟の藤孝にたしなめられていた。

このシーン、光秀は一言も発せず、兄弟のやり取りを聞くばかり。

最後に朝倉の殿によしなに伝えてくれと2人に頭を下げられが、苦々しい表情で盃の酒を飲みほしただけだった。

  

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光秀が出した答え 

 

越前に戻った光秀は、義景のもとへ。

覚慶が将軍の器かどうかを尋ねられた光秀の答えは否。

 

光秀が答える前の間と表情が、非常に気になった。

 

不服さを隠そうともしない。

 

義輝が討たれたことで、光秀は確実に変わった。

どう…とは具体的な言葉にならないが、今までの光秀ではなくなった気がする。

 

そして京の内裏に場面は移り、坂東玉三郎さん演じる帝の正親町天皇が初登場。

残念ながら御簾(みす)の向こうでお顔は拝せず、お声もなし。

 

関白の近衛前久は伊呂波太夫が言った通り、四国の義栄を将軍職に推挙する。

 

ここで「つづく」の文字。

毎回だけど早い。

早いよ45分。

 

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次回予告とあとがき

 

次回は第25回、タイトルは「羽運ぶ蟻」

何か自信を取り戻したような覚慶が幕府奉公衆らとどこぞの廊下を歩いていた。

蝶の羽を将軍職に例えていたので、1人で背負うのではなく奉公衆たちの力を借りながら、いわばチームとして自分が将軍になる決意をしたのかもしれない。

 

陣内孝則さんが初登場で、光秀は信長から直にスカウトされる。

帰蝶(川口春奈さん)も登場してくれることを願おう。

あと、せめて帝のお顔を少しだけでも…。

 

藤孝が越前へ来て光秀に会っていて、義景は「致し方なしか!」で、駒は「そんなことをされては困ります」と。

美濃の稲葉良通(村田雄浩さん)の懐かしい顔もあったけど、もしかしてもう美濃の人じゃなかったりする?

 

予告に関しては以上。

 

今回も光秀が動き回って面白い回だった。

鷹などの鳥の声が効果的に使われていて、BGMも違和感なくスッと入ってくる。

 

総括。

やっぱりオープニングの山場が一番だったかな。

 

それではまた。

 

 

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