紅白歌合戦で印象に残った方々の記録
さあ、2020年一発目はエンタメの話題。
昨日は体調不良でダウンしていたので録画して観た。
数年ぶりのNHK紅白歌合戦はすごく様変わりしていて驚くことばかり。個人的に印象に残った方々のことを記録しておこうと思う。
好みに偏った率直な感想であり、最近まで致命的な聴力異常があったために歌番組自体をちゃんと観たのは約8年振りである。生暖かい気持ちでお読みいただきたい。
尚、取り上げるのは出演順ではなく、たけしさんは最後である。
欅坂46『不協和音』で平手友梨奈さんに撃ち抜かれた
申し訳ないのだが私は彼女たちを知らなかった。48や46のつくグループが増え、今では老舗? のAKB48すら見ただけではわからない。
耳に負担をかけないよう音量を低くし、録画画面を字幕放送で観ていた。私の目当てはたけしさんで、いつチョロッと出てくるかわからないからである。
ふいに『不協和音』と字幕に表れ、画面を凝視した。
不協和音。それは私の聴覚異常の最たる症状であったのだ。
聴くっきゃないだろう。まさに私への挑戦状である。
音量を上げ、私は臨戦態勢に入った。不協和音は消えたものの、ちょっと大きい音は頭の中で凄まじい反響音を響かせ、まだ脳を揺さぶる。
しかしである。
彼女たちの歌声も演奏も、それほど響かない優しい音だった。それよりも、いつの間にかパフォーマンスに目を奪われ、歌詞を追うのも必死になっていた。
私のダンスははるか昔、ロッキンで止まっている。要素はあるけど何だろう? とにかくダンスもフォーメーションもカッコよくて面白い。
フォーメーションがちゃんと観たいのにカメラは寄る。寄る寄る寄る。
ああ、でも本人やご家族やファンの皆さんは嬉しいんだろうなぁと思いつつストレスになり始めた頃、ここぞという時に1人のどアップ。
「またか」と感じる前に撃ち抜かれた。平手友梨奈さんに。
ちゃんと名前は調べた。あと「欅」も読めなかったから調べた。「けやき」ね。欅坂(けやきざか)46。もう忘れることはあるまい。
脆そうに悲しそうに攻撃的に微笑む平手さんに、もろに撃ち抜かれたのだ。
私は今回の紅白で観た彼女しか知らない。一期一会にしても強烈だった。追いかけることはないけど、彼女のことはこれからも気になるだろう。
『不協和音』は3年前の楽曲。
良い出会いをありがとう。
椎名林檎さんは、もはやオーラを放つ貫録のパフォーマンス
私は元々 椎名林檎さん が好きである。
でもやはり最新情報を追いかけたりしないので「ファン」と名乗るのはおこがましい。
まず声が好きだし歌い方も好みだ。
センセーショナルな個性は人の目を惹きつけるが、変化をしても、ずっとそのままでいても、興味を失われてしまいがちなのが世の常である。
ところが彼女は最初からそんな低いステージには立っていなかった。
頭がいい。とにかく賢い。その上、根こそぎ引き摺り込まれそうなミステリアスな魅力に溢れている。
詳しくはわからないけど、同性のファンはかなり多いのではないだろうか。
彼女がそこにいるだけでオーラを放っているように見えるのだが、今回は少し気になることがあった。歌い終えた時の表情である。
どこか不本意そうに曇って見えたのだ。高音がいつものように伸びなかったからかな。私の勘違いならいいのだけれど。
その後の彼女は元気そうで笑顔もいっぱいだった。なんて可愛らしく笑う方だろうか。
こちらは昨年発売された、なんと椎名林檎さん「初めて」のベスト盤である。
そもそも「椎名林檎」なんていう名前からしてカッコいいんだよね。
進化していた氷川きよしさんと 神-野沢雅子様ご登場
氷川きよしさん の進化っぷりにも驚いたけど、まさか声優界の重鎮にして天才にして神である 野沢雅子さん までがご登場なさるとは!
お1人ずつでもかなりの印象度なのに一緒の時間に……観ている方は若干パニック気味である。
まず氷川きよしさん、どうなされましたか?
美形なのは存じていたがあまりのカッコよさに茫然。
ちょ、龍の頭上でヘドバンしてるし!
実は3年前に亡くなった母が氷川きよしさん大好きで、介護をしていた私は彼のCDをたくさん買う役目も担っていた。amazonのヘビーユーザーである。
やっぱり美声だった。そして突き抜けるような高音。いつまでも聴いていたい歌だった。
そして氷川きよしさんしか画面に出ていないのに、存在感を一時も途切れさせない野沢雅子さん。ああ、もっとお話が聞きたかった。お声を聞いていたかった。
というわけで集中力を無茶苦茶にされた尊くも嬉しい時間であった。
ロックも続けてくれないかなあ、氷川さん。
MISIAさん痛快で爽快なトリの歌声 どこまで声出るの?
今まで何度も何度も聴いてきた MISIAさん の歌声。
ごめんなさい、MISIAさん。これまでは「上手だなあ」としか思ったことがなかった。
でも今回、とても感動した。何にどう、というのは自分でもはっきり言葉にできない。たぶんだけど、聴く側の私の変化だと思う。
痛快で爽快。心地よく酔わせていただいた。揺さぶられたのは脳でなく気持ちだったようだ。
MISIAさんにはあまり詳しくないのだけれど、このCDに今回歌われた楽曲が収録されている模様。
読者様方、お買い求めの際はご自身で確認なさってからお願いします。
嵐さんの ユーアーマイソーソー ♪♪ でキター! となるうたばんチルドレン
チルドレンなどという年齢ではないが、初回からハマって最終回まで観たうたばんオタである。
嵐さん たち、あと1年でお休みなんだよな……と、しんみり気分で観ていたら ユーアーマイソーソー 来ちゃうんだもの。しんみりもぶっ飛ぶって。
母も元気で私も元気で好きなテレビを毎日観ていられた頃。そこからの思い出が走馬灯のように……え、私死ぬの? ってくらいの勢いで脳裏を駆け巡った。
嵐さん、うたばん最終回に来てくれたんだよね。すっごく嬉しかった。
番組自体はもうガタガタだったから終わって当然だったけど、最後に下克上シリーズの振り返りがあったりして面白かった。
ん……あったよね? 記憶に自信がなくて申し訳ない。
それよりも、1年なんてあっという間。寂しくなるね。
SMAPさんの件が大ショックだった私には、ダメ押しになりそうな気がする。ジャニーズオタクではないのだが、やはりこの二大国民的アイドルグループは特別。存在するだけで安心させてくれる効力をお持ちだった。
1999年から2019年までの楽曲のベスト盤2種。もう予約がすんごいことになっているとか。
そりゃそうだよね。なんてったって嵐さんだもん。堂々のステージだった。
綾瀬はるかさんはかなり肝の据わった女優さんだと思う
急に何をとお思いだろう。私は 綾瀬はるかさん もずっと前から好きなのだ。
比較などして申し訳ないが、今まで「肝の据わった女優」といえば、私の中では仲間由紀恵さんだった。が、もうほぼ同率一位である。
上の話はあくまで紅白司会のことである。女優業となれば誰にも甲乙はつけられない。
その女優業でもっとも私が魅力を感じたのはこちら!
NHKで放送された『精霊の守り人』全部観た。3部作でシーズンの間が一年くらい空くという、とんでもない勿体ぶりつけシリーズだったが、耐えて耐えて待ち続けた。
綾瀬はるかさん演じるバルサの短槍での殺陣は本当に凄い。真木よう子さん演じるシハナもめちゃくちゃ強くてカッコいい。
また、バルサの育ての親となったジグロこと吉川晃司さんの殺陣には鳥肌が立った。スピード感と迫力に圧倒されっぱなし。言うこともいちいち深くて、もうカッコいいどころでないあるよ。
『西郷どん』前の鈴木亮平さんのヒュウゴも、謎に満ちていて敵か味方かハラハラするし、もちろん強くてクールだ(しかも痩せているあるよ)。
すまぬ、朝まで書き続けそうなのでちょっとふざけた。次へ進む。
ビートたけしさんのド緊張ぶり、あそこまでのは久々
まずは歌唱からいこう。
たけしさん、緊張し過ぎ。
声は予想したよりは枯れていなかった。
でもピッチがあそこまでズレて、後半もあんなに走るとは。
あれでわかっていただけただろうか。たけしさんは実はあがり症なのである。
「たけしって歌下手だな」ってたくさんの人に思われただろうなあ。まあ、たいした問題でもないんだろうけど。
えー、前回の記事では「殿」連発だったのだが、これからはちゃんと名前を書くことにする。
そしてまた宣伝。こっちは上手だよ。
下は菅田将暉さんと桐谷健太さんによる『浅草キッド』。ジャケットがキッズリターンっぽいのもいいね!
で、表彰状のところ。ブッ込めたのは「闇営業」くらいだったけど、まあまあ笑いはとれたのではないだろうか。
思い出すのは「笑っていいとも」最終週に出た時のタモリさんへの表彰状。あれは凄かった。長いけどネタが多くて次から次へと……思わず絵葉書を書きたくなるね。
たけしの表彰状ネタは絶品!
って。野鳥の会は内村さんが一生懸命ツッコんでくれてどうにかなった。すっかり油断してたから出オチにはなったけどもさあ、NHKさん?
いや、もう何も言うまい。
まとめ
まとまるかっての。
とにかく、たけしさんが出演するというので文句を言いながらも観た紅白歌合戦。結果的には観てよかったと思う。
竹内まりやさん、松任谷由実さん、松田聖子さんなど、まだまだ言及したい人はいるのだが、そうなると今日中に投稿できない。
一つだけ。
時代が変わったとはっきりわかった。サザンもドリカムもいないし、VTR多様で時間調節しやすくなっている。
今年はヒット曲が不作と聞いた。それならもうスッパリ若手中心にしてしまった方がいい。言うまでもなくNHKはシフトチェンジを図っているようだけど。
もう彼らの時代になっていると思った。紅白を観たくらいで大袈裟かもしれないが、若い世代は私たちが心配するほどヤワではない。
私はこれまで、今の時代に不安を感じさせたまま、若い世代にバトンを渡すのはしのびない。私たちおばちゃんおじちゃん世代で、彼らが希望を持てる社会にできないかと、何度かブログで叫んできた。
もちろん、その努力の継続は必要である。
しかし、この時代しか知らずに育ってきた彼らだからこそ、私たちよりずっと上手に時代を作っていけると思った。現役でありつつも、託せるものは早めに託していこう。彼らのために、そして自分のために。
申し訳ない、話が少し大きくなってしまった。
久々に観た紅白歌合戦は私の気持ちに確実に何かを残したのだろう。
自分自身の話は次回以降に。
それではまた。
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