最低な介護だったどん底の私と書いているうちに復活した私
疲れた。
どん底。
書いて気持ちを落ち着けよう。
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トイレ・テレビ・ご飯……うつ状態のどん底に追い打ち
目が覚めて起きたくない状態には慣れた。
なんでか右手だけがガクガクと震える。
起き上がるまでの精神的苦痛。
これを思うと、やはりサインバルタは夜に飲んだ方がいいのか? なんて考えが浮かぶ。
2カプセル飲んでいるので朝夕に分割することも可能なのだろうか。
次の通院時に確認してみよう。
やっと起き上がれたのは昼過ぎ。
低空飛行なんてもんじゃない。
離陸すらしていない。
とにかく1階に下り、まずトイレへ。
ハイ、派手にやらかしてくれてましたよ。
綺麗にしないとまず私が使えないわけで。
朝一でこれかよと思いつつも綺麗にしましたよ。
離陸前どころか地面にめり込んだ気分。
ひと仕事終えてキッチンの方へ。
父と短い会話をしたけど内容は憶えていない。
ただトイレの件で自覚があったのか、いつもの質問攻撃はなかった。
「なんかお腹の調子が……」と言い訳のように言い、布団に潜り込む父。
テレビをつけてやろうとするが、リモコンをどう操作しても映らない。
うちはケーブルテレビのため、2つのリモコンがある。
1つは電源を入れるだけでいいのだが、どうやら父があちこち押しまくった様子。
いつもならすぐ直せるのに頭が働かない。
どこをどうしても画面が映らない。
諦めた。
流し台を見るとご飯茶碗が2つある。
嫌な予感。
ジャーを開けたら中が空っぽだった。
保温にしたままで。
2人で2食食べるには十分な量のご飯があったはず。
昼まで起きてこなかった私も悪いが、そりゃお腹の調子も悪かろう。
よく食べられたものだと感心する。
それよりも、である。私が食べるご飯がない。
一応、父に食事したいか尋ねてみるが「まだいい」との返事。
当たり前だ。
はあ……私はどうするか……と米を研ぎながら考える。
最短で炊き上がるまで約2時間。待つのは不可能だ。
とにかく朝は炭水化物を摂らないと具合が悪くなる。
お粥ならご飯ほど時間をかけずに作れるが、そんな体力はない。
もっと早く食べられる炭水化物、今は袋入りのラーメンしかなかった。
でも2分半煮ればいいだけ。
1食目からラーメンは初だけど背に腹は代えられない。
早く食べて薬を飲まないと。
食べた。
多かった。
2食目ならまだよかったが、私には苦行のような量。
でも美味しかった。
ようやくサインバルタ40mg、モサプリド、アルプラゾラムを飲む。
直後に食べ過ぎ後の予想通りの胃痛。モサプリドの出番である。
身体を丸めて痛みが治まるのを待つ。
本当に何をしてるんだか……。
うつ状態は変わらない。
内容は憶えていなくても父に刺々しい返事をした気がする。
胃痛がくるとわかっていて食べ過ぎた。
テレビをつけてあげられなかった。
ご飯が食べたかった。
いろんな思いが渦巻いて整理がつかない。
整理できるほど頭が働いていない。
父にしてあげなければならないことで、何か重要なことを忘れている気がするのに、さっぱり思いつかなかった。
痛みが去り、ようやく父の様子を見に下へ。
テレビもどうにかしたい。
父がキッチンを歩いていた。
口をもぐもぐさせている。
食べ物など出していなかったのに……意識する前に言葉が出ていた。
「何食べてんのっ⁉」
タイマーをセットしていた電子ジャーはご飯を炊き始めたばかり。
でもご飯を盛るヘラの位置が変わっている。まだ生の米を口にしたのか?
私の顔には感情が出てしまっていたらしい。
咎められていると感じた父は逆ギレ。
「何だっていがべじゃ!」(何だっていいだろう!)
目つきを見ても深追いしない方が無難な気配。
もちろん、こっちにも面倒臭いという気持ちがあった。
介護うつもまだ飼い慣らしていないのに、互いに感情的になって言い争いをしても良い結果にはならない。
すぐに話題を逸らした。
テレビのことはもう忘れていた。
また部屋に戻ってひとりになり、ホッと息をつく。
やはり無理だ。
介護(看護)なんてもう。
何年もそう思ってきたが、どうせその日がやってくればまたやるのだろう。
サインバルタで楽になるかと期待したものの、そう簡単にはいかないようだ。
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その後、どん底を抜け出してからの私
抜け出したー!
抜け出せたぞーみんなー!
書き始めた時は動悸がしていて、身体中がまた謎の熱に包まれていた。
でももう今は落ち着いたよ。
やはりブログの力、書く力って凄い。
兄弟が帰って来てから約2時間かな?
まだ顔も見てないし「おかえり」も言ってないから、後で下へ行って今日の報告をするつもり。
ってさ、こういう風に気分が復活すると、また次もできるんじゃないかって思っちゃうんだよね。
もう無理だって本気で思ったのは私。
まだできそうな気になっているのも私。
面倒臭いねえ、うつ病って。
でも確かに言えるのは、父と2人の時の私は「もう無理だ」の方だということ。
うつ状態が最悪な……いや、最悪な状態はまだ先にあるはずだ。
どん底も、本当の「底」ではないだろう。
これが私の「介護うつ」。
介護を終えたからといってすぐに治るものではないよ。
「うつ病」なのだから。
しょうがないよね、ここまで来たら治療を続けるしかない。
放棄できたらどんなに楽か(半分放棄してるけど)。
昨夜は前回の更新の後に、不安定な気持ちを言葉にして記録しようと思っていた。
でもやめた。
お友だちが気持ちを和ませてくれたから。
不安定な言葉を吹き飛ばしてくれたから。
ありがとうね、マイフレンド。
世間は3連休だね。
皆さん、事故のないよう気をつけて十分楽しんでね。
それではまた。
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